癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

またまたスイーツ

2013年03月14日 | 日常生活・つぶやき
 

 今日は3/14・・・2/14のバレンタインデーに対するホワイトデー。そもそも、どちらも製菓業界の企みがみごとに功を奏して、年中行事として定着してしまったイベントである。

 昔はなかったはずのホワイトデーだが、調べてみたら、バレンタインデーが定着した後、1980年3月、「愛にこたえるホワイトデー」をテーマとし、製菓会社による第一回ホワイトデーキャンペーンが繰り広げられたことが始まりらしい。最初の頃は、確かクッキーデーと言って、クッキーをお返しする日だったような気がする。それがいつの間にか、さまざまな贈りものへと広がっていったようだ。

 今でこそ、バレンタインデーのチョコは、妻からだけなので気が楽だ。昔からプレゼント選びが苦手なだけに、申し訳ないが、「何が欲しい?」と聞くことにしている。今日のリクエストは、Chouette Cacaoのケーキだった。4日前にお礼にもらったケーキを食べたばかりなのに・・・。ということで、ここ数年の我が家のこの両日はスイーツを食べる日になってしまった感が強い。

 今日、Chouette Cacaoへ出掛けたら、駐車場に2人の警備員が配置されいた。バレンタインデーのときは、車の長い列ができていた。この両日、有名なスイーツ店にとっては最高にありがたい日だろう・・・。

北海道最古の三角点・古部丸山(点名・古部岳)

2013年03月12日 | 登山・旅行

<頂上から恵山と海向山を望む。左のピークは越えてきた596ピーク>


 函館の東部海岸の方は少しは天気が良いだろうと、ダメもとで古部丸山(691.1m)へ向かった。恵山や海向山の山頂から北側に聳える三角形の端正な頂上が非常に目立つ山で、「あの山は何という山ですか?」と聞かれることが多い山だ。

 地図上では単なる丸山だが、通称は古部丸山。この山は、北海道の三角点の選点第1号(M29.7.4)の歴史的由緒ある山である。もちろん一等三角点で点名は「古部岳」。ちなみに、北海道の三角点の歴史は明治29年7月が最初で、古部岳、千軒岳、八幡岳の選点日はそれぞれ、M29.7.4、M29.7.18、M29.7.23で、いずれも館潔彦氏によるものだった。

 頂上までの登山道はないが、林道が頂上直下の北側を通過しているので、夏は30分ほどの藪漕ぎで登頂できる。これまでにそのコースからと古部漁港に注ぐ相泊川を遡って2回登頂している。今回は、以前から漠然と考えていた冬季登頂へのトライだった

 国道278号線から予定通り絵紙林道へ入った。幸い、最終人家のある少し上の国道から2.3km地点まで除雪されていたので、覚悟していた林道歩きが1時間ほど省かれた。途中の・286地点で林道を離れ、東尾根へ向かい、596ピークを越えて登頂した。東尾根の下(標高500m)までスキーで登り、その先は急なので、かんじきに履き替えて登った。

 9:55スタート、登り2時間、下り55分、13:00ゴール。思っていたよりお手頃モードの楽勝登山だった。帰りにホテル恵風の温泉で疲れを癒した。
 

 椴法華漁港の上(ホテル恵風への道)から望む古部丸山


 林道の正面に見える596ピーク。頂上は左奥に位置するが見えない。


 596ピークへの東尾根は伐採がされていて、道のように見える。境界線なのかも?


 596ピーク手前から、596ピークと頂上を望む


 雪が少ない一等三角点の頂上。後ろは恵山と海向山


 詳しい山行記録やルート等は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)

運転免許更新

2013年03月11日 | 日常生活・つぶやき

 今日であの悪夢のような東日本大震災から丸2年・・・もう2年も経ったのに、さっぱり進まない復興にイライラする。それだけに被災者の想いを考えるといたたまれなくなってしまう。

 そんな今日、誕生日は今月末だが、運転免許の更新に行ってきた。ベルトコンベアーに載せられたような機械的な感じの更新手続きを終えて、1時間の講習だった。

 次の更新は5年後ということは、この3年間は捕まらなかったというらしい。現職の頃は23年間も捕まらなくて、ずっとゴールド免許だった。しかし、退職した4月に速度違反で捕まり、その後、追い越し禁止違反と一時停止違反は覚えている。自分を正当化するわけではないが、年間3万kmも走っているのだから、ついうっかり違反は結構多い。捕まらなかったのはただ単に運が良かったということ・・・。警察に言わせると、「そのうっかりが事故に繋がる」とのこと。

 今後頑張って5年間違反しなければ(捕まらなければ)、ゴールド免許復活になるが、次の更新は74歳なので有効期限は3年らしい。おまけに、高齢者講習も必要になってくる・・・日常的には考えることもないが、こうして客観的に自分の年齢を考えると、寂しくなってしまう。あと何年運転できるのだろう? 運転ができなくなるということは、今のようなあちこち走り回る生活ができなくなるということ・・・う~ん!?

