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秋の匂いがしてきましたね。

 いやはや。この10/12-4は連休でしたね。
盆も夏休みもない生活だった私もいよいよ耐えかねて(笑)夏季休暇を取得!この週末まで東北をめぐっておりました。

 とはいえ、これ例年夏に行っている親孝行を兼ねてのお出かけ。
自走でゆくにはゆくのですが残念ながらオートバイではなく四輪なのです。
今年は仕事方面がそれどころではなくすっかり遅くなりこの晩夏の時期になりました。


 というわけで。細かな話はとても書き切れませんが、心に響いたいくつかを紹介。
そうですね・・・今回もひとまずつらつらとしたスタイルで失礼させていただきましょうか。

 導入の往路は千葉から山形は上山市まで直行し、例年お邪魔している大変お気に入りの蔵王のペンションにお伺いしたあとは、
市内のこれまたお洒落でお気に入りの洋食屋さんでランチを楽しみ。
その流れで市内のリナワールドなる少々なつかしい遊園地にゆこうとしたものの雨が降り始めたので、南下するついでに米沢へ。といった感じ。

 当blogの影響力のなさはさておき(笑)
お気に入りのペンションは人気になりすぎてご迷惑をおかけしても困りますし、許可もとっておりませんので敢えて細かくは書きませんが、
ひとことで申すならば極めてお人柄のよい素敵なオーナー様ご一家の営まれる暖かい宿。ライダーフレンドリーなのも魅力の場所です。

 話はそこから進んで一泊したあと。画像は上山市内の洋食屋さんにてランチの時のもの。


 限定のえびフライランチとポークステーキをいただきました。

 その後は雨を避ける形で街道を南下し米沢へ。


 訪れてみたかった上杉神社に到着。
謙信公の旗印といえば毘沙門の『毘』ですが、これはもう一方の『龍』ですね。


 境内というか米沢城の本丸の中には数々の史跡が点在しています。
この極めて日本的精神論・・・基、大切な考え方。私は大好きです。
有名な上杉鷹山公のお言葉ですが、飢饉も含めた多くの危難に際し人を育て盛り立てることで事を成した偉人。
結局組織は人ありきですね。ナセルはアラブの大統領なんです。


 残念ながらこの時、境内の宝物殿は臨時休館でしたが米沢城お堀ちかくの米沢市上杉博物館へ足を延ばします。


 インドカレーが目印。このお店目立ちすぎでしょ。

 この時の展示は『特別展 上杉氏と 鷹と馬』だったのですが・・・




 そりゃ私もこんな顔になりますよ。まさかの企画展は展示替えで拝見できず。

 学がかなり足りないものでこの赤頭の面がなにの場面なのか判りませんが。感情は多分同じでしょう。
ただ、常設展も含め非常に素晴らしい展示の数々で特別展がなくてもとても楽しめました。

 なにより大きかったのはかの、『洛中洛外図屏風(上杉本・国宝)』を目の当たりにできたこと。
世に数ある洛中洛外図がどのようなものかは存在自体はみなさん中学校あたりで習ってなんとなくイメージがおありかと思いますゆえ割愛しますが、
織田信長がある種政治的な思惑をもって上杉謙信に贈った、
当初は足利義輝が書かせた狩野永徳の手によるとされる六曲一双のもので、この屏風の私のお勧めはズバリ左隻の4扇の部分。
上杉謙信に上洛を求めたという足利義輝公のこの屏風への思いや、その義輝(公方様)の邸宅近くの輿の貴人が謙信であること、
その上方には遊郭やさらに正月の古式の門松、蹴鞠の宗家だという飛鳥井家(現在の白峯神社)の話が描かれていることなど実に興味深いお話を伺えました。
「いろいろな説がありますけれど」と穏やかに笑っていらした学芸員さんかな・・・の仰せでしたが歴史に思いを馳せるのはとても楽しいことです。

 時間が許さず、本丸内の祠堂から移されたという謙信公も眠る米沢藩の御廟所には伺えませんでしたがそれはまた次回に。
いずれにせよ米沢は非常によい土地でした。


 そこからは急ぎ足で街道を抜けて南下し喜多方-そして会津若松へ。
会津も実は大好きな土地でして、嘗て鶴ヶ城や栄螺堂、飯盛山の白虎隊記念館など伺ったことがあります。


 夜の会津では土地の居酒屋に繰り出してしこたま飲みつつ。
人っ子ひとり歩いていないのに驚きましたが、お店自体は活気のある飲み屋さんでしっかり楽しみました。

 翌朝はまだ訪れたことがなかった会津藩は日新館へ。


 現代日本の教育の礎といっても過言ではないような非常に先進的だった仕組みの会津藩校ですが、
小学校から大学まで備えた、文武両道であり人としての作法までも行き届いた歴史に大きな影響を与えた存在です。

 とはいえ今時分はよくも悪くも多様性の社会。
個々人でいろいろな捉え方はおありかと思いますが、ここは儒学-儒教から来る朱子学の世界。
江戸時代から続く日本人的道徳、美徳の根源はそのあたりにあることは否定できない事実でしょう。
もし私から申す事があるとすれば、仁義禮智信忠考悌敬の九徳を旨とすることは決して間違ったことなどではなく。


