西尾根の途中の岩峰をかわして進む
GPSトラックログ
昨年、「昔、恵山の頂上へ直接登る西尾根コースというのがあったらしい」ということを小耳に挟んだ。検索してみたら一つだけヒットした貴重なヤマレコがあった。
聞いたこともないスカイ沢の右岸尾根から源頭部の稜線のコルへ登り、火口原の西尾根を登るコースだった。春になったら挑戦するつもりで温めていた。今日、単独で決行するつもりだった。下山は一部スカイ沢右岸尾根とダブル部分があるが、権現台コース~恵山展望台~つつじ山経由のクラシックコース(「北海道夏山ガイド」の初版本に掲載されていた)の予定を立てた。タイミング良く、昨日になってから、NZから歯の治療で帰国しているSHOさんから「どこか山に行きませんか?」と打診メールが入った。早速、この計画に乗ってもらった。
二人とも、登りも下りも初ルートである。結果的に、下の尾根や西尾根にも、昔の登山道(鹿道兼用?)の痕跡や踏み跡が残っていて心強かった。久しぶりにワイルドで新鮮な山が楽しめた。
つつじ公園駐車場を発着点として、9:10にスタート、登り1時間40分、下り1時間50分、12:50ゴール。登りのコースは、下から山頂に登るには最短コースだろう。
つつじ公園駐車場から山裾の南を巻く林道を辿り、終点から林の中に入る。
その先は道有林の境界標石が続く刈払い道だった。
やがて、その境界線と離れて、つつじ山から続くクラシックルートに合流する。
途中に青いペンキでの矢印などが残っていたし、尾根の上に2ヶ所ほどケルンがあった。
展望台へ続くクラシックルートとダブル、スカイ沢右岸の南尾根を登る。
展望台は左のピークだが、途中からスカイ沢の源流部から続く谷地形の上の展望台右のコルを狙う。
右に続く尾根が、この後登る西尾根である。
深くて、岩崖が切り立つ迫力満点のスカイ沢源頭部を振り返る
火山灰の尾根をトラバースして、スカイ沢源頭部から続く谷地形を狙う。
稜線のコルへ登るが、昔から歩きこまれた踏み跡が続いていた。なぜか、車のタイヤが埋まっていたのにはビックリ。
コルの先から西尾根の末端に取り付く。
登っていくと左手に火口原、駐車場、海向山などの展望が広がる。
幅広の尾根から、狭い尾根へと変わる。一部細いところもあったが、それほど危険なところはない。
何度目の頂上か数えきれないが、登山道以外から登った大満足の初登頂。
山を始めて3年目だという単独の女性が先着していた。
「坂口さんですよね。いつもブログ拝見しています」と挨拶された。
以前までは眼にも入らなかった西尾根が、登ったことではっきりと認識できた。
下山は、権現台コースを下り、展望台へのコースを進む。
恵山展望台から左の尾根を下り、眼下に見えるつつじ山を目指す。
スカイ沢の迫力ある姿を上から眺める。いずれ、下から遡ってみたいものだ。
これを見たくて鹿道を下って行ったら、下に下がり過ぎていた。
予定していたクラシックコースへトラバース気味に戻った。
登りとの合流点から、藪の中に続く登山道の痕跡を辿ったら、すぐに東屋の建つつつじ山への道路に出た。
あとは、つつじ山の階段遊歩道を下って、駐車場でゴール。恵山福祉センターの温泉で疲れを癒し、帰路に就いた。
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