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ゴールデン令和ですね。

 いやはや。 世に言うゴールデンウィークとやらもいよいよ後半戦。
ここからはオートバイの整備やらキャンプやらと予定がありますが、
前半はささやかなお出かけもしつつ、本日は工作をしておりました。

 本当ならライダー的には空前絶後の10連休で北海道でも行きたかったのですが、
残念ながら我が社の10連休が決まったのは半月前。
渡航手配的な意味も含めてどうにもなりませんでした。
政府の実態をまるで見ない連休施策や有休取得義務化などには言いたいことが沢山ありますが、
ここは趣味のblogですのでそれは置いといて、 まー転職しないと長期連休(長期ツーリング)はないかなー。


 というわけで工作!
先日、4月末に久方ぶりのキャンプツーリングをしてきたのですが、
その時に発生した事件への対応としての工作となります、

 春先のキャンプ自体はとても心地よく、
初日に雨にやられた以外はよいキャンプで御座いました。

 定番の手抜き料理であるアヒージョ(今回はシーフード)をしたり。

 消し炭ハンバーグをしたり。調理は熾火が鉄則ですが、
空腹のあまり火をおこしている途中で焼いてしまいました(笑)

 そんな楽しいキャンプツーリングも無事に終わったわけですが、
問題はその帰宅時に発生致しました。

 というのも、今回は最大積載のテストも兼ねていたのですが、
キャンプも終えて帰宅をする途中のこと。とその前に最大積載はこんな感じ。

 テント&鉄ペグ多数に、椅子・テーブル2脚にコットやら、
スキレットやらバーナーやらコッヘルやらの調理道具、
電子機器に火起こし器やらなにやら四輪の時と大差ない内容を一式積みました。
 

 そしてその帰路の事。
タンデムで人を乗せるよりは軽いとはいえなにせリアヘビー。
発進加速でウィリーしたりしつつ加減速テストを繰り返していたところ、
自宅の10km手前ぐらいの交差点から出た時に
急にリアを強く引っ張られる感覚があり路肩に緊急停車。
 

 ミラーを見るとキャンピングーシートバッグが左に崩れ落ちBOXも同様に傾いていました。
幸いにして”左側”だったので縁石で踏ん張ることが出来転倒はしませんでしたが、
これが右だったらと思うと恐ろしいですね。
また、サイドケースのおかげで巻き込みも回避しましたが、
バンドでも巻き込んでいたらこれまたあとが大変なところでした。

 で。バンドで引っかかっているキャンプ道具一式をなんとか降ろし、
(よくしたものでバンド固定は適切でしたので落下はしませんでした)
キャリアのベースを見ると・・・

 パッカリと割れておりました。
今回の荷物の総重量は40kgぐらいですが、
材料に木の板を使った関係でどうも強度的に持たなかったようです。
それも『左右の強度を優先』のつもりで木目を進行方向に直角にしたところ、
その木目に沿ってパッカリを割れたという残念な結果に。

 というわけで『木じゃダメだな』と作り直しをすることに。
GW前までの期間で材料を買い集めて連休も落ち着いたころに作業開始。
因みに買った材料は15mm角のアルミ棒 3m程度、
3mm厚のアルミ板、 あとはステンキャップボルト適当量。

 それでは組み立ててゆきます。
当然現物合わせのいつものスタイルで( ̄ー ̄)。

 『うーむ。調達したアルミ角棒で長さが足りるのかしら。
  GWだし追加発注はムリなのであるもので進めるかー。』

 徐に筋交いなども入れつつ。
アルミの板を張り、愛用のVENTURAキャリアを通す穴と周辺の補強。

 うむ。こんなもんか。
ハンドメイドですのでmmオーダーで歪んでいる箇所もありますがご愛敬。
テンションをかけるためのベルトループも取り付けます。

 裏返して。

 ネジの数がえらいことになっていますが、
私は溶接という手段を持たないので強度を出すにはこれが近道。
工作機械の関係で木工建築的な手法もとりません。
ネジ万歳!いつか機械帝国にある終着駅でネジにされそうです。ルージュ付きで。