 こういうことを子供時代に親や祖父母から習いよく考えて育った子供は、
きっと大人になっても正しく生きているのではなかろうかと思うばかりです。


 しかし美しい場所だなあ。
素晴らしい情景とともに実際は人の数だけ存在する思想の大きな流れに触れつつ。
文武の『武』の部分も見て回りました。


 日本最古の水練場(プール)。


 そんな水練場も今は鯉のみんなが頑張っているようです。
ついエサを買ってしまいましたが、生き様が真剣でとてもかわいいです。

 校内の歩みを進めていると。


 きましたよこれ!!
20代から著しく肥えた士道不覚悟な私でもできそうな鍛錬があるじゃないですか!
実は若かりし頃、空手・柔道・弓道と嗜んでおりましてね。(※注:争うのに向かない性格でしたのでどれも中途半端)
その中でも弓道だけは毛色が違い、比較的己との戦いの世界でしたのでよく馴染んだ記憶があります。

 建物に入ると係のご婦人と部長と呼ばれておいでの落ち着いた男性が対応して下さり、
「いやぁ。30年ぶりなのでなんとも・・・」とお伝えしたうえで和弓をお借りして5射させていただきました。
聞くと、一般のお客さんには矢のガイド金具付きの、軽く女性でも簡単に引ける寸詰めの弓を貸し出されているそうですが、
30年ぶりでも経験者ならば並寸で比較的強い弓を貸していただけるとのことでありがたい限りです。
(とはいえ体感では引く力は12kgぐらいかな?軽いことは軽い弓でしたが矢を飛ばすには足ります)

 当然作法はガチャガチャですし、今や腹を気にしてひっこめたら顔が出る(ついでに眼鏡も飛ぶ)始末ではありますが、
射法八節が五節ぐらいになりながら(笑)、先端ゴムの塊が取り付けられている鏑矢のようなものをなんとか五射。
コロナ禍で弽が使いまわせなくなったということで貸出がなく素手ながらも、
比較的ちゃんと飛んで的の1cm上まで寄せら褒めて頂きました。皆さん優しい!

 経験者ということもあってご婦人のご厚意で隣接する本式の12人立の近的場も見せて頂きましたが、
眼前に磐梯山を臨む最高のロケーションで今でも県大会や学生の合宿などで使用されているそうです。
しかし弓道は実に清々しいですね。ただ、狭い世界ですので近隣の協会の門戸が開いている様子もまるでなく。この先もやらず仕舞いかなあ。


 弓道でひと汗かいた後は再び『学』の施設へ。
現在の建物は戊辰戦争で消失したものを昭和62年に復元したものとのことですが、
唯一、かつての施設のまま残っているとの 『天文台』 に登ってみました。


 往時の姿が想起される壮観な眺めですね。


 蜻蛉さんが灯篭型の外灯にとまっていました。
まだまだ暑いものの、福島には千葉よりも一足早く秋がやってきているようです。


 会津も満喫したらば再び街道を南下。白河から日立へ入り今宵の宿へ。


 ホテル近くの割烹で地酒と美味しい料理をいただきました。


 海も近いこともあってか魚介も実に美味。
おいしさのあまり、雲丹入りのにぎり鮨も2回も注文してしまいました。


 深酒もそこそこに2時間ほど呑みすっきりと翌朝起床。
宿を後にしたらば太平洋沿いを東海村-鹿島方面へ。


 極めて高名な 『鹿島神宮』 にやって参りました。
ここも楼門が修復中だったりといろいろと残念な部分はあったのですが、
なにより秋の連休の中日ということで 人・人・人 の波。第三まである公営駐車場もご覧の大渋滞。
拝殿への賽銭待ちの行列は優に100mを超え、社務所や奥宮もご同様ですごいことになっていました。
 
 そういえばその列の横を、さながら高速の路肩走行のように追い越して割り込んだ家族が何組かいたなあ。
ここは神域ですから彼らの行いは当然すべて神様が見ています。その状況でカネだけ投げてカッコだけ祈ったところでなんの意味があろうか。
それ以前に子供の前で大人が、親がやることではないですよね。これもまた時代だなあ。


 気を取り直して進むと参道もこの感じ。
流石は日本の有名な神宮というと必ず名前が挙がるほどの鹿島神宮です。
東国でいえば『鹿島神宮・香取神宮・息栖神社』が非常に高名で、江戸時代などはかのお伊勢さんとセットで詣でていた歴史もあるようです。


 鹿島神宮といえば御祭神は『武甕槌大神(タケミカヅチ)』武道の神様です。
踏んでいるのは大地震を起こす鯰。この石碑の奥には要石が祀られていました。


 奥宮についてはかの徳川家康の奉納だとかで、
それは私の第二の地元である静岡は富士宮の富士山本宮浅間大社の複数の社殿と同じです。
いずれにせよ連綿と続く歴史の深さと、徳川の影響力の強さを感じずにはいられませんね。

 そういえばもう一つ有名なのが鹿島神宮は犬の立ち入り厳禁ということ。
時代なりに盲導犬などは特例で認められたようですが、理由は神使である鹿を守るため。


 この鹿さん、猛烈にかわいらしい声で鳴いておいででした。さすが神様の使いです。


 そんなこんなで今回の旅も終わりつつあります。
鹿島神宮からは一般道と圏央道を通り千葉市周辺の渋滞を回避し家路へ。


 この旅の走行距離は最終的に『971.1km』でした。
昨年の大間ゆきに比べると然程でもありませんが、下道も多く3泊4日の短い日程ながらしっかりと走りました。

 要所要所の宿の予約以外はいつも通りできる限り計画性を持たず相談しながらの旅でしたが、
図らずも歴史や文化、自然とよく触れることができた晩夏の素敵な旅行でした。

 東北はどこもよいところですので、もしまだお出でではない皆様もぜひ訪れてみてくださいませ♪

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乗るしかない(乗ってない)この流れに! ~ スマートディスプレイ導入 ~ <CBR600RRカスタム25>