 しかし、違反は罰金で済むが、怖いのは事故だ。これからの自分の運転寿命を長く保つためにも、より以上に気を付けなくてはならないと肝に銘じた日でもあった。


 夕方には、大腸癌術後の定期検診で、血液検査の採血とCTスキャン検査を受けてきた。2回目の癌以降2年間経つが、半年ごとにこの2つの検査を受けている。結果は今週金曜日に判る。その後、大腸の内視鏡検査もしてもらうつもりだ。

情けは人のためならず・・・

2013年03月10日 | 日常生活・つぶやき


 天候が悪いせいもあり、今週末は久しぶりに家で過ごした。そんな昨日の夜、隣のマンションの車がツルツルの轍に嵌って出れなくなって、長い時間悪戦苦闘していた。見かねた妻が家に残っていた砂を持って行ってあげた。すると、あっさり脱出できた。

 そして、今日の午後、なぜか、妻が「ケーキ食べたいね~」と話していた30分後、ピンポ~ンと玄関チャイムがなった。出てみたら、「昨日お世話になりました。大変助かりました。ほんのお礼の気持ちです」と、昨日の男性が上品なケーキを持ってお礼に来た。なんという偶然・・・!

 考えてみたら、この他にも我が家の近くで、雪に埋まった車の手助けをしたり、スコップを貸したりしただけなのに、お礼が届いたのは、ここ数年で3回目だ。ほかの2回は、缶ビール1ケースと高価なチョコレートの詰め合わせだった。

 ふと、若い頃に意味を間違えて覚えていた「情けは人のためならず」ということわざを思い出して、感激してご馳走になった。しかし、自分が他人に助けてもらったときにこのようなお礼の仕方をしていただろうか・・・?反省!

NHK投稿ビデオに私が登場・・・「湧別原野クロカン」

2013年03月07日 | スキー・クロカン
 昨日11:40からのNHKTV「「つながる@きたカフェ」という番組の中の「撮っておきマイビデオ」で、うどんおばさんが投稿した「湧別原野オホーツククロカン」のビデオが、約1分間に編集されて放映された。

 その後半に私が登場している。遠軽の給食所で休んだ後、「温かい紅茶を飲み、残りの25kmへ向けて再スタートを切って颯爽と?滑っていくゼッケン125の姿」がアップで映っていた。

 それを妻がyoutubeにして、下記から視れるようにしてくれたので、どうぞ!
 音量が小さいので、大きくして視てください。(うどんおばさんのお若い声が聴けます)
 
 ちなみに、最初のスタート場面は、遠軽から湧別までの25kmの部参加者のもの。次の場面は、ゴールの給食所の様子、そして、遠軽の給食所での私が登場。

 

○「十勝大平原クロカン」のレース記録、「日勝ピーク」と「塩谷丸山」の山行記録、ほっかいどう山楽紀行「漁岳」を下記へアップ完了しました。
http://sakag.web.fc2.com

天気も雪も最高「塩谷丸山」

2013年03月05日 | 登山・旅行

頂上から余市方面の海岸線と積丹半島の山を望む

 小樽へ移動し、塩谷丸山に登ってきた。徐々に晴れ間が広がり、この山の一番の魅力である海の展望が期待通りに広がってくれた。また、30cmほどのラッセルだったが、低山ながら雪はずっと下まで非常に軽かった。お陰で、やはりこの雪山の魅力であるオープン斜面では自由自在の快い滑りを楽しむことができた。

 夏道とは違う冬山ルートは、除雪終点付近には駐車スペースがなく、塩谷駅の駐車場から1kmほどシートラ(スキーをリュックに括り付け)での道路の歩きからスタートである。スキーやスノーシューのトレースも多く、人気の高さが伺われる。

 8:25スタート、登り2時間(道路歩き15分)、下り25分(道路歩き10分)、11:05ゴール。

 下山後、岩内回りで帰路に就き、『Ho』の無料クーポンで入れるいわないグリーパークの温泉に入って、夕方には帰宅することができた。


 除雪終点から、頂上(左奥)を見上げる


 頂上より小樽の街並みを見下ろす。山は赤岩山。


 塩谷海岸を背に登ってくる後続グループ 


 頂上直下のオープン斜面では、思いっきり気持ちよいターンを刻むことができた


 詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com (アップ
完了)