 それでは設置。

 VENTURAのキャリアも利用しつつ位置決め。
左右のベルトループにはゴムバンド(RokStrapsを利用しています)を通し、
タンデムステップに固定することで前と横のテンションを掛けています。

 続いて25リットル容量のBOXをオン。

 アルミ板に打ったネジの一部は、
このBOXの脚を引っ掛けてズレ止めをするためのものでした。
割れた木製キャリアのときは不格好なアルミ板の爪をつけておりましたが、
キャンプで使ったところ若干不細工だった(笑) のと、
今後その他の荷物を積むことになった場合に邪魔になりそうでしたので改修しました。

 ベースは前に傾斜していますがストッパーのおかげで落ちたり致しません。
工作中に何故か雷雨に見舞われましたので辺りが濡れていますね。

 更にBOXの上にキャンピングシートバッグをON。
BOXの天板は30kg耐荷重を謳っている製品のためここの強度は心配いりません。

 よし。積んだ時の見た目はたいして変わりませんがガッチリ感が段違いです。
今回作成のキャリアでは荷物の荷重を受ける場所にも更に配慮しました。

 構造上最下層になる部分はリアシートの前後幅に収まるように作成。
横に等間隔に渡した3本の15mmアルミ角棒でシート上に荷重を集中させて居ます。
一般に後付けキャリアの強度は非常に低く、とてもキャンプ道具は積めません。
(サポートフレームを持つVENTURAでも9kg、その他のシートキャリアで3kg程度。
 GIVIなどのBOXのベースを取り付けられるキャリアでも精々数kgです。
 ほぼすべてのトップBOXは耐荷重オーバーで利用されているのもまた事実です)


 その点、タンデムシートについては、
車両メーカー設計段階で欧州でも使える標準体重に耐える強度が与えられていますので、
(恐らく80kgぐらいでしょうか)
もし荷物を積むならばキャリアやトップBOX上ではなく、シート上に載せるのが鉄則です。

 その観点でもシート上、運転操作時の重心の意味でもシート上になります。
実際、前回の木製キャリアでの運転ではフロントにシミーが出ることもなく、
(以前リアエンドのVENTURAキャリアに6kgのテントを積んだ時には出ました)
重量物を積むにもここが一番のようです。


 というわけで無事に工作も完成です。
多少は材料費もかかりましたが、
この世に同様のキャリアが販売されていない以上は自分で作るしかない!
強固な金属棒の梁で支えられたキャリア面はこの先大いに活躍してくれそうです♪


 いや~次のキャンプツーリングが楽しみですね( ̄ー ̄)。

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アンコウスタンドって凄いネーミングです。

 皆様ご無沙汰しております。
世間は史上空前の10連休真っただ中でございますが、
恐らく多くの方はそうそう休んでいるわけにもゆかず、
仮に休めても何等か仕事のことで頭を悩ませておいでのことと存じます、

 私などは今回は何故か会社がご乱心して10連休。
とはいえ転職する数年前までは最大1連休の生活でしたから、
どちらかというと休めないほうの気持ちのほうが強く解る気がしております。
今回の休みも、我が社は取引先がほぼ稼働状態なので休み明けが恐ろしいです。


 それはそうと。
blogの更新が滞っている間にこんなものを買いましたシリーズがありますので、
ここでちょっと紹介いたします。

 今回は、私が愛用のDODブランド(ドッペルギャンガーアウトドア)のキャンプ用品。
ライダーズタンデムテントをいたく気に入っていることや、
その他”ライダーズ”系商品を買っていることは過去何度か触れましたが、
今回もそんなDODの製品です。

【 ライダーズクーラーバッグ と アンコウスタンド 】

 毎度のことながら”アンコウスタンド”など奇を衒ったネーミングは流石ですが、
なかなかどうして、品質は程々ながらもそのアイディアやニッチな感じも流石です。

 まずは 【 ライダーズクーラーバッグ 】 から紹介。

※注:amazonリンク

 

 一見ただの黒いバッグなのですが、
名前の通り保冷バッグであり、ポリエステルでラミネートされた防水仕様且つ、
ウレタンの断熱材が挟まれた構造の意外と高機能なクーラーバッグです。