 いやはやなんとも。この夏は過酷でした。
世間様は期明けのタイミングとなりますが、勤勉なる皆さまにおかれましては激務も明けていまごろ如何お過ごしでしょうか。
私などは世にいう中間管理職の悲哀そのままで現在進行形で荒れておりますが(笑)それでも季節は巡ってゆくもの。
10月に入りまだまだ夏日が記録されていることには些かの違和感はありますが、お天道様はいつも勝手です。

 さてさて。この2か月はとくに夏休みも盆休みもなくここまで参りましたが、
ただただ働いたわけではなく週末にはちょこちょことオートバイを弄ったりしておりました。
今日はそんな遊びの中から、ここ数年そして特にに今年あたりから盛り上がってきた感のある【 スマートモニター 】のお話です。
デバイスの性格としては ”スマホと繋げて各種機能が使える車載モニター ”というもので、
軸となるソフトウェアは 【 Android Auto 】と【 Apple CarPlay 】となります。


 これ、元々は四輪で従来のカーナビに置き換わる形で普及してきた背景がありますが、
当初は有線接続だったものがある意味当然の流れとしてWi-Fi接続になったあたりで普及が加速。
今や新車販売では据え置きのオーディオではなくディスプレイオーディオ(スマートモニター)が標準だとか。
構造的に据え置きよりかなり安くできることもありますし、スマホを持たないことはほぼありえない時代ですからこれも必然ですね。

 他方、二輪については事情が少々異なりまして、
スマホの普及以来、世のライダーの多くがスマホをハンドルなどにマウンタ経由で取り付けて走っていたのですが、
オートバイの魅力の一部でもあるエンジンの振動や、直射日光に曝されることで肝心のスマホが故障する原因に。
更にはそもそもスマホを取り付けたまま車両を離れることなどできないわけで付け外しなど大変不便な状態でした。

 そこに登場したのがこの手のスマートモニター。
四輪のディスプレイオーディオに比べると付加価値的な機能はシンプルではあるものの、
生活の生命線でもあるスマホの故障や盗難などのリスクをなくすことは非常に魅力的だったのでしょう。
最近は出先などでもスマートモニターを取り付けているライダーさんをよく見るようになりました。


 ただ。私は別にスマホを取り付けていませんでしたし、ナビ代わりに使うこともありませんで。
そもそもデータ通信依存で動作するしかないスマホに頼ること自体正直ナンセンスだと考えておりました。
それゆえにCBRにも南海部品のナビをつけて走っていたのですが結局ナビもほぼ使わず(笑)
ならばと単にデバイスとして興味があったスマートモニターに手を出してみることにいたしました。


 ここで大切なお話。日本でこの手の電波を発するものを使うにはルールを守る必要があります。
ことスマートモニター界隈でもBlueToothとWi-Fi(無線LAN)を利用するわけですが約束ごとはあります。
ただ、それも普及度合いなど状況とともに変わる性格ものでもあり、すでに各所で語り尽くされていますのでシンプルに書きますと、
オートバイ用途では【技術基準適合証明】と【特定周波数に於ける動的電波干渉防止技術】それぞれが必要です。

 ひところバイク用品開発-販売の大手さんが、
そんな大切な部分をまさかの見落としで発売が大幅に延期されて商機を逃したことがニュースになりましたが、
オートバイで使う=屋外で使うことになるわけで、電波という限られたリソースを皆が困らないように使うのはとても大切なことです。


 ということで私のお財布の許す範囲で安い中華製(笑)を購入。

 実売15,000円の価格帯のもので、6.5inchモニタモデル。

 内容物はシンプルにモニタと電源と有線リモコンと樹脂製の安っぽいハンドルマウント。
適当にステーを拵えて早速取り付けみた!のです。

 当blogではおなじみのありあわせで雑なつくりのステー(笑)
(ステムホールマウント取付で100mmマルチバーを一部に使用しました)
回転軸は2軸で上下左右動きます。鍵の抜き差しも問題ないように動くようにしてあります。

 まあこんな感じですね。

 付属のハンドルバー取付タイプのリモコンはこちらに。
CBR600RRのハンドルにそのようなスペースはありませんので自作ステーに留めてあります。
このリモコンはたとえスマホ対応のグローブであっても画面操作の覚束ない、ライダーには大変便利なものです。

 キーとのクリアランスはこんな感じに。抜き差しにも問題ありません。

 別に普通に使うだけならば態々ステーなど作らなくても、
ステムホールに直接マルチバーを装着しそこに付属の樹脂ステー経由で取りつけてもいいですし、
RAMマウントに代表されるボールジョイント+多関節アームで取り付けてもいいのですが、
その取付ですと前傾姿勢で乗るタイプのオートバイにはひたすら邪魔なんですよね。見た目的にも非常によろしくないですし。
この雑な作りのステーをでっちあげた最大の目的は ”とにかく下方向に追い込みたかった” からです。

 余談ですが写真は従来の姿。左ハンドルの奥には今までナビがあったスペースがあるのですが、
今回6.25inchのワイドモニターになったことで横にはみ出ること、
そもそも何等かの操作をするには遠すぎたこと(ナビは設定したら基本的に触りません)もあって手前に持ってくることにしました。

 『うーん。接続も早いし画面も綺麗で信じられないぐらい安い!量産効果ってすごい!いい時代だ!』

 ・・・と?接続が早い???それってもしかして。ということでまさかの違法商品でした。
ネット通販のページの説明では明確に 【 日本の技適取得済み 】と書いてあったんですれど。
本体にもパッケージにも起動後のシステム上にも技適の情報はなく、すぐに繋がるということはDFSもなし。
設定を一通り見てみましたがその手の機能のON/OFF切り替えもありませんでした。

