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夕走り

 昼前まで激しく降った雨も上がり、
夕方にはすっかり路面も乾いてくるのと同時に
気温も夏らしく、じりじりと上がってきました。
 昼の雨という”打ち水”のお陰か
気温ほど暑苦しくもなく、実にいい感じです。

 すると思わず、夏の夕方の匂いを感じたくなりました。
RZのワイヤーロックを外し、
夕方に映えるメーター照明とポジションランプだけを点灯。
 軽くキックすると、久しぶりだというのに一発で
小気味よく「バランバラン」とパラレルツインの音が路地裏に響き渡ります。
ポジションランプの灯りが、排気煙に混じって柔らかです。
 
 
 程良く暖機も終え、
フルフェイスにプロテクタ入りグローブ、ライディングシューズと
いつもと同じお決まりの装備を身につけ、上だけ半袖のシャツ。
RZにちょいと乗るときは、これは私なりの流儀です。

 久々でもぐずらないエンジンを回し、
いつもの海沿いの産業道路に出ると、
日暮れ間近というタイミングでいい雰囲気です。

 ダンプやトレーラーなどの大型車や、
リアウィンドウにフィルムを貼っている車、タクシーなどの、
バイクにとって危険車両に該当するものはササッと処理しつつ、
普通乗用車とは適度に絡みながらまったりと15km。
 
 

01_rz_2  
 
 閉店30分前のライコランドに滑り込みつつ。
相変わらず散財気味に塗装用品を買い漁ります。
うーん…今回、Rothmansのゼッケンプレート部分だけの修正ですが
やっぱりお金が掛かります(苦笑
最後に集計してみるつもりですが、今からドキドキですね。
 
 
  
 買い物も終え、まったりと帰り際。
自宅近くのセルフShellでレギュラーガソリンを入れておきます。
トリップメータは丁度150kmを指しており、
『2000円で充分かなー』などと、2000円を投入。
あれよあれよと給油メーターは上がり、15.62Lも入りました。

【150km:15.62L = 9.6km:1L】

 お値段は1,953円と、2000円でギリギリでした。
やっぱり2stらしい特性のRZ-Rはバカ食いです。
パワーバンドをキープしても所詮は45PS。
コーナーの立ち上がりなどでは、どうしてもパワー不足になりがちで
曲がっている最中のトラクションでさえ、
パワーバンドで丁度良い程度のパワーゆえに
どうしても全開気味になるシーンが多く、燃料を消費しがちですね。
 
 
 燃費はともあれ、実に気持ちよい夜走りでした。
日本古来より”夕涼み”という習慣が御座いますが、
バイク乗りの場合は、”夕走り”が適当なのだと思います。
それも気負わず乗れる250ccぐらいが適当。
暑くもなく、飛ばすこともなく、ひたすらいい気分なのです( ´ー`)ノ~♪

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なんちゃってほにゃらら(死語

余談其の壱。

 そういえば、昨日話題に挙げた
CBR600Fのスモーキンジョーレプリカですが。
2000年頃の雑誌を見ていると、
なんと限定200台だったそうで・・・道理で見ないわけです。
 うちのCBRもちょっと変わった色ではありますが
これだけのレアカラー乗りの方を
いつかツーリング先でお見かけしたいですね~。
 
 
余談其の弐。

 昼間録画しておいた
【庭から昇ったロケット雲 -The Astronauts Farmer-】という映画。
この映画を先ほどまで観ていたのですが、
実に良い映画でした。人間の生き様は斯くあらんと。
でも、誰かを傷つける事を恐れるあまりに、安易な人との関わりを絶つ。
そんな生き方がなぜかとてもよく理解できしてまうのと同時に、
家族…これがあまり、”族”的な部分は私には実感がないのですが
そういった繋がりのありがたさや、大切さ。
曖昧なこの世界との繋がりの意味を深く考えてしまいました。

 中学生時代に観た、【靴をなくした天使 -HEROS-】。
先日観た【Motorcycle Diaries】に続いて、大好きな映画になりました。
 
 
 
 そして今日の本題。
 
  

01_quiz

 
 このパーツ、何か解りますでしょうか。
実はこのパーツは・・・
 
 

02_duct

 
 図中の橙の矢印部分のものです。
一般的に、
「このパーツは飾りで意味がない」
「RC211Vのデザインを真似しただけだ」
というような意見が多いのですが、
流石にフラッグシップ機でそんなマヌケな事はしないですよね(苦笑

 確かに、RC211Vのように
テールカウルに埋まり込む形でのエキゾーストがあるわけではなく
アルミの遮熱板を介して若干下げてあるCBR1000RR(SC57)ですから
直接的に強制排熱をする必要はありません。
ですが、それでもそれなりに熱はこもりますし、
ドライカーボン製のワークスカウルとは違い、
樹脂製のカウルなので、熱の排出は必要になります。

 そこで機能するのが・・・
 
 