 中には固めの底板も入っているため、多少尖った櫛ぐらいでは穴も開きません。
また、蓋側にはポケットもついていて保冷剤や小物が入ります。
勿論ファスナーも止水タイプです。

 更に天面にはDリングとゴムバンドもついているため、
保冷の必要のない食材も固定し易く、車体やキャンピングバッグに固定するのも便利です。

 因みにキャンプ装備に固定するとこんな感じ。

 なかなかワイルドな荷物ですが、
先日のキャンプツーリングで”最大積載量”に挑戦したときのひとこま。
Dリングのおかげで固定箇所が多く、 このようにぶら下げたりするのもとても容易でした。

 最後に内容量のお話。製品仕様上は7Lですが・・・。

 結構入る印象です。 この要領であれば冷えたビールと一泊分の食材は充分入りますね。

 先日のキャンプ初利用では往路で結構な雨にもやられましたが、
謳い文句通り浸水は皆無、中からの氷の溶けた水の漏れもなくとても快適でした。

 続いては 【 アンコウスタンド 】です。

※注:amazonリンク

 

アンコウスタンド
長さ45cmに収納可能なランタンスタンド
LP1-605
カラー:ブラック
DOD(ディーオーディー)
 

 こちらは ”アンコウ” というネーミングとされていますが、
恐らくアンコウの吊るし切りの事を指しているのではないかと思います。

 モノの作りとしては文字通りのスタンド(ランタンスタンド)ですが、
その収納性の良さとポールの強度のバランス、
スタンド基部が地面に打ち込むペグタイプだったのが購入の決め手でした。

 セット内容物はこんな感じ。
各33cm程度の長さで分割された組むと170cmになるポールと、
単品で買うと”チンアナゴペグ”という名前のペグ形状のポールホルダー。
チンアナゴペグ自体は40cmほど(地面に埋没するペグ部分は25cm程度)。

 また、ランタンフックと専用バッグ付きの構成です。
バッグにはDODでお馴染みのウサギさんマークもあって好印象。

 チンアナゴペグ部分については、
2つの蝶ねじがついていてポールがしっかりとホールドできます。

 ポールのジョイント部分についてはこんな感じ。

 バネで内側から押されたピンがジョイント先の穴にカチッと嵌るタイプ。
これがかなりテンションが強くい固いのですがそれゆえに固定感は良好。
慣れないと取り外しが少し大変かもしれませんが、
屋外で使うものなのでこれぐらいがいいですね。
長さについてもゴムでジョイントしている一本ものではなく分割タイプなので、
不要な部分を抜けば33cm単位で高さが調整できるのも便利です。

 また、ポールの先端には曲げ&ローレット加工がされたピンが出ており、
タープのロープなどを引っ掛ける時に抜けにくく、これも好感触でした。

 最後にランタンフック。

 アンコウスタンドにセットのものは下の赤丸の方ですが、
よくあるランタンの自重を利用した摩擦でホールドするコイル形状のタイプ。
私、実はこのタイプがあまり好きではありませんで。

 これだけは上に写っている、
既に手持ちで愛用していたクリップタイプのものと差し替えることにしました。
自重&摩擦でのホールド自体は変わりませんが、
このタイプのほうがポールへの取り付けが非常に容易で耐荷重も高いのです。

 ここで、実際に先日のキャンプツーリングでの実際の使用法なども。

 私はライダーズタンデムテントのキャノピーポール(140cm×2本)のうち、
1本をアンコウスタンドの170cmのものに換えました。

 流石に140cmでは今まで出入りが多少しんどかったのと(笑
(テント内でのんびりしすぎると体も固まるので朝方などはしんどいものです)
どのみち夜は入り口付近にランタンが欲しくなるものなので、
この位置にちょうどいい高さ&太さのポールが欲しかったのです。

 結果は大正解♪いやーキャンプの快適性向上に大いに役立ちました。
途中風の強い時間帯もありましたが、
ベースのチンアナゴペグがしっかり刺さっているので問題なし。
いわゆるランタンスタンドとしても、基部がスタンド形状ではないので足に引っかかりません。


 そんなこんなでドッペルギャンガーのキャンプ用品の紹介でした。
ここの商品はキャンプツーリングライダー的観点から面白いものが多いのでお勧めです♪
少々仕上げが粗かったりするのはコストなのか管理上の問題なのかって話はあるのですが、
それを差し引いても面白い商品たちです。

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師走ですね。工作でもしますか。

 ( ゚д゚)ハッ!?
もう12月も残り3週間ですかー。早い!

