癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

最初の大腸癌術後5年経過

2013年03月01日 | 大腸癌日記

<5年前の手術日のブログから拝借の画像>

 ここ数日プラス気温が続いて、雪解けも進み、いよいよ3月に入った。3月になると春を感じ、その到来を楽しみにすることが多くなる。

 ふと、「最初の大腸癌の手術日は今頃だったような?」と、このブログで調べてみたら、5年前の一昨日だった(2008年2月27日)・・・日頃、自分が大腸癌に罹ったことさえ忘れているくらいだから、手術日を忘れているのは当たり前かも? 

 これで、本来は術後5年経過だから、無罪放免のはずだ。しかし、3年目検診時の内視鏡検査で新たな小さな癌が見つかり、その手術もしているので、さらに2年延びたことになる。この発見も3/30で手術が4月だった。

 「たら、れば」は嫌いな質だが、今振り返ってみると、2回とも自覚症状のないときに偶然見つかったから助かったようなもので、本当に「運が良かった」と思わざるを得ない。

 とくに、最初のときは、「たまたま一緒に山に登っていた人が内科医のSHOさんでなかったら?そのときに血圧の話をしていなかったら?」と、今でも思うことが多い。前年の暮れに、内科医のSHOさんと2人で山に登っているときに、血圧が少し高めなことを話した。「年齢的に動脈硬化が始まっているかも知れないから検査をしてみましょう」ということになった。その過程で貧血が見つかった。男の貧血は内臓からの出血が原因のことが多い・・・もしかしたら?というSHOさんの診立てだった。案の定、便潜血検査で陽性反応が出た。そこで、紹介をされた五稜郭病院の内視鏡検査で癌が見つかったという次第。

 それも、手術前はステージⅢの診断だったが、術後のリンパ節郭清の結果で、転移の確率が低く、抗ガン剤治療の必要がないステージⅡへ繰り下げという絶妙なタイミングだった。担当医も「あの大きさの癌でリンパ節にひとつも転移していなかったのは軌跡的です」とのことだった。2回目はステージⅠの段階で見つかっているので心配はなかった。

 大腸が2回の手術で55cmも短くなっているのに、薬の世話にもならず、まったく後遺症もなく、むしろ癌に罹る前の軟便体質が改善されて腹の調子が良くなっていることが不思議なくらいだ。お陰で、こうして元気に山や長距離のスキーマラソンなどを続けていられることに、心から感謝している。

 また、明後日は、自分にとっては今シーズン最後の「十勝大平原クロカン58km」。周りに、「よくもまあ、前日に450kmも運転して、長距離レースに参加して、翌日に山に登って、また450kmも運転して帰って来れるものですね~」と驚かれている。

 今回もまた同じパターンでの参加だ。しかも、レース後に、私の参加に合わせて、帯広界隈の山仲間10名ほどが集まっての飲み会が設定されている・・・なんという幸せ者であろう・・・感謝・感謝!