 そこでカタコトの英語でサポートに聞いてみたのですが「技適はXX-XXXです!」 ⇒TELECで検索するも該当なし。
本当に大丈夫なのか?DFSはどうなのか?と問うても「大丈夫です安心してください!!」で要領を得ません。

 哀れ。この商品は使えませんので返品させて頂くことにしました。
普段はまず返品などせず自己責任に違いないので泣き寝入りするタイプなのですが流石にこれは。ということで。
この6.25inchのモデルは中華あるあるで製造元が同一らしく、実にたくさんの類似品が販売されていますが、
改めて調べてみるとどれも大体同じような状況のようで、あっても技適の認証だけが関の山ようですね。
電波法の責任は製造者ではなく使用者にかかるものですから、値段に釣られて買うと後々取り締まりを受けかねません。

 ちなみに返品の際にもその旨を伝えたところ「専門のコンプラ部署に伝えました!」とのことでしたが、
そこから2週間ほど経った現在も普通に販売されているあたり、販売者に責任がないことを承知の上で商売をしているようです。

 

 と。ここで終わっては流石に寝覚めが悪い。
こと遵法関連でいうと5~8万円クラスの日本企業が企画ないしは共同販売している確実なものを購入するのが一番ではありますが、
値段なりにそれなりに質も高いものの些か高価すぎる感はあります。
続いて考慮の対象となるのは最近(2024年夏頃)販売が開始された日本企業の4万円台のもの。
これは中身が中華の2万円クラスのものをカスタマイズして適法化させたものの印象。一部はバイク用品店などでの販売も。

 とりあえずここまでが間違いなく確実なもの。
当初はその4万円クラスのものを買おうとしたのですが、皆考えることは同じなのか一晩寝て朝に買おうと思ったら売り切れで(笑)
諦めきれず引き続き探していたら30,000円クラスのものにスマートモニタ以外の一通りの機能も網羅しつつ、
技適もDFSも対応していると明記されている商品があるじゃないですか!となれば行くしかない!ということで購入(実は半信半疑)。

 なんとなくパッケージ写真の姿が最初のものと似ている気がしますが筐体のデザインは若干違うようですね。では開封。

 値段がたった一万円上がっただけでものすごく付属品が増えた気がします。
なんと【前後カメラ】【空気圧センサ】【リモコン】【多関節マウント】【工具とネジキット】まで含まれています。

 多機能なりに本体から出ているケーブルは多めですが、
コネクタの接続部は防水且つ金属タイプだったりして全体的に質感は悪くありません。
背面ヒートシンクもアルミ製のようでちゃんとしています。最初に買って返品となったものは樹脂製の飾りに見えました。

 肝心の技適も明記あり。このモデルは総務省のページでもちゃんと検索にヒットしました。

 そして実は一番関心したのはこれ。アルミ製の非常に高級そうなマウントがついていました。
先述のように私はこれを使わないのですが、専用の巾着も付属していて単体で買ったらそれなりに高そうなものです。


 ここで。今回は流石に取り付けてから返品になるのは面倒すぎますので、
まずは各種動作確認がてら例のDFSをチェックしておきましょう。

 通電はもちろんOK。タイヤに取り付けていませんのでエラーは出ますが空気圧センサの認識もOK。
その他電圧の検出や前後カメラの表示と切り替え、リモコンの動作なども一通り問題ないようです。
そして一番気になっていた点『よしよし。接続まで1分以上かかるぞ。』ということでどうやらDFSも動作している模様です。

 一般にすぐに繋がるに越したことはないのですが、
DFSが動作している=他の優先される基地局が使用していないか確認したうえで繋いでいるということで電波法上必要な時間です。
明確に1分のCACらしい動作が走ってから接続されているので”見かけ”はOK。
ただ帯域は目で見えませんしメニューにも例によってその手の設定はないので念のためメーカーに聴いてみたところ、
「手動での設定はできませんが自動でW56 DFSが動作します」とのことでした。
そもそも5GHz帯もW52については緩和されたとはいえ事実上一般利用不可。W53はそもそもNG。2.4GHzは干渉が多すぎて使い物にならず。
ということで結局W56のDFSの1択であることから、そのように動いていれば何ら問題はありません。

 そういえば無線LANの世界ではWi-Fi 6Eが近年制式化されていますがそこの対応モデルもあるのかしら。
VLPのみとの指定ですがそこがNGでスマートモニターがないのか?と思ったところで『そういやうちのスマホが対応してないわ』と一人で苦笑い^^;


 というわけで動作はOK。
法律も目に見えていませんがOK(注:メーカーを信じます。どうしても気になれば追ってスマホアプリのアナライザ辺りで確認しよう)ということで。
気を取り直して早速取り付けてゆきましょう!ここは機能が多機能化したとはいえ2回目ですので事前の配線もあり然程手間はありません。
ただ、同じような取付では芸がないということでステーについては色々工作してみました。

1.返品となった初回スマートモニタ用に作ったもの。
※DAYTONAのマルチバー(ショート100mm)+ステムマウントキット(φ13~14)+アルミ板2mm加工品

 これでも良かったのですが、
スマートモニターの有線リモコンの取り付けタイプも変わり、ステー自体が既製品との組み合わせで無理やり感もありましたので別途作成へ。

2.ステムマウントキット(φ13~14)+アルミ板2mm加工品

 先述の”邪魔だから”という理由で、高さ方向を最大限追い込むとこうなるのですがまだ不満。
というのも、そもそもこのデイトナのステムマウントキットが自体不満でして、
画像のようにボルトを締め上げることでアルミの筒がズレてステアリングステム内壁に押し付けられて留める構造なのですが、
これがまたどんなに締めても回転方向にはよく緩むんです。
中でゴムプラグが広がるタイプのほうが固定には確実ですがあれも劣化がなあということでもう一考。

