〈天候回復を待って1時間以上休憩した樽前山7合目ヒュッテの前で。手前の犬は管理人さんの飼い犬〉
今日は、まだ冬には登ったことのない樽前山の予定だった。昨夜のブログを見た追分町のエバさんから同行の申し出をいただく。
車中泊した千歳の道の駅で合流し、冬の登山口となる、支笏湖畔道路からの林道入口ゲートへ。
7:35、スタート。先行者はスノーシューの単独行者。
7kmもの長い林道歩きだが、二人横に並んでおしゃべりしながら歩くので、長さが苦にならない。
ちょうど2時間で、ヒュッテに到着。しかし、雪が降り続き、まったく展望もない。
天候回復を待ち、中で休ませてもらい、管理人さんと3人で1時間ほどおしゃべり。
雪も止み、少し空が明るくなったので、登れる所までと、行動再開。
15分ほどで、森林限界へ出る。しかし、760mほどから上は、ガリガリのアイスバーン斜面で、スキーのエッジが効かない。
スタートするときに、何度も登っているエバさんが「アイゼンは?」と聞いた訳がここでようやく分かった。持参していなかったので、「スキーで登れる所まで」と思って来たが、こんなに早い地点で無理になるとは思わなかった。
天候も悪く、展望もないので、あっさり撤退を決意。シールを剥がして、下山準備。
皮肉なもので、撤退を決めた途端に、それまで姿を隠していた支笏湖が少しだけだが湖面を現した。その後、どんどん天候は回復してきた。しかし、物理的にもそれ以上登ることは不可能なので、悔いはない。
それでも、樹林のない斜面を選んで、ヒュッテまでたが、パウダー滑降を少しの間楽しむことができた。上は自分。下はエバさん。
ヒュッテの前で、管理人さんに挨拶をし、長い林道を下る。雪が解けてきて滑りは良くない。それでも、登りで2時間要したが、下りは50分だった。粉雪なら30分で下れるとのこと。12:20ゴール。
エバさんとは、そこで別れ、こちらは大滝の無料の温泉ふるさとの湯へ。ここで本の校正作業とこのブログアップ。ブログには、エバさんから早速送られてきたこちらの写った写真も載せることができた。
明日は、14年前に登ったが、前日降った黄砂のせいで、景観も滑りも楽しめなかった徳舜瞥岳へのリベンジの予定。今晩は大滝市街地の24時間トイレの駐車場でどこでもホテル。
昼から晴れるとは承知していましたが、ちょっと早かった出発だったかもですね。
冬の樽前山が始めてとは知らず、アイゼンを持たずに登れるところまでの言葉に甘んじましたが、私はこれで満足でした。
久しぶりに再会しご同行出来て嬉しかったです。
次の機会も楽しみにしています。
本日は、お疲れ様でした。
こちらの装備不足で、登頂は叶いませんでしたが、エバさんとの久しぶりの山行で、おしゃべりしながらの歩きは、登頂以上の喜びでした。
今日は、ものすごい好天で、白い尖峰がすっくりと聳えています。アイゼンはないので、アルミかんじき持参でトライします。