癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

傷が塞がった~!

2008年04月08日 | 大腸癌日記
                 (早くも綻びだした紅梅~反対に私の腹の綻びは閉じてくれた)

 これまでずっと傷口からジクジクと出ていた浸出液が、昨日の午前中から全く出なくなり、傷口も乾き、どうやらしっかりと閉じているようだ。もちろんガーゼはきれいなまま・・・金曜日の抜糸が楽しみだ。

 それにしても、先週の水曜日に函館山を歩いて、傷口が全部開いて浸出液の量も多くなって落ち込んでいたのに、わずか4日間でのこの驚異的な回復振りに驚いている。

 実は、因果関係ははっきりしないが、先週の月曜日から、妻の叔父さんに「試しに飲んでみて」といただいた2種類の「生源」という「乳酸菌生産物質」(バイオファーメンティクス)のサプリメントを飲み続けている。叔父さんは、大腸癌術後の療養と免疫力を高める体質改善に効くからとの勧めであったが、傷のことを話すと、結構強力な創傷治療効果もあるとのことで、密かに期待して飲み続けてみたのである。それが効いたのでは?と思わざるを得ないような急激な回復振りだった・・・・この「生源」については、いずれ詳しく触れることにするので、今は、上記サイトの紹介のみとしておく。

 歩くのには痛みを感じることはないが、まだ、傷の部分に触ったり、極端な曲げ伸ばしや捻り、さらには、車の振動でも痛みを感じる。したがって、リハビリと言っても腹筋を使うような運動や走ることは当分無理であろう。今は、歩くことで体力回復に努め、雪解けの進んだ低山から徐々に復帰するつもりだ。

外来診察~傷回復の兆し?

2008年04月07日 | 大腸癌日記
                (昨日、散歩の途中に道端で見つけたツクシ) 

 今日は、退院後8回目の外来診察(傷の関係で多くなっている)・・・

 今日で、癌が見つかって2ヶ月、術後約40日、退院後約1ヶ月が経過した。臨床試験で飲み始めて2週間経った抗ガン剤の副作用がまったくなく、体調も快調そのものだ。腸が短くなったので水分の吸収が悪くなり下痢を覚悟したが、それもなく、毎朝1~2回、ほどよい硬さの便が出ているし、食欲もバッチリ・・・いわゆる快食快便!・・・主治医もこのことは喜んでくれている。

 さて、悩みの種である傷の様子を診た主治医、「あれ、いい感じになっているね~。金曜日までこのままにして、そのときに抜糸しましょう。」・・・確かに、傷口も塞がって乾いているし、ガーゼに付いている浸出液も少なくなって、しかも、ガーゼは染みた部分が乾燥していた。中の方も塞がり始めているらしいとのこと。「金曜日を楽しみにまた来ます」と診察室を出た。

 聞くのを忘れたが、今の状態なら、抜糸しても傷口がパックリ開かないということなのかな? そうであればうれしいのだが・・・。しかも、夕食後に傷を見たら、午前中からまったく浸出液が出てなく、傷口もガーゼが乾いたままである・・・こんなことは初めてである。これは期待できるかも? うれしくて、しばらく飲んでいなかったが、昨日いただいた高くて普段は飲めない大沼ビールで祝杯を上げた。昼の手打ち蕎麦も合わせてウメガッタ~!

 帰りに、毎月1回行うことになっている血液検査の採血をし、薬局で抗ガン剤と腸の調子を整える漢方薬を5週分受け取る。抗ガン剤の費用であるが、30%負担の5週分で約15,000円であった。前に聞いた月4万円ほどというのは、全額負担の価格だったようだ・・・ホッとする。

住宅街花散歩&手打ち蕎麦

2008年04月06日 | 花・紅葉だより
 すばらしいポカポカ陽気・・・こんな天候に山に行けないというのはもったいない。例年は、GWまでは、雪山モードだったのだが・・・。
 仕方ないので、他人様の庭先に咲いている花々を眺めながらの住宅街散歩で憂さを晴らす。 
 よく見ると、いろいろな花が咲いているものだ。それにしても、今年は本当に花が早い。

             
             
             

             

             

            

             


 夕方、快気祝いとして、北斗市(旧大野町)の手打ち蕎麦サークル・蕎麦酔夢「吉田村」の代表自らが、自分で打った蕎麦と大沼ビールを届けてくださった。それも、わざわざ消化が良いからと細い麺と普通の太さの麺の2種類。この心遣いがうれしい。

             

  手打ち蕎麦は、打ち立てが美味しいと思っていたが、氏は一晩冷蔵庫で寝かした方が甘味が出て美味しいと言われる。両方とも試してみたかったので、細い方を夕食に天ざるでご馳走になった。細いので茹でるときに緊張したが、美味しくいただくことができた。舌に残る味はもちろんだがそれ以上に心に残る味だった。普通の太さの麺は明日の昼食にいただくつもり・・・。