 何してたかなあ・・・なんて思うに多分バタバタしていたのでしょう。
最近老化とともに時間が過ぎるのがとても速くなっています。


 ちょっと前までの記事では欲しいモノをつらつら書いた気もしますが、
今年はスイフトスポーツも買いましたしそういえばお金がないっ!
働けど働けど暮らしは楽にならず。貧乏暇なしってやつでございます。

 そんなときはお金に頼らずできることをするのが鉄則。
本日は朝からちょちょいと工作をしておりました。


 と申しますのも。
最近CBRでのお出かけからすっかりご無沙汰になっておりますが、
この冬は多分キャンプツーリングにはゆくと思う。ので?

 前から気になっていたキャンプ装備積載時の積み方を工夫することにしました。
そこでまず気になったのがこやつ。

※注:amazonリンク

【 TANAX グランド シートバッグ 】

TANAX MOTOFIZZ
グランド シートバッグ ブラック
容量70ℓ(上部40ℓ/下部30ℓ) MFK-222
 
 

 バッグ下部のポリカーボネートのハードケースの効果で、
非常にまとまりがよいのが魅力でして、
シートにズレ止めの鞍を固定してポンと載せてベルトを張るだけで、
明らかにしっかりと積載できるのがとても素敵でした。

 ただ・・・5万円 もするんですよね~これ。
用品店はモロ値で5万円ですし、ネット通販サイトでも4万円。
うーん。ちょっと躊躇う値段ですよね。
それに私はツーリングライダー定番の、
TANAX キャッピングシートバッグ2を使っていますのでそれを捨てるのもちょっと。

 そんな感じでスルーしていたのですが今になり思い出しまして、
製品ページを見ているとむむっ。こんなものが

【 TANAX キャンピングシェルベース 】

TANAX MOTOFIZZ
キャンピングシェルベース
ブラック 容量30ℓ MFK-242
 
 

 なんと。下半分だけで売ってました。
しかもTANAXのいくつかのシートバッグともドッキングできるとのこと。
もちろんキャンピングシートバッグ2とも合体します。

 こうなると俄然気になって来ました!
ふむふむ値段は3万円・・・?うーむ、そっかぁー。むむむ。
それに船部分はポリカーボネートですが、天板はセミハードなんですね。


 そこで改めて自分の目的を考えてみますと。
最近の車種よりは気持ち広いとはいえそもそも狭いSSのシートにバッグ積むのに、
愛用のキャンピングシートバッグ2は滑り止めマットを敷いても荷物の重心や入り具合で意外とズレまして、
特にキャンプツーリング帰りに本体の布地が歪んで少し邪魔になることが多かったのですが、
それを改善するためより『がっちり積みたい』というのが目的でした。

 キャンピングシェルベース自体はとてもカッコイイのですが、
そうなると私の目的とは少しずれる気がします。
あとは積載重量の上限が10kg。
サイズは190mm*600mm*350mmですのでほんのちょっぴりサイズ感がなあ・・・。

 サイズ感で悩んでいると、
これまた貧乏ライダーのド定番 RV BOXにベストサイズが!
220mm*600mm*372mmとCBRのシートに載せるのにとてもよさげです。
耐荷重についても天板が30㎏と謳っていますのでBOX部分も30kgはあります。


 『そんじゃまあまずはがっちり積める台座を作りますか!』となったのが2日前。
あとは部材を諸々手配して、土曜の朝にはホームセンターで板材の品定め。

 本当はアイアンウッド系のものが欲しかったのですが、
田舎のホムセンに選べるほどの選択肢はなく、
雨的に圧縮系の木材は当然アウト。合板もアウトですので白羽の矢が立ったのが桐でした。


 桐といえば重量の割にとても強度が高く腐りにくい、
日本でも古くから箪笥などに使われているとても高機能な木材です。
軽いということは空気の占める割合が大きいということでもあり、
となると熱的にも強くてオートバイ的な用途でありでしょう!