03_intake

 
 この部分です。
進行方向から入力されたエアが、インテークの金網部分を透過し
カウル内側に90℃曲げられて導風される構造になっています。

 それゆえに、雨が入ったりもするのですが(笑
こんな部分も、”なんちゃって”ではなくしっかりと機能しているのが
機能性一辺倒の、実にフラッグシップ機らしい部分ですね。
 
 
 
 でも、私は”なんちゃって”も嫌いじゃありませんで。
 
 

Nsr_exaust

 
 こんな前科があります(笑
やっすいアルミ型押しの、V4のNSR500風サイレンサーです。
そういえば、NSRを買ったばっかりの頃に秋葉原のホコ天に停めた折、
地方から遊びに来ていたらしい男子高校生風の集団が

A:「すっげーー!!4本だしだぜ!かっけー!」
B:「NSRってバイクなんだけど、なにかのレプリカでさこうなってんだよ」

 などと、したり顔のBがとても可笑しく、
微笑ましい気分になったのを思い出します。
思春期の頃、こういう子って必ずいるものですよね。
バイクは男の子の憧れであり、心ときめく存在。
善し悪しはあれど、四輪には不可能な”憧れ”が存在するオモチャなんです
四輪は必要性とかステータスとかそういうものですから。
 
 
 更にそういえば。
先日ショッピングモール向けの巡回バスに乗った折、
高校生らしいカップルが乗ってきまして。
男は千葉県に居そうな典型的なコゾースタイル。
女はアユ?の偽物みたいな、どこにでもいるケバい感じ。

 その路線の横には、ライコランド千葉湾岸店があるのですが、
途中までは「マジありえなくねー?」「ギャハハハハ」のような会話が
突如として途絶え、『なんぞ??』と思っていると数秒後。

男:「かっけー!!青いメットだしー!」

なにが”だしー”なのか知りませんが、凄く嬉しそうに叫んでいました。
公共交通機関の中で急に叫ぶあたり、ダメなコゾーなんですけれど、
私もバイクの方を見遣ると、
青白のグラディウスにキャンディーブルーのメットでした。

 グラディウスは割と低年齢層向けのバイクのようですが
一頃若い子がみんなHornetに乗っていたブームの時のように
またみんなバイクで楽しんでくれるといいなぁなどと思います。

 でもこの時の、アユもどき女の反応は完全につまらなそうでしたが。
 
 

 私は、女性のバイク乗りを心から応援致しますヽ(´ー`)ノ

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スモー金城

 中古バイク販売サイトって面白いですよね~
昔で言う、”カタログを眺めるのが楽しい”のと同じ事かもしれませんが、
買えるわけでもないのに、色々な車両を見ていると楽しいものです。

 そんな今日かなり気になったのは、ヤフオクに出品されている

【 CBR600F Smokin' Joeレプリカ 】 

が、なんとお値段278,000円!(注:7/31 23:51〆)
 
 
 今の私には必要のないバイクではありますが、
このバイク、結構思い入れのあるバイクでして。
それというのも、免許を取った…1999年かしら。
その当時は特別スポーツバイクに興味があるでもなく
叔父から譲って頂いたGB250クラブマンに乗り始めた頃の事です。

 クラブマンで当時、青山のバイト先に通っている時に
バイト先の先輩だった佐藤さんから、
(佐藤さんは、80年代を絵に描いたような男です。光ゲンジみたいな風体)
スポーツバイクの良さを説かれ、NSRという単語を知ったのもその時でした。
 まぁ、この時既にこの人は落ち着き始めていて
パンテオンなんて妙なスクーターを探していたようですが。
 
 そんな折、当時はまだ華やかだったバイク雑誌を見ていると
”今買えるアツいスポーツバイク!”のようなコーナーがあり、
自分の免許でも乗れるNSRやRVFなどの次のページに
当時最新型だったCBR600Fがキラキラと輝いて掲載されていました。
そのモデルラインナップの一つが、この【 Smokin' Joe 】だったという訳。
 
 
 ここに貼れる適切な画像は持っていませんが、
紫メタリックがベースで、実にCAMELっぽい山吹色のグラフィックパターンで
ホイールも紫だったような気がしますが、実に格好良かったものです。
しかもかなりのレア車で、一度も走っている所を見ませんでした。
(黄→紫は多かったのですが・・・。)

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■21:45追記
 
 先述の記事とは別ですが、
本棚にあった20世紀の(笑 雑誌にて、写真を見つけました。
 

Scrap_book

 実物はもうちょっと紫色が強いのですが、
所謂ヤンキーっぽい下品な紫メタリックではなく、青みが強めです。
 
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 当時は知らなかったのですが、
オークションの画像を見て初めて気づいた事は
NSR500のような”櫓形状”のフェンダー兼、チェーンカバーがあるのですね。
確かに、低コスト車や古いバイク特有の”棒状スイングアーム”では
高負荷時や、高出力に耐える為の
剛性を適正化することを念頭に複雑に設計している
スポーツバイクのイメージを演出するのには少々力不足ですから、
なんちゃってとはいえ、こういう演出はお洒落だと思います。
 
 私、この系統の色の組み合わせが好きです。
”紫×金”もそうですが、私のCBRのような”紺×金”だとか
後期のロスマンズの”青×金”も格好いいですよね。
ある意味ガンダム的でもありますが(笑 それは置いておいて。
 
 
 
 仕入れた商品を少ない労力で数を捌く、
典型的なヤフオクバイク業者っぽい雰囲気が若干不安ですが、
CBRに憧れている方はご購入されてみては如何でしょうか(笑
古い600ccのバイクですが、カタログ値で105PSですよ!