3.アルミ板3mm加工ベース+アルミ板2mm加工マウント

 家内制手工業なのでどうしても見た目は悪いのはさておき(笑)
これで前後・左右の2つの回転軸がステムなどに依存せず独立したため、取付物の動き起因での緩みの懸念はほぼなくなりました。
余談ですがプライヤーや鋸などの完全な手作業では、アルミとはいえ(種類にもよりますが)3mm厚の金属板を正しく加工するにはハードルが高く、
やったところで曲げた段階で歪み放題。そもそも切るのすら一苦労っていうことで今まで2mm厚をメインに使っておりました。
が、ここ最近の作業でかなり昔ダイクマで買った安物の万力を使って失敗を繰り返すのもいい加減疲れたので、
ちょっと高いがまだまだ安い万力とメタルブレーキアタッチメントを買いました。
そのおかげで精度は依然期待できないレベルなものの、3mm厚のアルミぐらいならばある程度狙ったように曲げ加工をすることができるようになりました。
つくづく思うのはプロが使う工作機械とノウハウは凄いですね。とはいえ私のおもちゃ工具とは価格が2桁も3桁も違う機械でのことですから比べるだけ失礼です。

 ふと思い出しました。そういえば昔、PSPでこういうGPSアンテナありましたね。MAPLUS 3とかで使うやつ。

 尚、ベースの固定はCBR600RRの場合はHONDAのHESD(電子制御ステアリングダンパ)がトップブリッジ下にあり、
そのカバーを留めるM5のネジ穴がありましたのでそこを流用して共締めしています。
スマホより軽い程度のモニタですし特に破損や脱落の心配もありません。
なによりステムホールに依存しなくてよくなりましたのでメンタル的にもいいです。

 3種の工作物を比較。毎度お馴染みの”現物合わせ”ですしとくに深くは考えていないのがよくわかりますね。
ただ、使えりゃいいんですよこんなもん(笑) 他人様からお金を頂戴して売るわけじゃありませんから( ̄ー ̄)

 そして土日しか作業はできないので雨の降るなか屋外で塗装を強行の図。

 当然白被りしましたがね。使えりゃいいんですよ(2回目)。左の歪なものはリモコン用のステーです。
走行中にスロットルを握る手は放せませんので左手で簡単に押せる場所にある必要があります。

 それでは装着して通電!

 そのように作ったので当然ですがバッチリですね♪
画面はどこの販売品もソフトウェアが同じなのでしょうか、中華スマートモニターでよくみる見慣れたものです。
このモデルの場合、 前後空気圧/電圧/前後カメラ の表示と、AndroidAutoや Apple CarPlayの各種アイコンが表示されています。
因みに空気圧センサの精度はまずまずで、長年愛用のデジタル空気圧計と比べて0.1KPa程度低く出るだけでした。

 横から見るとこんな様子。白っぽくなっているのは雨の中塗装を強行しやらかしたからですが、
それはそれとして、ステムホール経由で市販品を組み合わせてやる ”よくある取り付け方” と比べ納まりを良くしてあります。
兎に角 【 前に&低く、メーターとの視線移動を最小限に 】がテーマですので現状これが最適解かと。
モニタについては前述の通り2軸を確保していますので、キーを挿すときは手前にクイっと上げれば挿すのも簡単。
前後の回転を前提とすることで本体を敢えてキーホール上付近に置くことで可能な限り視認性を上げつつ、前方向下側に追い込んであります。
また、本体下部のSDカードスロットにアクセスするときは左右に回転して奥に倒せば簡単にアクセスできます。無論ハンドルを切っても本体はタンクに干渉なし。

 背筋を直立して乗るような種類のオートバイならモニタ取付位置を上方向に位置を上げてもよいのですが、
この辺のモニタや補助デバイスの3次元的な取付位置は悩みどころですよね。ほんと。
CBR1000RR-Rみたいなスマートキーだとそもそも鍵を挿さないのでこの手の悩みはないのかもしれません。


 そうそう。結果として前後カメラのドラレコ付きのスマートモニターになったわけですが、
これに伴い機能が被るDAYTONAのM760Dは一旦撤去しました。
当初はスマートモニターはできるだけ単能のほうが故障時のリスク分散ができるなと考えていたのですが、
M760D自体は確かな商品なものの、致命的なレベルでプレビューのレスポンスが悪かったりソフト面に難を感じていました。

 その点、このモニターは最近の流行りでもある”ドラレコでありながら バックモニタ にもなる” のに充分なレスポンスがあり、
両腕でろくに見えないガッチガチのSSの場合、バックミラーの補助にもなります。(別途目視はしないといけませんよ)

 そこで問題になるのはカメラの取り付け位置。
ナンバー付近のリアカメラ設置は他にいい場所がないからそこでよいとして、フロントカメラの場所です。

 今までこの画像のようにメーターの上に取り付けていたのですが、なんとかならないかなあと散々悩みまして。
一旦次の画像の場所に移してみたのですが、結果としては大失敗でした(笑)

 CBR250RRみたいな余裕のあるデザインのカウルと違ってCBR600RRは本当に諸々追い込まれて作られているようで、
こんなにも不格好に外に逃がしてもまだコーナリング中などにフェンダーに干渉します。顎下も当然無理。
とはいえ純正ウィンカーみたいな出っ張りも嫌ですしウィングに取り付ける気にもなりません。
ということで最終的にアッパーカウル下の整流板に穴をあけまくっただけで以前と同じメーターの上に戻りました^^; 
整流板は高いものではありませんが強度的不安が残るのでまた買わねばです。


