「札幌50峰」というのがある。数えてみたら未踏の山が11峰あった。その内、簡単に登れる市街地に近い低山が5峰。登山道がないので積雪期にしか登れない比較的高い山が6峰。
その低山の中に、札幌国際スキーマラソンでそのすぐ下を滑走している白旗山と焼山もあるので、5峰を踏破することにした。
⭕白旗山(321m)
名称は、屯田兵が測量時に白旗を立てたことに由来する。 厚別川・平岡公園の梅林と並ぶ、清田区のシンボルのひとつとのこと。
この山一帯は、白旗山都市環境林として整備され、スキーのクロカンコースと併せていろいろな遊歩道が縦横無尽に張り巡らされている。
白旗山競技場の駐車場へはゲートが閉まっていたので、手前の森林活用センターを発着点にして、月寒台~札幌台~中央峠~白旗山と反時計回りに周回した。
月寒台は一等三角点のピークだった。
クロカンスキーコースにもなっている広いコース
札幌台
頂上標識をバックにで自撮り
中央峠、ここで有明コースやふるさとの森コースと合流する。
白旗山競技場へ下りて、その中を通り抜けてゴール
スタート5:40、ゴール7:30、所要時間1時間50分。
⭕天神山(89m)
山頂の下の市街地が眺められる地点に設置されている山頂標識。
ここは、札幌の歴史が残る平岸地区にある標高89mの天神山に広がる天神山緑地として整備された札幌市民の憩いの場となっている。開拓初期の自然を残し、隣接する相馬神社では樹齢300年のシバクリが来訪者を迎える。緑地内には日本庭園、梅林、桜林がある。
天神緑地公園として整備されている住宅地の中の山だった。公園の駐車場から周回した。
頂上は相馬神社に占拠されている。ご神木は樹齢300年のシバクリ。
登り、下りとも10分。
⭕焼山(261m)
この焼山は、西岡にある焼け山である。札幌市の南区にも豊平山の別名としても焼山が存在する。
山名は開拓時代、火入れにともなう山火事が絶えなかったことに由来する。かつては周辺一帯も「焼山」と呼ばれていたが、1909年(明治42年)に「西山」と改められ、その後「西岡」となった。山と言っても丘陵地帯の1つのピークである。
焼山は、札幌国際スキーマラソンで、このすぐ横まで、42km地点から地獄の急登が続く地点である。
いろいろなコース取りができるが、西岡水源地公園の駐車場を発着点として、スキーマラソンの滑走コースにもなっている四望台を通り、反時計回りで周回した。
発着点となった西岡公園駐車場
西岡水源地
西岡公園の中の遊歩道は湿原の中に木道が続く。
西岡公園から抜けると、白旗山の方へ続く自然歩道となる
自然歩道分岐から、焼山への案内標識が現れる。ここからは、
80歳を超える長井さん手製の標識がたくさん設置されている。
この注意書きも長井さんの手製
これも長井さん手製の丁寧な案内標識
狭い頂上をあとにする。スキーコースの急登のコースは良く分からなかった。
スキーマラソン大会で、前半の滑走コースにもなっている四望台の道。
四望台から駐車場近くの出口へ来たら、ゲートが厳重に閉じられていた。左側から攀じ登って出た。
9:00スタート、11:00ゴール、所要時間2時間。
⭕神社山(237m)
大倉山小学校の裏から眺める神社山。
北海道札幌市中央区に位置する山。山名は1897年(明治30年)12月に札幌神社(後の北海道神宮)の所有地となったことに由来する。アイヌ語ではエプイ(つぼみのような小山)と呼ばれていたらしい。
隆光寺の境内に車を置かせてもらった。登山道はないが、尾根に乗ったら微かな踏み跡があった。
下りは、尾根を真っ直ぐ下った。
この左側から藪に突入。
頂上と間違ったケルンとピンクテープ。頂上は、もう少し先だった。
頂上ピーク
頂上はケルンのみで、標識もなかった。
尾根を真っ直ぐ下ってきたら、こんな看板が…。
登りも下りも10分。
⭕(手稲)丸山(141m)
手稲区富丘6条の登山口の手前から見上げる丸山。
山名はそのまま、見た目が丸いことに由来する。ただし円形ではなく、三樽別川と富丘川に挟まれて楕円形をしている。登山道はない。
車を駐車スペースに置いてスタートし、多くの人が取り付いている南東から登り、下山は、尾根をますぐ下って車の所へ下りた。
取り付き地点の入口
はっきりとした踏み跡が続いていた。
山頂標識と下の図根三角点。
登り、下りとも10分。