 となれば早速買ってあとは工作開始です。

 厚さは13mm。サイズは54cm*40cmぐらいにまずはカットします。
そしたらば各部に加工のための印を適当にペンで記入。

 余分な角を落としつつ、固定のための一工夫を講じつつで加工してゆきます。

 ズレ止めは愛用のVENTURAのキャリア自体を利用します。
20mmほどの穴をあけてそこにパイプ(キャリアのレール)を通してズレ知らずにしましょう。

 ピッタリです♪
続いては板自体にテンションを掛けておかないと左右のズレが懸念されますので、
そのへんを加工。

 よし。こんな感じかな。

 それでは【 RV BOX 600F 】を載せた状態を確認してみましょう。
流石に色は定番の緑を避けて黒にしました。



 概ね良い感じですね。
次はこのBOX自体のズレ止めをしなくてはりませんが、
それはアルミで固定の爪でも作りましょう。と、その間に塗装。

 木材の表面保護も兼ねて黒で塗装してゆきます。
都合4層ぐらい塗ったかなあ。時間をケチったので多少タレましたが概ね良好。

 速乾塗料ですので夜までには大体乾きました。
それでは合間に作ったアルミの固定具や、前述のフックを取り付けてゆきます。

 よしよし。

 固定具とフックは共締めして無駄な部材は省略しつつ穴開けを減らしています。


 それではRV BOXをセット。

 ポンと置くだけで、前と左右の3辺はアルミの爪で固定されます。
後ろはVENTURAのキャリア(グラブバー)で固定して全方向にずれません。


 台座左右に取り付けたフックについては、
これまたライダーではユーザーが多いと思われる ROKstraps で、
台座左右方向にテンションをかけるのに使いました。
ROKstrapsは両端がベルトループでバックル接続、1本で18kgまで許容、リフレクタ付き、
そして間に強化ゴムベルトがあるおかげで常にテンションがかかり続ける素敵アイテムです。

 左右以外にも、荷物が想定以上に重くなった場合に備えて、
ケース全体を巻けるサイズの45kg耐荷重/本のものを2本購入してあります。


 これで台座と箱がばっちり取り付けられました。
それでは最後に キャンピングシートバッグ2を取り付けてみましょう。

 おおっ。ぴったり収まってよい感じですね~♪

 サイドケースと合わせても幅が丁度ぐらいに収まっていますので、
運転時に引っかかったりする懸念がありません。

 キャンピングシートバッグ2については、
前後に2本ずつのベルトでテンションをかけて固定する作りなのですが、
前方の2本については台座の前側のアルミ爪と共締めしたフックで固定、
後ろはVENTURAのキャリアベースに固定してありますので、
バッグを積んでテンションをかけることで全体ががっちり一体化して安定感抜群です。

 ちなみにRVBOX 600Fの強度は折り紙付き。
世間一般に広く愛用されている箱は伊達じゃありませんね。
この600Fも天板の耐荷重は30kgですので、キャンプ装備一式積んでもまだまだ余裕です。


 元々の キャンピングシートバッグ2 + VENTURAのキャリア だけですと、
どうしてもテント(ライダーズタンデムテント)がキャリアの上に載せざるを得なかったり、
電気系のデバイスを入れるのに無理があったりでしたが、
これで概ね不自由ない装備が入れられる見込みです。

 キャンプツーリングは荷物を減らすのも楽しみの一つではありますが、
オートバイなのに不自由ないツーリング、というのもまたよいもの。
これでこの冬は『シーズンオフ最高!』なキャンプツーリングができそうです。

 今回の費用:台座+BOX+ベルト込みで大体1万円ちょっと。
目的も果たしつつお安く済みました♪

 さーて、あとは行くだけですね( ̄ー ̄)。
この時期はどこも凍結の恐れがあるので房総半島エリアにはなりそうですが、
年末年始あたりで1回いければいいなあ。

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その姿はさながらバンビちゃんのように

 さてさて。

 前回の記事では今年前半のキャンプを振り返ったわけですが、
その前の年末も入れた6回のうち2回が、
一般に限界とされる風速10m/sを超えた15~18m/sの中での暴風キャンプでした。

