主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
主砲発射!!
どうにも更新が牛歩戦術化しておりますが、
基本的に全てに於いてマメな方ではありませんで
平にご容赦をくださいますよう|ー゜)。
12月の暦もぼちぼち進んでおりますが、
最近の大きなニュースといえば、
元同僚がKTM690DUKEを買うことぐらいでしょうか。
実は私も欲しい車種の一つだったりするのですが、
先立つモノ以外にも色々と気になる部分もあって購入に至らず。
他にも新形VFR800が結構いい感じなのですよねー。
D-CBSなんてのがキャンセルされたのには諸手を上げて歓迎ですが、
まだVFR1200系の顔なのがちょっと。もう2皮ぐらい向けないかしら。
そんなこんなで本日。
ゴキゲン斜めなRZ-Rに取り敢えず火を入れてプラグを買いにゆきました。
無事に街乗り用に焼け型のプラグを購入し、
鼻歌交じりに帰っていると突然RZのフン詰まりチャンバーが
まるでレーサーのような乾いた音を奏で始めました。
停まって確認すると。
ん?無いじゃございませんかアレが。
因みに正常な状態はこちら。
比べてみるとサイレンサー中心の穴の径が大きく変わっていますが、
ありえないことにインナーバッフルが丸ごと行方不明に(苦笑
ひとまずは後続車両がいなくてよかったというものですが、
これ、恐らく「スッポォォォォン!!!」と飛んでいった筈。
音が良くなった辺りまで急ぎ引き返し、
無事にパンチングメッシュ&グラスウールのサイレンサー内部を回収です。
うーむ。
”サイレンサーごと飛んで行く”ことは2st的によくある印象ですが、
なんでまたインナーだけ・・・と思って観察すると。
(画像は間に合わせでそこら辺の木の枝を挿し込んだ状態ですが)
標準状態でインナーを固定しているのは
なんとサイレンサー外側の筒から下に出ているボルト1本のみ。
これはけっこう驚きでした。
『こういう部分、HONDAだったら絶対ないよなあ』と
YAMAHAさんの大雑把さに笑いが込み上げてまいりますが、
個人的には最低でもリベット留めして欲しかったです(苦笑
先ほども申し上げましたが、
RZの性格を台無しにしている純正フン詰まりチャンバーは
いつか換えたいと思っていたものの代表ですし、
写真をご覧頂くとお分かりになるかもしれませんが、
私がコケたのではない傷なども多くついていますのでそろそろ欲しいなあ。
理想はYUZOクロスチャンバーですが、もう絶版なのよね。
ともあれ外れたインナーをプラグを買った時のビニール袋に入れ、
目的どおりにプラグ交換をしてしまいましょう。
出先の路上でプラグ交換。
この雰囲気は往年の2stレプリカならではの儀式ですよね♪。
個人的には結構好きな作業ですが、
道路を行き交う現代車両の皆様には理解できない光景でしょう(笑
『アイツこけたのかな』ぐらいのものか。
まだ燃料系に問題が難点か残っていますので、
正直遠出する気にはならない状態ですが、
お小遣いを貯めてチャンバーを買いつつ、ガソリンのコックも欲しいなあ。
その上で気長に調子をとってゆきたいと思います。
本日のRZはおしまい。
帰宅するなりカブに乗り換えてお買い物です。
切れかけていた灯油などを買いに走りつつ、
ホームセンターに行くついでに、
ずっと気になっていた手持ちの電動工具整理の為に、
屋外用の小さな収納庫を買ってまいりました。
我ながら色々問題のある光景ですね。
ひとまず手信号で後続には意思表示して帰宅致しました。
それにしてもタイダウンは便利です。
さてと。
この時期はのんびりしているとすぐ暗くなってしまいますので、
ちゃちゃっと組み立ててしまいましょう。
