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りんご畑越しに眺める初冠雪の岩木山
この岩木山は、青森県の最高峰で、津軽地方のシンボルとも言える別名「津軽富士」。地元の人は、親しみを込めて「お岩木さん」と呼んでいる。民謡や歌謡曲にもよく登場する山だ。
この山の頂上に立つのは、これで3回目だ。とは言っても、最初は、20代前半の職場の研修旅行のときだった。バスとリフトを乗り継いで、頂上までの岩場を下駄履きで登り、登山者たちに白い目で見られたのが一番の思い出だ。今、考えてみると良く登ったものだと思う。若いということは恐ろしいものだ。
2回目は、10年前の三百名山巡りのとき。妻に車を8合目まで上げてもらい、自分は、嶽コースを登った。8合目から妻も一緒に登り、帰りは車で下りた。
そこで、今回は、昔からの登拝路だった岩木山神社コースを鳥居の前から往復すると決めていた。
朝まで雨が降っていたので、諦めていたら、上空を覆う雲の下に初冠雪の頂上を見せていた。先日は、岩手山の初冠雪にぶつかったばかりなのに、今日はこの山の初冠雪だ。
嶽コースは単調で、展望もほとんどなかったが、こちらのコースは、林間コースから沢コースへと変化に富み、展望も所々で開けた。
嶽コースと合流する9合目より上の岩場は、雪で覆われ、風も強く、時おりガスに巻かれた。真冬モードで、非常にさむかった。頂上では、避難小屋の中に入って休んだ。
雨の予報はなかったのに、最後の1時間は雨に降られた。雨具の上だけ着て、大急ぎで下った。
7:30スタート、登り3時間05分、下り2時時間10分、12:10ゴール。標高差1400m。
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頂上が姿を見せる岩木山神社の鳥居を潜り、境内を進んだ。
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岩木山神社の前から、左側の登拝路へ。
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スキー場まで登ると、くっきりと姿を見せてくれた。
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約1時間で「姥石」。ここからも白い頂上が見えていた。
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焼止りヒュッテの前から、右にトレース気味に進むと沢に出た。変化に富んだ沢登りモードが楽しい。時おり小さな滝も見える。
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1200mで振り返ると、谷の両側が紅葉に染まり、その下に南側の平野が広がる。
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草紅葉の上に雪を被った岩場が見える
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沢を詰めて行くと、1450m付近で、種蒔苗代に出た。
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少し登り、種蒔苗代の沼と、その向こうの樹氷になっている林を眺める。
この斜面を登りきったら、嶽コースと合流し、雪の付いた岩場の登りとなる。
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頂上への最後の登り
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真冬モードの頂上。展望もなく、写真を撮って、すぐに避難小屋に飛び込んだ。
下山後、神社の近くの百沢温泉(320円)で、ゆっくり疲れを癒した。
予定してきた山はまだあるが、来年の春と夏に、ほかの山も取材に来るので、そのときに回すことにした。今日中に帰ることにして、青森のコインランドリーで洗濯をして、18:00発の青函フェリーに乗った。
青函フェリーは、今月と来月限定て、JAF会員は25%割引。津軽海峡フェリーの約半額に近い10,800円で済んだ。
東北の山旅お疲れ様でした。
ゆっくり休まないと思いますが、ゆっくり休んでください
明後日は、札幌で会議があり、日帰り運転なので、切り上げて帰えることにしました。
明日は、ゆっくりできないけど、休みます。