 そんな中、愛用のライダーズタンデムテントは破損することもなく、
ブランドイメージや価格帯、そもそもの製品開発時のターゲットとしては、
期待すらできない筈の強い風に対する耐久性を示してくれました。


 正直なところ単純な耐久性でいえば、
他の人気メーカーのテントが色々気にならないでもなかったのですが、
よくよく考えてみると私はこのテントが好きなのです。

 ここ1週間ぐらいはよくある買い替えの欲望に駆られまして、
スノーピークのアメニティドームS(ド定番)や、
小川テント(経営が不安定らしくよく名前が変わりますが今はキャンパルジャパン株式会社)の、
ステイシーST-2も本気で買う寸前までゆきましたが・・・
私の用途ではやはりどちらもちょっと決め手に欠けるのです。


 キャンパーの間では初心者から大人気で非常にユーザーが多いアメド系は、
前室の構造や外観のお洒落なデザインなどを考えるととても魅力的ですし、
今にして思えば、年末の風速18m/sの館山(台場)で複数のキャンパーのうち唯一耐えていたテントが、
風を流す形状的に有利なアメドのMでしたので、その強さは相当なものです。

 また、歴史のある小川のST-2についてもライダーとの親和性は高そうであり、
うお座型フレームの前室や各所に凝らされたノウハウにより、とても使い勝手のよさそうなテントです。

 ただ・・・どちらもフレーム組立と共にインナーを建ててから、
フライをかけるオーソドックスな仕組みであり、
ツーリング先でさくっと設営をしたり、朝方の雨や露の中で撤収をするには少々面倒。
また、どちらも私のライダーズタンデムテントに比べるとインナーや前室のサイズが少々手狭でした。

 唯一、製品として小川のステイシーネストはサイズと重量でとても惹かれましたが、
形はST-2と同じですのでそれで軽く6万円超えはちょっとなあ・・・と。


 そんなわけで買い替え(買い足し)には至らず。
形もデザインも換気機能も設営の手軽さも好きなDODのライダーズタンデムテントを、
今後も活用することに致しました。実際の使用感はとても快適ですので。


 で。『そんじゃあなんとか使えるようにしないと』と思いまして、
先の暴風キャンプで確認したこいつの弱点を対策してみようと思います♪

 まずはライダーズタンデムテントはこんな形。斜め後ろからの姿です。

 この時は前室のドアを跳ね上げてフライシート風として使っておりますが、
それを下げてフルクローズにすれば台形っぽい山なり形になりますので、
今までの利用経験上、ある程度風をさばけるような構造ではあるようです。

 ・・・が。問題が一つ。
このシリーズ最大の売りである”ワンタッチ”を実現する関係で採用された、
ポールの折り畳み機構に罠が潜んでおりました。
因みにポール自体は9.5mm径のアルミパイプで強度的にそこに問題はありません。

 このテントがワンタッチで立ち上がる際、
まずはインナーとフライが一体型になったものを4本の外骨格一斉に立ち上げるのですが、
その足の折り畳み構造は次のようになっています。

 頂点は傘のような構造ですが、
そこから下にある3か所の関節が写真の各方向に折れ曲がり、4つに畳まれる作りです。


 そしてその曲がる箇所の機構はこんな感じ。

 曲がった状態のロック部を180度回転させまっすぐにした後、
一方の突起をもう一方の穴に5mm程度押し込んでロックします。

 と、これ自体は意外としっかりしていて、普通に建てている分には抜けたりしません。

 ところがこれが暴風になると、
先述の折り畳みの方向と合わせて弱点を露呈し大問題になります。

 問題はこの一番下の赤丸の部分。

 (恐らく単に折り畳みの都合に過ぎないのですが)
何故か一番下の関節が外側に曲がるようになっていること。

 この構造の所為で、風に煽られて張力が弱まるとロックが外れ、
さながら小鹿の脚のように外側に向かって外骨格が崩れ落ちます。


 私が暴風のキャンプで悩まされたのがまさにここ。
風に煽られた続けたテントがある瞬間ロックをずらす方向に力が働くと、
僅か5mm程度しか噛んでいない、角のとれた形状の樹脂のロックが容易に外れます。
 そうなると暴風が止むまでは何度ロックし直してもこの場所が外れ、
張力を失った他の関節まで釣られてロックが外れてテント自体が倒壊する、そういうシナリオでした。
そのせいで途中から諦めて天井を足で支える羽目に。