よっこいしょ。
説明書はかなりフリーダムな感じの誤植だらけでしたが、
悩む要素はありませんので小一時間で作業完了です。
あとは色々と悩んで設置場所を決めて終了。
今まで雨ざらしか、
狭い工具箱に無理やり押し込んでいた工具たちがスッキリ収まりました♪
丸ノコにグラインダ、ジグソーにリュータ・ドリルやサンダーなどが入り
とりあえずは鍵もかかっていますので安心でございます。
万が一にも犯罪などに悪用されてもいけませんから。
明日はどこかに走りにゆけるかなー。
続・針と穴の面白い装置。
そういえば昨日の作業で主な写真を貼り忘れました。
むー。作業台の上が先の台風で飛んできた砂で汚れています。
それにしてもキャブクリーナーの甘い匂いは癖になりますね。
その手の薬物依存の趣味は一切ないのですが、
ガソリン共々人間の神経系に訴えかけてくる匂いではあります。
思えば、子供の頃母のアトリエで嗅いだ、
油絵の揮発性の油の匂いも結構好きでした。思い出の匂いってやつですね。
フロート室を利用しての漬け置き中も、
周囲の空気が凄い匂いになっておりました。
取り敢えず半壊ガレージ(屋外)でよかったです(笑
そうそう。
RZ250Rはれっきとしたアナログ時代のオートバイなのですが、
流石に時計がないと不便なので、電圧計共用のメーターをつけました。
実はCBRで一頃使っていたもののお下がりなのです♪
RZは昔ながらのパーキングモード的なものがありますので、
(ハンドルロック状態でテールランプだけが点灯して停めておけます)
電圧計の配線をポジションランプ系から取ったことによって、
ハンドルロック状態でも、通常のポジション点灯状態でも任意に機能させられます。
因みにメーター自体は四輪のダッシュボード用なので、
雨やその他については降ってきたときに考えることとします(笑
この辺がフルカウルではない車両の不便なところですね~。
さてさて、楽しい雨の3連休もおしまい。
また今週も頑張らねばです!
今時の車両は本当にラクになりましたね。
昨日のこと。
実はツーリング先で何度かRZのエンジンのかかりが悪くなりました。
始動したあとはそこまで問題ないものの、
停止後の再始動に難があったのです。
ツーリング先でのことでしたので、
NSR氏から「戻る?」などと心配してもらったものの、
問題がない範囲であると判断しそのままツーリング継続。
但し『どうも燃料の供給が悪いなあ』と感じていました。
ぱっと想像した問題は2つ。
・キャブレターの目詰まり
・ガソリンタンクの圧抜き部の詰まり
そんな話をNSR氏に雑談の中でしていると、
氏から「そういえば○○輪店の人が”花咲かG”したって言ってたよ」と
聞いたような聞いていないような情報が飛び出すにつけ、
『そういえば2年ぐらい腐ってたバイクだったっけ』と思い出しました。
というわけで。
これまた重い腰を上げて2st乗りの嗜みともいうべきキャブ清掃をば。
よいしょとタンクをはずします。
この写真だけ見るとまるで解体屋の風情ですが、バッチリ現役車両です!
実はRZについてはサービスマニュアルの類を持っていませんので、
構造を観察しながらパーツを外してゆきます。
いくつか作業に邪魔なパーツを外しつつ簡易清掃をして最後にガポッと。
キャブレター本体がとれました♪
最初は『フレーム周りもスカスカだしラクかなー』などと考えていましたが、
NSRの同様の整備と比べると若干面倒ですね~。
というより、NSRの整備性がありえないほど良いだけという話も(笑
いつもあるモノが無いと変な感じ。
インシュレータ類の硬化などは無いようです。
と。ここで思い出しました。
NSR時代に使っていたキャブクリーナーどこいったっけなー???