 さてさて。長くなりましたがこれで完成!
試しにひとっ走りしてみましたがスーマートモニター自体はよく考えられ普及しているAndroidAutoでありとくに不満なし。
6インチサイズの横長モニタも使い易いです。また、レスポンスも安物にありがちな遅延は感じませんでした。
ただ、GPSやジャイロはありませんので結局スマホ&ネット依存な点はクリアできませんからそこは念頭におく必要はあります。

 副次的効果としてはスマホを経由することで、B-COM(Bluetoothインカム)のチャンネルが1つ節約できたこと。
従来は インカムとスマホとナビとレーダー のうち2つのみが接続でき排他利用だったのが、
インカムとスマホ+スマートモニター(ナビを含む)とレーダーを同時に繋げられるようになりました。

 そして完成形。画像にはCBR600RRのロゴが見えていますが、
これはメーカーサポートに問い合わせたついでに起動画面のロゴの差し替えを教えてもらったため。
せっかくデジタルですからこの手の遊びはしておかないとですね♪


 最後におまけ。

 南海部品のナビは晴れてVTR250に流用となりました( ̄ー ̄)
多少は見づらいですがSW-MotechのPRO SPORTタンクバッグと同時利用ができるようにしています。
ステーについては敢えて可動をさせないようにしていますが、逆に収まりがよくなりよい感じです。

 そんなこんなで秋もいよいよ本番。
みなさまもデジタルデバイスを活用しつつ、よいツーリングライフをお過ごしくださいませm(__)m

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はやいものであれから3年ですか。 ~ CBR600RR初回車検 ~ <CBR600RRカスタム24>

 さてさて。世間様は本日8/18(日)が夏季休暇の最終日でしょうか。
私についてはまさにカレンダー通りでしたのでとくになにもありませんけれど、
ご休暇の皆様、とくに関東地方に在住の皆様は連休終盤の台風最接近でさぞ難儀されたものと存じます。
このところ猛暑に地震に台風にと大荒れですね。お見舞い申し上げます。

 とはいえお天道様の気まぐれと同じく時の流れもまた無情なもの。
私のメインのオートバイこと 2BL型 CBR600RR も2021/9月の新車購入から3年となり、いよいよ初回の車検の時期がやってまいりました。



 画像は強気な太陽が燦々と降り注ぐ昼下がりの小湊鐡道なるローカル線の鶴舞駅にて。車検完了の車体を受領した後のものです。
この手の大きなイベントの後に愛車を見ると、心なしかいつもより輝いてみえる気がしますね。費用は法定分込みで7万円ぐらいでした。
相場としては正規ディーラーでお願いするにしては安い感もありますが理由は明快。
日頃から自分で消耗品の類は交換と、その他諸々の点検をやっているからです。



 今回も車検で預ける前週までに遊びがてら整備をしておりました。
対象は 【 エンジンオイル・ブレーキフルード・ラジエータクーラント 】です。



 材料一式も購入。
手前の銀のパッケージはオムツに入っているのと同じ高分子ポリマーかな?有毒なクーラントをゴミとして廃棄するためのものです。
あとはお気に入りのHONDA G4と希釈済みクーラントと純正ドレンワッシャ、2輪用の高耐久ブレーキフルード。
とくにブレーキフルードについてはABSモジュレータのある今時のモデルですので普段とは違う析出し辛いという専用品にしました。


 モノさえ揃えばあとは作業のみ。
暑さだけが文字通り致命的な問題ではあるのですが(笑) それ以外はいたって普通のいつもの作業です。


 前後ブレーキフルードの入れ替え。
以前乗っていたCBR1000RRにもABSはありませんでしたので、実はABS付きのオートバイはこのCBR600RRが初です。
その意味でABSモジュレータとブレーキパイプ周辺の構造への理解が薄い部分があるにはあるのですが、
キャリパーのブリーダーボルトから負圧で十分な量を引きますので通常の油圧系はそれで問題はないかと思います。
(サービスマニュアルにもとくに従来のフルード交換以上の指定はありませんし、6km/h~10km/hの範囲でしかABSモジュレータのポンプモータは動作しません)
ということで気兼ねなく作業。まあこれはNSRの頃と変わりませんね。

 続いてラジエータのロングライフクーラント交換。
ラジエータキャップを外しシフトペダル近くとシリンダー下のドレンを外して排出。


 先の凝固剤でしっかり固めて処理します。


 クーラントのリザーバタンクも外して洗浄し、経路のエア抜き後は規定量まで入れてひと段落。
ちなみにクーランドは希釈済みのKUREのよくあるやつです。量産効果なのか、安くて買いやすい商品です。勿論問題などないお品物。


 フロントブレーキ系のブレーキフルードもすっきりクリアになりました。


 続いてはオイルですが、今回はフィルタ交換を行いません。
というのもこの1年で1000km程度しか走っておらず、1年前のオイル交換でフィルタ交換していますので流石に交換は不要。
オイルも1000kmごとにHONDA G4を投入するのも実に勿体ないのですが、昔から最低でも1年毎には換えていますので仕方なし。
乗らない自分が悪いだけですから反省ですね。そしてオイル交換については特段お伝えすることはないのでサクッと完了。

 そうそう、HONDAのリリースによるとエンジンオイルが2024/08/01から大幅値上げだそうで。
昨今はなにからなにまで値上げで嫌になっちゃいますね。
情報を知ったのは7/29でしたが、どうせ今後もCBR乗る限りは使うので2回分(6L)購入しておきました。