 ではどうしたらよいのか。要するに外れなきゃいい。

パイプそのものの強度は他製品のグラスファイバーポールのような軟弱なものではなく、
多少の負荷にも耐えられる感触ですし、もしそれが折れる時はどのみち無理。

 というわけでロック機構そのものを固定する冶具を作ることにしました。
材料は3mm厚のアルミ板。強度と重量のバランスで選びました。

 早速、ちょちょいと休日の余暇を使って工作。

 外骨格4本分、4つを作りました。
糸鋸で切った関係で一部直線が出てなかったりしますが、
多少ガタガタなのはハンドメイドゆえのご愛嬌ということで( ̄ー ̄)。


 それでは早速セット。

 こんな感じで使います。
抜けて困るのは一番下のロック部だけですので各ポール1つづつで4箇所。
3mm厚のアルミですので強度もあり、がっちり噛んでロックがスライドアウトすることはありません。
当初は折りたたみ部分の機構そのものから金属で作り直そうかと思いましたが、
これならば手軽で機能もばっちりです。

 こうなると各々の骨がとてもしっかりと機能し、風に対する対応に加え、
そもそもテントを立てる際の中途半端な張り具合の時も勝手に折れなくなりますので、
今まで設営の段階であったフラストレーションから解放されました。

 感触的に良好にて、
つい楽しくて狭い自宅の生活感あふれるビジュアルの部屋で何度も建てて遊ぶ始末。
たったこれだけのことですが目論見通りに効果は抜群でした。
冶具自体は取り付けも取り外しも数秒程度ですから、次回のキャンプでも大いにラクになりそうです♪


 そうそう。ついでにもう一つ修繕。

 最近、外骨格の上から1つめの折り畳みロック付近にある、
ポールの固定が緩んでいたことに気が付いていたのでチェックすると。
なんとあっさりすっぽーんと抜けました。

 画像の樹脂ロックの上側中心付近に錆びている部分があるのが判りますでしょうか。
ここにはアルミポールと樹脂ロック部を固定する”ピン”が刺さっているのですが、
どうやらただのスチールのピンだったらしく派手に錆びています。

 これが昨年9月からの8回かそこらの利用ですっかり錆びまして、
内部で折れたらしくポールが抜けるわ、ジョイントが回転するわでもう大変。
折れたのはつい先日だったようですが、このへんもコストカットが出る部分でしょうか。


 キャンプ先で雨や夜露に濡れることはよくあることであり、
完全に乾燥させてから出られないことも、
帰宅後すぐに乾かすことができないこともまたよくあることです。

 そんな時に材料上の理由で簡単に錆びて折れるようでは少々困りますね~。

 取り敢えず今回は、
手近な引出しに転がっていた書類クリップのピンをカットして補修しておきましたが、
遠からず適当な径のステンレスの針金でも買って更に対策をするつもりです。


 と、斬新な機能とその手軽さには満足ながら、
コストの低さ、メーカーのノウハウの低さゆえか粗も目立つDOD製品ですが、
私はそのユニークさがとても好きですのでこれでまた楽しく使えそうです。

 もし今後、アメニティドームやステイシーST-2の不満を解消し、
キャンプツーリングに適した製品がどこかから出たら危ないですが、
動きの遅い業界ですので暫くはこのままかなあ。


 最後に余談。
同社の類似製品で、インナーがライダーズタンデムテント比でかなり狭い割に、
サイズ感の差がそこまでない関係で私は選ばなかったライダーズバイクインテントなるモデルがありますが、
そのテントでは、4本ある外骨格の前の骨2本が前室のフレームも兼ねており、
そのフレームは中間から下は釣り竿のような伸縮式のため、
そもそも折れ曲がらずに収納ができるようになっています。