結局、日勝ピークのみ

2013年03月04日 | 登山・旅行


 今日も十勝晴れが広がった。今日と明日で、中札内のぴょうたんの滝近くの通称・南札内岳と札内川を挟んで聳えるトムラウし川の源流部にある三角点名が富良牛(1277.8m)に登る予定だった。

 朝、ホテルを出て、ぴょうたんの滝まで走った。しかし、両方の山を眺めて、この時期に一人でラッセルをしてまで登る山ではない。4月ごろの雪の締まった時期のほうが登りやすそう・・・ということで中止にした。

 帯広に戻って、特別企画展「山に魅された画家たち」を見るつもりで美術館へ向かった。ところが、休館日だった。が~ん!

 天気がもったいないので、急遽、思いつきで、日勝峠から簡単に登れ、滑りを楽しめるる日勝ピークを目指した。登山口に所沢ナンバーの車が1台、スキーのトレースあり。後ろからスノーシューを履いてスノーボードを担いだ男性が登ってくる。

 しかも、運悪く、日高側から雲が広がってきた。今週末の暴風で雪が飛ばされ、シュカブラ斜面となっている。しかし、左の谷側斜面は雪の付きが良く、昨日のシュプールも残っている。

 頂上に着いたときには、展望はなくなっていた。スノーボーダーの後に続いて谷側斜面を滑り降りたが、雪が重い上に締まっていて、快適なターンを描くことはできなかった。

 スタート11:50、登り1時間10分、下り15分、13:30ゴール。日高町のひだか高原荘の温泉でまったりと過ごす。

休憩室でブログを打っていると、隣でやはりPCを開いて作業をしている方がいた。山のシャツを着ているので聞いてみた。なんと、鹿児島から2月中旬にこ日高町へ来て日高国際スキー場でスキーを滑っているとのこと。夏には6月~9月まで北海道の山を登り歩いていたとのこと。今、スキーでをしているのは、山スキー登山をしたいためだそうだ。3/10からは道東の山へ行く予定とのこと。

 しかも、拙サイトの名刺を差し上げたら、ずっと以前から見ていて、いつも参考にしているとのこと。思わぬ出会いに驚いた。

 その後、千歳道の駅まで走り、車中泊態勢に入る。パパちゃりさんに電話で問い合わせたら、昨日の順位は、60歳以上の部で17/67名とのこと。3年前は20位だったので、珍しく順位がアップしていた。


重い雪で快適なターンを楽しむことはできなかった。



○朝の中札内付近から眺めた日高山脈の眺め


カムイエクウチカウシ山付近


左からペテガリ~ルベツネ~ヤオロマップ~コイカクシュサツナイ


ペテガリの南側の山並み(山座同定は良くわからない)


十勝幌尻より北の北日高の山並み

十勝晴れの「十勝大平原クロカン(58km)」

2013年03月03日 | スキー・クロカン

<十勝幌尻岳(左)と帯広岳(右)に向かって

 3年ぶり3回目の「十勝大平原クロカンスキー大会」。多少風はあったが、気になるほどではなく、見事な十勝晴れの天候に恵まれた。今回もこの大会ならではの大好きな日高山脈や広々とした平野部のすばらしいロケーションを楽しむことができた。

 気温も例年より低くなく、陽光を浴びながら、最後の10kmまでは、「苦しまないで滑走を楽しむ」ことができた。しかし最後の10kmはアップダウンや緩やかな登りが続くので、毎回同様辛らかった。

 タイムは、天候や雪質から4時間30分に設定してみたが、残念ながら4時間36分だった。順位は明日の勝毎に載るようだ。58km男性の部全体は168名なのに、60歳以上がその1/3以上の67名もいた。もちろん、年代別では最多である。元気な年寄りばかりだ・・・。

 この大会には、自分にとって、もうひとつのサプライズが待っている。それは、過去の2回ともそうだったが、帯広界隈の山仲間が集まって懇親会を開いてくれることだ。今回も10名の参加らしい。それに出席できないからと言って、わざわざ2人の女性陣が応援に駆けつけてくれた。

 なお、今回は、市街地の車中泊場所がないのでホテルに泊まることに・・・懇親会場に近くて、温泉「十勝の湯」があって、駐車料金込みで4800円のホテル帯広パコ。ゴール後、ホテルに直行し、温泉で疲れを癒し、ブログ更新し、懇親会までベッドで休息。


スタート地点の様子

○スタート前に会った方々
 
函館から参加したXC-KID'Sのikeちゃん  10kmの歩くスキーに参加パパちゃりさん(幕別)

 
応援に駆けつけてくれた若葉さん(帯広) 総合2位だったスーパーマンのちから!さん(網走) 


