<白湯山とフレベツ岳のコルから雌阿寒岳を望む>
今日は、今回の山旅でもっとも良い天気だった。これで6日連続となったが、今日で打ち上げ。阿寒周辺にこだわった3日目は、阿寒湖温泉街の裏にある白湯山(916m)経由のフレベツ岳(1097.4m)。この両山は、自分も執筆者の一人である『北海道雪山ガイド』にも掲載されているので、疲れたはいたが、ぜひ登りたい山であった。
阿寒湖畔スキー場のゲレンデとさらにその上の白湯山まではスキーで登り、いったん下って登り返すフレベツ岳へはかんじきでピストンした。昨日もそうだったが、一昨夜の20cmほどの新雪で30cmほどのラッセルと、気温が上がってからは団子になって歩きづらかった。
両山のコルには大規模なボッケ(地熱帯)があった。最高の天候だったが、どちらの山も頂上や途中も針葉樹林で覆われ、それほど展望には恵まれなかった。白湯山からの下りは、東側に、針葉樹林が刈り払われて、細いダケカンバで覆われた滑りやすい斜面があった。多分スキー場を造るときに、頂上までゲレンデを繋げるつもりだったのだろうと思いながら下っていったら、案の定リフトの終点に到着した。
登り3時間10分、下り2時間。下山後、再び雌阿寒温泉の200円の野中温泉に入る。音更の柳月の工場に寄り、お土産を買って、日高の道の駅まで走った。今日はここで車中泊。
両山のコルにあったフレベツボッケ(地熱帯)。
スキー場の東側のボッケ帯には、遊歩道と展望台があり、そこは数年前に訪れている。
両山のコル手前から見上げるフレベツ岳
フレベツ岳からの雄阿寒岳と阿寒湖