 最後にカウル取付と洗車をして準備完了。8/10頃にお世話になっているHONDA DREAMさんにお預けした次第。
その後お盆休みは挟みましたが、しっかりプロの目で診ていただいて問題なしとのお墨付きをいただきました。
とはいえ新車ローダウンパッケージを自分でノーマル戻ししたことで光軸が若干ずれていたそうで修正を頂いたこと、
あとはサボっていたチェーン張りぐらいは必要だったそうです。プロの整備は実にありがたいことです。


 画像は車両の受け取りの時のもの。
そうそう。車検を受けている間に自分の”足”については最近購入したVTR250があるにはあるのですが、
このDREAM店さんから自宅に帰る際の足がないということで代車をお願いしていました。

 日頃から四輪の代車は「オートマ怖いんです・・・」2輪の代車は「スクーター怖いんです・・・」が私のお願い事項(笑)ですが、
そうそう都合よく配車いただけるものでもなく。今まで四輪はオートマの軽かコンパクトカー。2輪はPCXやリード110?などをお借りしていました。
ところが今回、店員さんが気を利かせてくださったようでまさかの車両が!画像の隣にあるCBR250RRをお貸しいただきました♪


 このMC51型CBR250RR。まさに今時の250ccの最たるものといったモデルで気になっていたので非常に嬉しいです。
CBR600RRをお預けしたときの帰りこそ猛暑でそのまま自宅に直帰したのですが、
せっかく貸して頂いたので車検完了で受け取りに行く際に少々遠回りして山の中を経由して向かいました。


 MC51型 CBR250RR (黒ホイールのグラファイトブラック?ですので2021年型でしょうか)


 ご覧の通り近未来的デザインでありながらスラントノーズで非常~にカッコいいですね!

 走ったのは僅か60km程の市街地-山道ルートでしたが、
感想としては『250ccとはとても思えないぐらい速度の乗りもいいし凄いなあ』が一番強い印象。
モードは sport+/sport/comfort と電子制御バイクらしく3つありますが、
一通り試すも早々にsport+固定に。言うても最高42psですしとくに手強いことはありません。
加速感含め演出も目立ちますがとにかく不足なくて凄いです。

 続いての感想は
『なんか硬いというか突っ張る感じがあるな。』と『ブレーキ含む足回りは決してよくはないな・・・』でした。
このblogを御覧の方にオーナーさんがいらしたら大変失礼かとは思うのですが、
『80万もする割には今時の高コストに対するコストカットの苦労が随所に見える気がする』というのが正直な印象。
デザインやらスロットルバイワイヤなんかの電子装備に主にコストがかかっているんだろうなと思いました。

 あと、先述の通りパワーもその制御も不足はないのですが、回してもあんまり楽しいエンジンじゃない感も。
確かに力もあって速いのですが回してゆくと唸るような振動があり回すほど疲れます。
そこは吹け上がり方も含め並列2気筒の構造ゆえかなあ。盛り上がるといえばそうなのですが何故かV型のVTRのほうがむしろ上質です。

 あと、跨った第一印象は 『なにこれポジション猛烈に楽じゃん』 でしたね。
といっても ※CBR600RRとの当社比(笑) なのですが、当然CBR1000RRよりもNSRよりも断然楽です。
エンジンが前後に長いVTR250と大して変わらないぐらいで、非常に楽な姿勢であることは間違いないです。これは美点だなあ。


 そんな感じでお借りしたバイクをとっても楽しく乗らせて頂き本当に貴重な機会となりました♪
ついでに借りた車両の各所の印象なども紹介。


 これが心臓部。並列2気筒なのでとてもコンパクトです。
アシストスリッパークラッチ付きだったかと思いますがクラッチレバーの重さは同様構造のCBR600RRとほぼ変わりませんね。
クラッチの重さには油圧のCBR1000RRで慣れていましたしその前は強化スプリング入りのNSRの乾式が長かったので、アシスト付きの軽さにはいつも驚きます。




 マフラー回り。このガンダムみたいなのが純正ですから凄いです。かっこいい。
車体下には触媒があり、よくある”弁当箱”がここに入っているような感じですがそれをうまくデザインに変換しています。
ただ、こうなると社外マフラーに換えたいか?という欲求もあまりなさそうです。


 ブレーキ&フロントサスペンション回り。
細身の倒立フォークなのですが40年前のRZとかFZとかあのあたりの細さですが、きっと250にはこれがバランスがいいのでしょう。
気になったのはブレーキのほうで、CB250Rあたりがラジアルマウント(なのでリジッド)の4PODに対し、
CBR250RRはずっとずっと高価なのに昔ながらのピンスライドのもの。
後述のブレーキマスターも合わせて大分古めかしい作りなもので、この手のバイクで恐らく一番大事なブレーキ操作が楽しくありません。

 続いてハンドル回り。


 アジャスタもなにもない質素なレバーと、横押しのマスター。


 クラッチも似たようなものですね。私には遠かったです。


 ここのスロットルバイワイヤ関連は高そう!こういうところの一連の制御関連にコストを吸われたんでしょうね。


 トップブリッジ。現行はセパレートファンクションのBPFだったと思いますが私はセパレートしないほうが好きです。
なにやら昔のTLのロータリーダンパー思い出しますね。ただ、別に乗り心地は変わらない気がします。
この辺りの造形はやっぱりカッコいいですね。余談ですが取り付けられているスマホホルダが走行中にバリバリ共振してうるさかったです。


 そしてメーター。


 これも今やこの手の高めのカテゴリのオートバイはTFT液晶が主流ですのですこし古い感じ。
思えばもう7年もメジャーなモデルチェンジをしていないようですが、しなくても売れるからその必要はない?判断でしょうか。
とはいえそろそろ何か手が入ってもよさそうな気がします。

