主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
C62が走った日
先日の日記で、
以前、衝動で定期購読をしていた
”週刊C62を作る”がひとまず完成したこと、
テスト作動をしたことをお伝えしました。
その折、
【 しっかり組み立てていれば、動力伝達のシリコンチューブに不足はない 】
という表現をしました。
そのチューブが、早速切れました(笑
赤い矢印の先に、亀裂が入っています。
『早速言っている事が違うじゃないか』とお思いの諸兄もおいでかと存じます。
ですが、これには明確な理由がありまして。
”しっかり組んでいれば問題ない”と申し上げた事は偽り無く、
それ即ち、
”設計時の想定通りに組み立てて、想定通りに遊ぶのには問題ない”のです。
まずはコレをご覧下さい。
・・・走らせてみたくなっちゃったんですよね~ヽ(´ー`)ノ
しかも、前進も後退もさせてみたくなっちゃったのです( ̄ー ̄)
当然、”そのようには作られていない”ので、切れたという訳です。
元来は順方向に、動輪3つとリンクロッド類を、浮いた状態で動かすのが想定範囲。
機関車と石炭車で10kgはありそうなものを、動かす事など考えられてはいません。
しかも、前進・後退という動作が加わることで、力の方向も完全に入れ替わるので
何度も何度も負荷が掛かり続けた結果、シリコンチューブが疲労したようです。
駆動チューブが一因には、動いたのが嬉しくて何十回も動かして遊んだ自分もあります(笑
刊行物付録のコントロールユニットからモーターに入力されていた電圧は
計ってみたところ、単純に9.3V程度が直流モーターに印加され続けていただけで
なんの変化もない単純な出力であったので、
外部からボリュームコントロールのDC入力を別系統で引き入れることにしました。
これで、いくら動かしても電池切れは起こりませんし
ボリューム調整で、回転数も、回転方向も変えられるので非常に楽しめます。
動力の入力は、石炭車の後部から直流のラインを入れ、
石炭口から連結部を経由して、モーターに直接入れています。
所謂”ひも付き”ですが、我が屋は狭いので特に不自由は無さそうです。
そのうち気になったら、Nゲージのようにレールに電気を流す事も考えてみます。
尚、切れたシリコンチューブジョイントの代わりには
ネット検索して出てきた、ドイツ製のユニバーサルジョイントを注文しました。
商品代金と送料が同じぐらい掛かっていますが、田舎で足を使って探すより合理的です。
今は生活範囲に東急ハンズがあるような便利な場所在住ではないので仕方ありません。
それにしても、本当に便利な時代ですよね。しみじみと思いました。
最後に今更ですが私、鉄道マニアでもなんでもありません。
メカとして、蒸気機関の究極の形であり、今や消滅しつつあるSLは大好きですし
鉄道博物館なども是非行ってみたい場所ではありますが、
形式名などを挙げて、「○○系は云々…」みたいな気性では全くもってありません。
寧ろそういう雰囲気には、かなり距離を置いてしまう性分です。
鉄道マニアックな方々とは少々ノリが違う分、
多分に適当な所が散見される事と存じますが、御容赦くださいませ(笑
私の、バイクや様々な事象に対する興味と同じで、
”それでしか得られない素敵な体験をもたらしてくれるツールとしての魅力”
”人の叡知が作り出した、今までの理解を超える技術としての興味”
が前提にあってこそ成り立つものです。