いやー。気が付くともう世間様一般は新年度。
私も例に漏れずといったところではございますが、どうやら今年は波乱の一年の見込みです。
というのも仕事方面で組織上の大きな改変がありつつ。当然一筋縄ではゆきませんのでなんやかんやとありますやね。
それは置いといて。本日 4/1 はエイプリルフールでもありました。
私、過去のblogでも触れたことがある気がしますがこの日が一年で一番嫌い。
たとえ他人を楽しませる(つもりの)嘘であってもそれは嘘。それで勘違いして悲しむ人がいるかもしれません。
厳然たる事実についての捉え方は個々人の問題の範疇ですが、ベースが不確かな嘘ではねえ・・・。
とはいえヒトは意図せずとも嘘を吐いて生きているものでもあります。
なればこそせめてこの日ぐらいは、より正直に生きたい気がいたしますね。
あ。勿論他人が楽しんでいる他愛ない嘘にいちいちキレたりはしませんけれど(笑)
ということで本日のネタ。
『またもやカメラを買いました。それもFXフォーマットの高級カメラを一式。』※ウソではありません。
私、どこかでも話したかもしれませんが撮影が趣味ということはまるでなく、
写真を他人にひけらかすこと自体に拘りもなく、そのために構えて取ることも皆無なのですが、
たんに機械としてのカメラは大好きということのみでここまで色々なデジタルカメラを買ってきました。
それはコンデジ時代から始まり、途中からNikon派となりD3100、D7000、D7200ときてZfcを買った割と最近まで。
そこで『うーむ。やっぱりD500が欲しくなるなあ』と思っていたのですが、※注:別に狙って鳥とかスポーツ選手とかを撮りはしません
『いや待てよ?そういえばここまでDXばっかりでFXのカメラを触ったことがないな。FXってやっぱ凄いんだろうなあ』と思い至り、
『流石にD6は買えぬ・・・かといってZfcを買った感じではミラーレスカメラは道具としてまるで面白くないので正直要らない。そもそもZfcはドレスコード的なことへ配慮して買ったカジュアルな旅行用だし』となりまして、
『それじゃあ型落ちのD1桁機を買うか?、いやいやいっそD780・・・うーん微妙すぎる。となるとD850でもいいんだけど別に設計も新しくないし』※注:D850は2017年の製品です
となりまして、2022に一眼レフの開発停止を発表したオールドNikonファンとして立派に難民になりました(笑)
そこから散々悩むこと2日間。
実に様々なFXフォーマットの一眼レフを比べてみたのですが、最終的に決めたのはD850ではなくD810でした。
とはいえD810自体も2014年の製品であり当然ながら簡単には新品などは見つからず、中古から選ぶことになるのですが・・・
たまたま新古に近いシャッター数を謳う出物がありましたのでそれを購入することにしました。
大体B品の相場の2倍ぐらいの感覚の価格帯です。
ではそもそも、なんでまたD810にしたのか?
これ、D850の価格がレンズは別売りの”本体だけ”でも現在30万円程度ということで決して安くはないこともあるのですが、
私の求める諸々の機能面でとくに個人的にD850である必要がなかったこと、そして一番の決め手は”内蔵フラッシュの有無”でした
最近買ったZfcもそうだったのですが、今どきのカメラ&高級カメラにはフラッシュがついてないんですよね・・・
確かに内蔵のものでは力不足や写真撮影の作法としての用途から外れるのは理解しますが、
やっぱりいちいち巨大な外付けスピードライトをいつも持って歩くのか&旅先で装着するのかというと。。。というのが本音です。
ということで今更(笑)D810を入手した次第。
これまでのメインはD7200だったこともあり、発売当時の価格が D810ボディ=35万円 /D7200=15万円 のコスト差は歴然でした♪
仮に、直前まで悩んでいたD500を買ったとしてもそこの差は解消しないゆえこの買い物は正解だったと思います。
というわけで今回買ったもの。
新古のD810 新品の ”小三元” 標準ズーム(F4遠しの24-120mm)、
安めのレンズプロテクタに高速なCF 64GBと液晶保護フィルム、カードリーダです。
FXレンズの最初の1本目が何故小三元なのかというのは、単に大三元の24-70mm F2.8ではでかすぎて使い道に困るから。