札幌のtonyさん。  ゴール時にわざわざ白糠から駆けつけてくれたonちゃん

今晩の飲み会には、上記のパパちゃりさん(呼びかけ人)とちから!さんが参加予定。 

 詳しいレース参戦記録は帰宅後、HPの方へ

更別村福祉の里温泉まで

2013年03月02日 | 登山・旅行

<晴れ間も覗いている十勝らしい白樺並木の道路>

 全道的に大荒れ予報の天気なので、余裕を持って7:30に家を出た。函館近郊は吹雪模様だったが、八雲より先は晴れ間が広がっていた。日勝峠手前までは、冬型の気圧配置の悪影響の少ないルート(洞爺湖~美笛峠~支笏湖~千歳~樹海ロード)だったので、夏道と同じペースで快適に走ることができた。

 ところが、日勝峠を避けて、占冠から道東道へ乗ろうとした手前で、「トマム~芽室吹雪のために通行止め」にぶつかる。結局、日勝峠を越えるより30分も通り回りの狩勝峠を越える羽目に・・・しかも、その間がもっともひどい吹雪だった。

 予定では、帯広美術館で「山に魅された画家たち」の特別企画展を観るつもりだったが、その余裕がなくなった。

 それでも、明日のレースの発着地点に近い、今夜の車中泊予定の中札内道の駅に16:30に到着。さらに、6kmほど先の更別村の福祉の里温泉まで走って、今そこでのんびりと過ごしている。


今夜の車中泊予定の中札内道の駅。向かいに大型スーパーがあり、毎年のように利用している。
トイレも暖かく気持ちよい。


更別村の福祉の里・・・いろいろな健康福祉施設が集まっている


広々とした温泉の休憩スペース

最初の大腸癌術後5年経過

2013年03月01日 | 大腸癌日記

<5年前の手術日のブログから拝借の画像>

 ここ数日プラス気温が続いて、雪解けも進み、いよいよ3月に入った。3月になると春を感じ、その到来を楽しみにすることが多くなる。

 ふと、「最初の大腸癌の手術日は今頃だったような?」と、このブログで調べてみたら、5年前の一昨日だった(2008年2月27日)・・・日頃、自分が大腸癌に罹ったことさえ忘れているくらいだから、手術日を忘れているのは当たり前かも? 

 これで、本来は術後5年経過だから、無罪放免のはずだ。しかし、3年目検診時の内視鏡検査で新たな小さな癌が見つかり、その手術もしているので、さらに2年延びたことになる。この発見も3/30で手術が4月だった。

 「たら、れば」は嫌いな質だが、今振り返ってみると、2回とも自覚症状のないときに偶然見つかったから助かったようなもので、本当に「運が良かった」と思わざるを得ない。

 とくに、最初のときは、「たまたま一緒に山に登っていた人が内科医のSHOさんでなかったら?そのときに血圧の話をしていなかったら?」と、今でも思うことが多い。前年の暮れに、内科医のSHOさんと2人で山に登っているときに、血圧が少し高めなことを話した。「年齢的に動脈硬化が始まっているかも知れないから検査をしてみましょう」ということになった。その過程で貧血が見つかった。男の貧血は内臓からの出血が原因のことが多い・・・もしかしたら?というSHOさんの診立てだった。案の定、便潜血検査で陽性反応が出た。そこで、紹介をされた五稜郭病院の内視鏡検査で癌が見つかったという次第。

 それも、手術前はステージⅢの診断だったが、術後のリンパ節郭清の結果で、転移の確率が低く、抗ガン剤治療の必要がないステージⅡへ繰り下げという絶妙なタイミングだった。担当医も「あの大きさの癌でリンパ節にひとつも転移していなかったのは軌跡的です」とのことだった。2回目はステージⅠの段階で見つかっているので心配はなかった。

 大腸が2回の手術で55cmも短くなっているのに、薬の世話にもならず、まったく後遺症もなく、むしろ癌に罹る前の軟便体質が改善されて腹の調子が良くなっていることが不思議なくらいだ。お陰で、こうして元気に山や長距離のスキーマラソンなどを続けていられることに、心から感謝している。

 また、明後日は、自分にとっては今シーズン最後の「十勝大平原クロカン58km」。周りに、「よくもまあ、前日に450kmも運転して、長距離レースに参加して、翌日に山に登って、また450kmも運転して帰って来れるものですね~」と驚かれている。

 今回もまた同じパターンでの参加だ。しかも、レース後に、私の参加に合わせて、帯広界隈の山仲間10名ほどが集まっての飲み会が設定されている・・・なんという幸せ者であろう・・・感謝・感謝!