癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

2日目パート3~餓鬼岳へ

2007年10月05日 | 登山・旅行
燕岳を越えて、餓鬼岳へ向かう。標高差400m下る東沢乗越から登り返して東沢岳から餓鬼岳までの北海道にはない白い花崗岩の岩峰や岩頭の連なる細い稜線は眺めるだけでも迫力満点である。

実際、それらをよじ登ったり、間を潜ったり、根元を巻いたり、いつ朽ちて折れても不思議でない梯子の連続など、3時間ほどの登りは、高所恐怖症の自分にはハラハラドキドキの連続で、餓鬼岳小屋の赤い屋根が見えてホッと安堵したほどであった。

一緒になった北アルプスをほとんど登り尽くしている神戸の方に言わせても、「北アルプスでは、穂高連峰を除けばこれほどのところはない。ここは岳人好みのコースなのです」とのこと・・・納得!

振り返ると、昨日から縦走してきた常念岳~大天井岳~燕岳の連なり、その後ろに槍の頭、西と北側には、来年以降の楽しみとなった山々が連なる。

燕山荘から6時間で餓鬼岳頂上へ。快晴だった朝に比べて、周りの山々はガスに覆われはじめたが、なぜか劔岳だけはその威厳に満ちた姿を見せたままであった。

2時ごろから、一番乗りとなったこじんまりとした餓鬼岳小屋でまったりと過ごす。


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