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特価品シンドローム

 主婦かっ!という話なのですが
自分が”特価品”というコトバに弱いのに愕然としました(笑
 
 

Clear

【 soft99 2液ウレタンクリアー 320ml 】
 
  
 先日、『後の修正も見越してトップはアクリルクリアで行く』
と発言しておりますが、
立ち寄ったホームセンターで見てしまったのですよね。
【 特価品 】のPOPを。

 自宅に帰って冷静に考えると、
大した値引きでもないことに気づくわけですが
世の騙されやすい主婦の人々と同じくすっかりときめいちゃいまして。

 実際の値引を調べると、
希望小売価格が ”2,800円” → 値引き後”2,580円”で
『うーん…』という微妙な値引量でしたが、
Rothmans化の時にCBRのトップコートをこれで行っており 
商品そのものは使用感も、仕上がりも全く問題ない商品です。
 
 ウレタンクリアの塗膜は、ギラギラするぐらいに美しく
ガソリンやパーツクリーナーぐらいでは傷まないのが魅力。
一度完全に剥がさないと治らない粗は何カ所か認識していますが
次はもう修正ではなく、リペイントをするつもりで
今回は他の部分にも足付けしてクリアを重ねようと思います。
 
 塗料と同時に、ポリイソシアネート対策で
防毒マスクの吸収缶も購入しましたのでクリアの準備はOKですが、
あとは赤のラインで使っている
スパークリングレッドのタッチアップを買わないとなぁ。
 
 塗装は本当にお金と手間がかかります(苦笑

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バイク買った!

へへへーっヽ(´ー`)ノ
 
  

01_pc40

 
 などと、判り易すぎる安っぽい画像でお伝えしておりますが
バイクを買ったことに違いはないですよね(笑

 これは、トイざラすなどで扱っている1/12の模型です。
車種はCBR600RR、形式はPC40かな?'07~のモデルです。
子供用の玩具なのでディティールは甘いところもありますが
1000円足らずで買えるのでいいんですよね~
 
 

02_package

 
 こんな箱に入っています。
 
 因みに、以前買った多分世界で唯一のCBR1000RRでSC57後期且つ、
'06の赤黒カラーリングが施された量産玩具と並べると…
 
 

03_600_1000

 こんな感じですね。
どちらも実車と比べてしまうと『???』という出来ですが
部屋に飾っておくには充分な気がします(笑
 
 
 
 最後に蛇足。
私と同じ、一般庶民のどなた様もそうだとは思うのですが、
大型バイクって安い買い物ではなく、おいそれと買い換えられません。
ゆえに、選択は慎重になりますし、
買ったバイクとの付き合いはそれなりに長くなるのだと思います。
”私も当然そうだ”という前提でよく葛藤するのですが…。
 
 当blogには、CBR1000RRで検索してお見えの方も多いかと存じます。
おそらく、自ずとCBR1000RR乗りの方も多くなるとは思うのですが
失礼を承知で敢えて私の好みというか、率直な感想を書かせて頂きます。
 
 CBR1000RRなんて、
所詮ツーリングバイクでスペシャルでもなんでもない。
ポジションは楽すぎるし、乗るだけなら誰でも乗れるバイク。
そこに気難しさなんて微塵もありません。
その上、ツーリング先でどっちを向いても見るようなありふれたバイクで
日本人の横へ習え趣味が具現化したようなフツーのバイク。

・・・という事なんですよね。

 勿論、この特徴は最大の美点でもあるわけで
RC211Vが目指した方向性を、非常に純度高く市販車に反映した結果です。
それが好きで乗っている方も多数おいでなのだと思いますから
”そこら中で見る”のも、人気があって売れている事実も当然です。

 でも、ゆえに物足りません。
これはどこのメーカーの4気筒リッターSSを買っても同じなのでしょうが
私の長く乗ったNSR250Rの方が圧倒的にスパルタンでしたし
RC30やRC45が放つ圧倒的なスペシャル感には足下にも及びません。

 私の中でこの葛藤は、CBR1000RRを廃車にするまで続くのでしょうが
【隣の芝生は青く見える】の典型なのかもしれませんね。

 
 嗚呼、VTR1000-SPⅡが欲しいなぁ。 
VTR1000-SPは紛う事なきスペシャルなバイクです。
でも、古いバイクなのに中古価格はCBR1000RRより高値推移です。
それ故に、CBR1000RRは二束三文にしかなりませんし
上記理由で簡単に買い換えるものでもありませんのよね。
結局『やっぱり無理かぁ…』と今日の夜もふけてゆきます。
あ、勿論一番欲しいのはRC45ですが、これは現実的ではないので(笑

 以上、長い蛇足でした(笑

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