癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

術後2ヶ月経過

2008年04月27日 | 大腸癌日記
                   (我が庭先を彩るサクラソウと三寸アヤメ)

 手術日2/27から2ヶ月が経過した。なかなか塞がらないでイライラさせられた臍横の傷口も完全に塞がって20日・・・その時期を含めたこの2ヶ月は非常に長かった気もするが、あっという間だったような気もする。

 今になってみれば、なかなか塞がらなかった傷口が、ある意味、ジッとしていることが苦手でとかく動き回りたがる自分をセーブし、療養期間を確保してくれたのではないかと感謝さえしている。その傷口も最近では小さくなってきて、痛みもほとんど感じなくなってきている。

 上行結腸(右)のすべてを摘出し、大腸が30cmほど短くなったという事実を体感できることは皆無である。便通は術前より快調だし、体調も特に気になることはない。抗ガン剤の副作用もまったくない。体重も徐々に戻りだして61kg台に突入した。残っている傷口さえなければ、ここ3ヶ月間ほどの出来事は何だったのだろう・・・もしかしたら、あれは夢だったのでは?・・・とさえ錯覚してしてしまいそうな感じである。

 考えてみれば、術前数ヶ月間は、自覚はまったくなかったが、癌に蝕まれていたわけだから、今の方が体調が良くなって当たり前なのかも知れない。しかし、5年間は油断禁物である。思い当たる節はまったくないが、体質的にも癌になりやすいのかも知れない。しかし、かと言ってあまり神経質になるのも嫌だ。何か変化があれば5年間続く定期検診で見つかるだろうから、そのときに考えればよい。これまで通り、常にプラス思考で前向きに暮らして行くことにする。

 すでに山にも復帰して2週間ほど過ぎた。徐々に歩く距離やハードさを増して、体調チェックをしているが、意外と体力は落ちていないような気がする。しかし、この年齢になると、庇ってばかりではどんどん体力が落ちていく。以前のような山を続けるためには、疲れを残さない程度に日々トレーニングに励まなくてはならない。昨日はウォーキングと軽いジョギング、雨の今日は久しぶりにエアロバイクで汗を流した。