 なお、氏のメインサイトは下記で、私のサイトと相互リンクを結ばせていただいている。
 「都会田舎通信~吉田幸二ホームページ」

ミズバショウ

2008年04月05日 | 花・紅葉だより
        
         昨日のTVで、大沼のミズバショウが咲いた・・・というニュースが流れていた。
         昨年より10日以上も早いらしい。早速出掛けてみた。 
         ここで、写真を撮るには、長靴が必須アイテムだ。

                    
    サトイモ科の多年草本。花言葉は、「必ず来る幸せ」「美しい思い出」「変わらぬ美しさ」など、いろいろあり。

              

             昨年も同じ場所へ出掛けたのは、2週間近く後の4/18。
             帰りがけに、同じ場所から駒ヶ岳の写真を撮ったが、雪の量もすでに昨年より少ないようだ。

『メディカルはこだて』に掲載

2008年04月04日 | 大腸癌日記
 このたび発刊された函館・道南の医療・介護・福祉の雑誌『メディカルはこだて』第27号の「トピックス・リポート」に、この拙ブログ「癌春日記」のことが1ページを使って紹介された。しかも、写真入りで・・・。

 この雑誌には、過去3度ほど拙稿を掲載していただいたが、このたびは、編集人自らの筆によるものである。見出しは「入院中もブログの更新を継続~函館市在住の坂口一弘さん」、小見出しが「大腸癌の入院・手術の闘病全記録を詳細に公開」といった具合である。

 編集人の許可を得て、下記にpdfファイルをアップしてあるので、全文を読むことができます。どうぞ!
http://www.geocities.jp/hymlweb/medihako.pdf 
(接続できない場合は、このアドレスをコピーして、アドレス検索へ貼り付けてみてください)


このほかに、編集後記にも、直接お見舞いに来てくださったときの様子も記載されている。なお、本誌は、市内や近郊の書店で販売されているし、病院や医療関係施設でも読むことができる。手元にもいただいた15冊ほどありますので、ご希望の方はメール等で知らせてくださればお送りします。

ショック!早かった・・・?

2008年04月04日 | 大腸癌日記
 函館山の花探索・・・平地を歩いても傷の変化がなかったし、主治医から「簡単な山をゆっくり歩くのは構わない」という許可が出たので、実行に移したのであった。

 しかし、当日、就寝前のガーゼ交換時に、傷を見たら、再縫合手術後くっついていたように見えていた部分も開いている・・・しかも、そこからも浸出液が出ている・・・ガ~ン!! 登りは、それほど腹部に負荷は掛からないが、急な下りの伸び縮みと捻りがいけなかったようだ・・・。

 どうやら、表の部分は塞がっていたが完全ではなく、内部は塞がっていなかったようだ。まだ、抜糸していないから口は開いていないが、抜糸したら、パックリと開いてしまいそうである。また、ゼロからの・・・いや、マイナスからの再スタートかな?

 早かったか・・・やっぱりおとなしくしてなければダメなのか・・・?
 これからどういう経過を辿って治るのか・・・? 
 次の外来診察は来週の月曜日・・・主治医はどんな顔をして、どんなことを言うのだろう・・・? 
 ちょっとブルーな気持ちになっている昨日と今日である。

函館山・早春の花探索

2008年04月02日 | 花・紅葉だより
           

 数日前の北海道新聞に「春の使者ひっそりと 函館山(宮ノ森コース) エゾエンゴサクが開花」との記事と写真が・・・。例年よりかなり早いようだ。他の花も咲いているかも知れない。ポカポカ陽気の好天の今日、妻を誘い、足慣らしを兼ねて2ヶ月ぶりの山歩きに出掛ける。

 宮ノ森コース~エゾダテ山コース~汐見山コース~旧登山道と回った。花は宮の森コースに最も多かった。エゾエンゴサクの他に、キクザキイチゲ、フクジュソウ、キバナノアマナ、エンレイソウ、ネコノメソウ、青花のキクザキイチゲ、ギョウジャニンニクなどをカメラに収める。
 
 簡単な記録とこれらの花の写真は下記からどうぞ!
   http://sakag.web.infoseek.co.jp/hakodate08-4.htm

 2時間ほどの散策・・・ゆっくり歩いたせいもあるが、特に疲れることもなく、この程度では2ヶ月のブランクを感じることはなかった。やはり、山はいい・・・大いに元気をもらうことができたようだ。

 登山口への途中、昼食に、昔よく行っていた銀座通りにある老舗のそば屋「天満つ」がリニュアルオープンしたとの情報を得て、久しぶりに寄ってみた。

           

 外装もきれいに塗り直され、内部もすっかり垢抜けた喫茶店のような雰囲気に変わっていた。大きなエビ天が3本も入って800円の天ぷらそばが美味かった。