そりゃあ綺麗に撮れるのは確かなのですが、とてもオートバイなどに荷物と共に積めるサイズではなくなります。
そうそう。なんでカードリーダを買ったのかと申しますと。
SDはもとよりCF対応のリーダ自体は自宅のそこらにいくつか転がっているものの、
このリーダはUSB Type-CでOTG対応。すなわちスマホに繋いで読み取るためのものです。
というのも、このD810は製品の世代が旧いのもあってBluetoothはもとよりWi-Fiすらも非対応。
今のモデルはどれもBTでスマホと連携が前提となっているのに、D810は出先でスマホに画像の転送が出来ないのです。
D850は2017モデルと古い割にはしっかり対応していたりするのですが、言われてみれば時期的にその手の機能が搭載されるトレンドは確かにその頃でしたね。
ということで新旧比較。
やはりDX機のD7200よりFX機のD810のほうが一回り大きいですね。
こちらが今までのD7200。
そして新たなD810。
これまで一貫してDXで来ていましたので金の FX のエンブレムが眩しいです♪
しかし・・・9年も前のモデルを「今買いました!」なんて2023年に披露している私も滑稽ではあります(笑)
Nikonさんがデジタル一眼レフの開発を止めてなければなあ・・・と本当に寂しい限りです。
そして今までのD7200からD810で変わったこと。
Nikonのお高めのカメラだけに許された ”丸窓” のアイピース+アイピースシャッター。猛烈に見易いです。
モードダイヤル部の独立した設定ボタン群。その他も多数の独立した機能ボタンが満載です♪
これらがまた実に使い易い。今までではふた手間必要だったり、メニューからいちいち回るような操作も簡単にアクセスできます。
と、ざっと触っただけでも今までのものとは大きな品質&機能の差を感じて大満足。
デジタルの部分で年単位の大きな時代差は絶対に超えられないのは宿命ですが、
光学的な部分やメカについてはその限りではないとも思います。
その意味でこの道具はきっといい相棒になってくれる予感がしています。
D7200を買ったのが2018年の4月でしたから、なんだかんだと5年ぶりの買い換えでとてもワクワクしています。
(Z fcは2022年末でしたがどちらかというと割り切りベースなので別腹ですね。)
そうそう。ついでにこちらも購入。
いわゆる バッテリーグリップ。それを取り付けた状態がこちらです。
装着するとD6などの 真四のシルエットになり四角いプロ用のカメラ に似たビジュアルに。
バッテリーグリップは90度傾けた状況でも撮影し易くなるようなデバイスですが、私にとってはどちらかというと単なる ”増槽” ですね。
バッテリーをバカ食いするミラーレスなど問題にならないぐらい電池の持ちがいいデジタル一眼レフですが、
そのバッテリーがグリップ内にもう1本追加で入り、容量が更に倍になるわけで旅先などでバッテリー切れの心配はまず無くなります。
ちなみに、同梱のバッテリケースを変えれば単三電池でも使うことができるのも有事の際にはありがたいですね。
最後にこのD810で撮影した写真を1枚。
PCデスクの上に置いたカメラを適当に小三元ズーム(24-120mm F4)で撮っただけの画像ですが、
カメラの性能のお蔭か、今までのDXのD7200より綺麗に撮れている気がし・・・ます(笑)
あとひとつ言えるのは、ミラーレスのZ(Z fc)はかなりデジタル的にシャープな画質にされている印象ですが、
それと比べても人間の眼で見た像に近いような気が・・・素人には見えます(笑)
うーむ。マイクロレンズも欲しくなってきた・・・50mmぐらいの単焦点も欲しい・・・
これが世にいう ”レンズ沼” ですが、一眼レフの最大の楽しみはその手の用途に応じたレンズ交換システムですから自明の理ですね。
いままでDXで揃えてきているので先はまだまだ長いなあ^^; そう。レンズはどれもとても高価なのです。
しかしまあ。
世間様に比べればお世辞にも経済的な余裕はないのによく無駄遣いするなと我ながら自嘲しきりですが、
人間たまには欲しいものでも買って、おいしいものでも食べないと色々持ちませんやね。
仕事にもっていくわけではありませんが、これで私も気分だけでも今年度の激動の中を戦えそうな気がします♪
当blogをご覧のみなさまもよい新年度をお迎えくださいませm(__)m