探すのも面倒なぐらい昔の話で、引越しと共にロストした気もしますので、
観念して近所のホームセンターで買ってきました。
丁度パーツクリーナーも欲しかったところですし。
結構高いです。
ここまで来れば、あとはバラして穴と言う穴を清掃してゆくだけ。
各種ジェットを外し燃料経路を「ブシャー!!」と汚れを溶かしながら洗い、
パーツクリーナーで脱脂したあとに、カメラ用のブロアで溶剤を飛ばします。
昨日まで実動でしたので、上側のパーツ群はそこそこ健全でしたが、
一時期は間違いなく ”腐っていた” オートバイですので色々ありますね。
『RZの名前の割にはかったるいなあ』と感じていたフィーリングは、
時代だけの所為ではなく、燃料系が完調でないのも一因だったのやも。
そういえばバイク屋さんが「とりあえず動くようにしてあるけど」と仰ってたっけ。
因みに、左側キャブのパワージェット系は完全に詰まっていました(苦笑
一応高回転までは吹けていたのですが、若干の渋さはその辺りが原因か。
画像奥の底に見える ”塊” が、パワージェット穴から出てきたものの一部です。
指にとって潰すとサラサラの土のような崩れ方をしましたので、
タンク由来の錆かしらん。
こんな要領で各部の分解清掃をつづけてゆき、
大体綺麗になったところで元通りに組み上げます。
お。
NSR氏に「RZのアイドル調整ってどこにあるの?」と聞いたところ、
「バイク屋さんは長いドライバーみたいなのでやってた」と帰ってきましたが、
成る程。こんなに判りやすいところにありました。
とはいえ、車載状態ですとここは手が入りづらいのですよね。
キャブを車体に組み付け、
インシュレータを接続しつつ、スロットルケーブル類を取り回せばあとひといき。
『この辺だろうな』とテキトーにカバーを外したら
本当に出てきたオイルポンプで、
念の為のオイル経路のエア抜き確認を行いつつ。
エンジンでオイルが流れないほどの恐怖はありませんので、
これはどんな2stでも重点的にチェックが必要な箇所ですよね。
一通り組みあがった燃料系の接続を再確認したあとは試走です。
自宅から20kmほどの距離ですが、
流れのよい道を選びスイスイと走って状況確認。
若干『高回転で息つきするかな』という印象があったのは改善させるとして、
それ以外は回転の上昇もよく、オイルの吐出も問題なしでバッチリです。
自宅に戻ったらば燃焼状態のチェック。
ちょっと薄いくらいですが、
なかなか理想的な焼け具合ですヽ(´▽`)ノ
上記の違和感については、
今後メイン・パワー系のジェット類を再チェックする予定ではありますが、
これでまた一つ、憂いが減っていい気分でございます。
腐ったタンクに腐ったキャブという過去があるだけに、
今後も定期的なチェック清掃は必要になりますが、
それはキャブ車の通常メンテの範疇でもありますので問題になりませんね♪
よし、明日は試走・・・?え?雨でしたっけ。
もうどうしようもないぐらいに秋です。
秋です!
台風一過。茂木ではMotoGP 日本Rd.が開催されていましたが、
私とてライダーの端くれ。
秋の快晴となれば、ほんの2時間ではありますが走って参りました。
いや~2stって本当にいいものですヽ(´▽`)ノ!!!
昨日リファインした
RZ250Rのブレーキ周りの動作確認がてらではありますが、
走り出してすぐにそのフィーリングの良さに気づきました。
一通りの機能に問題がないことを知り、
ブレーキによるサスペンションのストローク具合や、
フォーク内エアの加圧による沈み具合などを確認したところで
(気持ちだけ。)そこからは2stにしかない領域に突入。
コーナーの前後・内外を問わずパワーバンドしか許容しない
2st独自の特性をフルに引き出しながら房総内陸の山中を快走です♪
有効パワーバンド幅は僅かに2600rpm程度ですが、
コーナーに飛び込む前にシフトダウンと共にブリッピングして合わせ、
パワーバンドのままコーナーを処理して立ち上がりでフル加速。
それをその狭い範囲の中でのみ行うのはやはり痛快というものです。
RZの和弓のようにしなる古い設計の車体を撓ませて走るにつけ、
高剛性がそのまま挙動に出るNSRとの違いもとても愉快に感じました。
流用パーツとはいえ一通りのOHをしたキャリパーに加え、
作動ロスの減った新マスターの感覚は頗る良く、
物干し竿のような頼りないRZのフロントにも
思いのままに加重をかけられるというのは実に愉快です。
これはいい買い物でした!
さてさて。
残りの時間もあまりありませんで。
いつもの公園でコーヒーだけ飲んで帰ろうと思います(*゜ー゜) 。
やっぱり一家に1台は2stは必要だなあと、
改めて再認識した秋の快晴の出来事でしたヽ(´▽`)ノ。
30年は大昔?
いやはやすごいものです。
これ、RZ250Rの純正パーツのお値段です。
前後ブレーキキャリパーのピストン1セットと、
シール類(一部重複ありますが)だけで…にまんはっせんえん。
私のRZ250R(1AR)は
製造から30年を数えようとしておりますが、
やはり保管コストやらなんやらと値段が上がっているようです。
まーHONDAに比べれば出るだけマシってものですが(苦笑
YAMAHA車は公式でパーツリストが見られるようにしてあるのも、
HONDAと違って良心的だと感じます。
それにしても高いなっ。
全部はとてもとても無理ですので、
現在探し中の諸々の中古パーツとうまく組み合わせて仕上げようと思います。
いずれにせよ、現在の朽ち果てかけたブレーキ周りで乗る気はないので、
ある程度の現代パーツを使用しつつ、
最低限コントロールが行える程度には仕上げる予定です。
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