癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

自分もこんな所を登り下りしていた?

2018年08月22日 | 登山・旅行

剱岳で最も怖かった下山専用コースの“カニのヨコバイ”・・・ここを2回下っている。



 8/11山の日にNHKBSプレミアムで放映された「北アルプスドローン第縦走~剱・立山」を妻が録画してくれて置いたものを観た。

 この番組は、ドローン撮影をしながら北アルプスを縦走する番組である。今回の舞台は絶景の稜線歩きが楽しめる立山と、“岩と雪の殿堂”剱岳だった。特に剱岳は日本最難関とも呼ばれる険しい岩肌が特徴の山。ドローンならではの360度、山また山という圧倒的な山岳風景はもちろん、自分も登り下りしている断崖絶壁の難所“カニのたてばい”“カニのよこばい”など、の映像はまさに圧巻だった。


 剱岳は、自分が日本三百名山巡りをして、もっとも印象に残った山であった。そこで、三百名山完登した翌年に、コースを変えて早月尾根を登り、最初のときに登り下りしたこの別山尾根を下り、裏剱への4泊5日の縦走をしている。




 登り専用コースのほぼ垂直の“カニのたてばい”

 自分が登るときは、怖いので目の前しか見ないようにしているし、鎖などがしっかりしているので、あまり怖いとは思わなかった。しかし、ドローンで撮影したものを観ると、「こんなところ自分も本当に登ったのか」と思うほどである。

 高所恐怖症に自分は、このような場所は、登りよりどうしても下を見なくてはならない下りの方が怖い。特に、下りの“カニのよこばい”は、最初の一歩に体重を移すまでが本当に怖かった。2回目のときは、一度経験しているとはいえ、20kg近いテント泊縦走装備だったので非常に緊張したことが懐かしい。

 この番組の中で、初めて目にした貴重な映像は、日本一の高さの称名滝をドローンで映したものだった。

称名滝を上から映したもの


深く切れ込んだ称名滝廊下・・・画像の上が滝の落ち口