 と、エントリーモデルの売れ筋オートバイにつきネガな部分も見えるものではありましたが、
それでも 「カッコよければそれでいいじゃない♪」 な潔さも見えるとても興味深い車両でした。
個人的には 『令和の NS-1 やでこれは!(※似非関西弁』 という感じ。かっこよければいいんです。
また、例えば高速でツーリングにいくにも何ら不満のないパワーもありますし1台目がこれなら全く後悔はないでしょうね~。


 そんなこんなで代車のCBR250RRも満喫させていただき話は冒頭に戻ります。



 真夏のオートバイは疲れを感じたらこまめに木陰で休むのが大事。久々にミネラルウォーターで顔を洗いました。
しかしオートバイってほんとにいいものです。
帰路は代車のCBR250RRで往路にスイスイと山道を走ったルートと逆に帰ってきたのですが、CBR600RRはまさに上質な空飛ぶ絨毯。
こんなにも安心して乗れて思い通りに走ってくれるオートバイはなかなかないなと再認識しました。

 惜しむらくはライダー側の体力の問題だけだな・・・というのはおいといて。
いつか1000ccでこの手のパッケージ、そう。あのSC59が目指したような路線が戻ってきたらリッターをまた買うのもいいかもしれませんが、
2024年現在の私のベストバイクは間違いなくこの 2BL/8BL型 CBR600RRだと思う限りです。


 ともあれ週明けからまた夏後半。暑い世の中ですがどちらさまも楽しくやってゆきましょう~( ̄ー ̄)♪

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暑中お見舞い申し上げます


 しかしまあ暑いですね・・・。気が付いたらばもうお盆ですか。
世間様は夏季休暇中の向きが多いものとは存じますが、私などは変わらず暦通りの貧乏暇なしでございます。
歳を取ると親類関係も代替わりでいろいろ様子も変わりすっかり昔ほどの縁はありませんが、
往時はお盆といえば山梨の峡南地区の本家に集まり、富士川の河川敷の花火大会や煩悩の数だけある巨大な焚き上げに参加したりもしましたっけ。
今年は遠縁の不幸が4月にありましたので本来ならば新盆になるのでしょうが、本家があんまりでして特にお伺いの予定は立てませんでした。

 また、先の南海トラフ関連の大地震に被災された方、このところの全国的な豪雨被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
こと地震については静岡育ちの私としても常にすぐ隣にある危機でしたが、防ぎようがないからこそ心構えも含めた備えが大切。
有事の際にはその備えこそが極めて重要な明暗を分けますので引き続き意識的に気を付けて参りましょう。
とはいえ人間には構造上厄介なバイアスがありますから、兎にも角にも周囲との日頃の声掛けが大切ですね。


 と。挨拶ついでに先頃購入した夏用バイクの紹介などもひとつ。
NSR250Rを乗り継いでいたころは正直見向きもしなかった車種でしたが、
”オトナになるとわかる物事の良さ”という最たるものか、実に渋く今思うと良いバイクを買いました。VTR250です。



 比較対象には現行のCBやYAMAHA・SUZUKI・KAWASAKIなどもありましたが、
やっぱり細部を見ると過ぎ去りしオートバイブーム最盛期の品質にはどこか及ばず、結局VTRになりました。
ただ、生産終了している車種ですので選ぶのは慎重に。幸いにも埼玉あたりで出物がありましたので買いにゆきました。

 納車は6月末でしたが既にかなりのお小遣いをつぎ込んで(笑)  ”自分が楽しく乗るための”のカスタムを多数してあります。
それらはまた細々とお伝えできればと思います。ちなみに写真は本日 8/12(月)の房総半島の山奥にて。清々しいくらいの夏空です。

 ともあれまだまだひと昔前では考えられないような酷暑が続きますので、皆様もくれぐれもご自愛くださいませ。
また、目下お盆休みエンジョイ中の方は引き続きよい休日を( ̄ー ̄)♪

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今年の暑さ対策 2024夏。

 いやー暑い!というか熱いですね!!
世間様は梅雨も明けすっかり夏本番ですが『今年の猛暑おかしくないですか???』などと、
近年はもはや毎年の定型句のような形になっている感すらあります。

 そんな暑さもありめっきり筆も進まず、その原動力であるオートバイも進まずだった私めでしたけれども、
CBR600RRの初回車検、スイフトスポーツの1年点検などなどこの夏のイベントもあることもあり、
なんとなくblogの更新をしてみようという気分になりました。

 というわけでこの土日は四輪/二輪のディーラーさんに各種予約のためにお世話になってきたのですが、
それはそれとして。
じつは「この猛暑を乗り切るにはこれしかない!!!」となりましてオートバイを1台買いました(笑)
 

 さてここでクイズです。

【 問題:以下の画像のオートバイを買いました。さて車種はなんでしょうか。(ヒント:暑さ対策です) 】

 コンテンツの性質や頻度から今やこのblogにご期待を寄せて頂いているありがたい読者様も少ないものとはおもいますが、
一方的にクイズをお出ししたところで、またタイミングをみて更新してゆこうと思っております。

 ちなみにこのオートバイについてはよくblogに登場するNSR氏にこの週末ネタばらしを行いました。
というか100kmほど夕方から一緒にツーリングをしてきたのですがじつに素晴らしいオートバイで目論見通りでした♪
また、なんかこう・・・日中の猛暑も過ぎた夕方から友達とバイクで峠をスイスイ走ってくるあの感じ。若いころを思い出してじつに懐かしく愉快でしたね。

 blogを御覧の読者さまも異常気象に対する前向きな増車、おひとついかがですか( ̄ー ̄)?

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