 どちらが機構的にすぐれているかは一長一短な気もしますが、
即ち、私が悩んだようなライダーズタンデムテントの弱点はないと思われます。

 その点ではこれも気になるテントではあるのですが、
インナーの幅が1200mmで2名用サイズですのでコットを入れたりゆったり使うには無理があるかなあ。
とはいえ、狭さに問題なければこちらもかなり魅力的なテントです。
もし今のライダーズタンデムテントが完全に破損したらば、次はライダーズバイクインテントもありかも。


 長くなりましたが私のお気に入りの ライダーズタンデムテント の改修話。
皆様も思い思いに気に入った装備がおありかと存じますが、
他人の装備について色々思いを巡らすのも楽しいものですよね。

 この夏、またどこかのツーリング先のキャンプ場で、
もしお会いしたらばよろしくお願いいたしますヽ(´▽`)ノ♪

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キャンプな2018年前半と課題と。

 いやーすっかり暑いですね~。
梅雨入りが発表されたその週末がこの快晴&猛暑。
いろいろと調子が狂ってしまいますね。

 そういえばもう6月。
あと少しで2018年も半分が過ぎようとしております。
そんな折『今年はなにしてたっけなあ・・・』と思うにつけ、
忙しかった前半の記憶と共に今年出かけたキャンプを思い出しておりました。


 1月。冬真の真ん中。

 生憎の雨上がりで曇天。
それでも初利用のキャンプ場でしたがとてもよい場所で、
今やここはすっかりお気に入りに。


 2月。まだまだ冬。

 今回は2泊3日のスケジュールでのんびりキャンプ。

 最終日には雪まで降りましたが、日程の余裕もありそれは穏やかな冬キャンでした。


 4月。

 車で出かけたキャンプ。荷物も沢山持てるので実に快適でした・・・が。

 夜半からまさかの暴風雨。
気象サイトによると風速12m~15mとの表示がされていましたので、
当然ながら諸々耐えられるはずがなく。翌朝にはこの有様。

 四角く巨大なタープは早々に倒壊。

 私のライダーズタンデムテントも倒壊。まあそりゃそうですよね。
全てのストームロープを張っておりましたがなす術もありませんでした。

 実は原因は限度を超えた風以外にテントの構造にもありました。
その構造的要因は夜中に何度対策をしても無意味であり、
『ちょっと考えなくちゃなあ』と・・・

 おっさんの足など見ても楽しくないでしょうからモザイク入りですが、
屋根が潰れて倒れてくるテントを脚で支えながら、
風が止む昼過ぎまで困ったなあとボヤきつつも、これはこれで楽しんでおりました。


 そこからまたなんだかんだと忙しく、
次のキャンプは5月末。

 じつに珍しくNSR氏も参加。
装備は私の予備をレンタルですが、NSRには積めないというので私が2人分持つことに^^;
この日の気候は年に何日もない絶好のキャンプ日和でした。
初夏と秋の終わり、そして冬が好きだなあ。


 そして6月の頭。

 仲間と車で集合。
山間ではありますが、日が当たるともう充分すぎるほど暑く大変です。

 そんな時の熱中症予防には、何かで割ったお酒ですね♪
最近 紹興酒&ドラゴンハイボール的なものにハマっております。
その他は千葉県の久留里エリアで買った地酒、山形の酒などを飲み干し水分補給。
酒は脱水にもなりますが、それを上回る水分を取ればOKなのです。

 

 そんな感じでここ半年で既に5回でしょうか。
今年はいつもよりキャンプづいている気がしております。
理由は某ゆるキャン△の影響も多少はもあるのでしょうが、
なんだかんだとリフレッシュを楽しんでいるのだと思います。

 この先ですが、
正直暑い時期のキャンプは色々しんどいもののどこかでまた行きたいなあ。

 ・・・あ。思い出した。

 最近は好天だったのですっかり忘れておりましたが、
年末の館山(台場)での最大風速18m、春の大原の最大15mのキャンプを経験し判ったことは、
ドッペルギャンガーのライダーズタンデムテントは、
ワンタッチテントにありがちな弱さからくる破損が発生せず意外と強いということ。
(”ライダーズ”系は軽量化と強度両立のためにそれなりのアルミポールです)

 但し、壊れないのと建っていられないのは別。
この2回で弱点もわかりましたのでちょっと対策をしてみようと思っています。
その辺りはまた次の記事にて失礼いたします。

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