癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

美利河「丸山」(二股温泉コース)

2011年05月23日 | 登山・旅行
    

 山に必要な体力は山で取り返すとばかり、長万部と今金町の境界稜上(道南中央分水嶺)に位置する丸山(674.1m)へ、あまり登られることのない二股温泉コースから単独で登ってきた。

 丸山は多くあるので、この山は通称・美利河丸山と呼ばれている。奧ピリカ温泉からのコースと二股温泉からのコースがあり、縦走できるようになっているが、二股温泉コースはまだ登っていなかったことが、この山を選んだ理由であった。

 奧ピリカ温泉コースの方が距離的に半分ほどなので、そちらの方から登られることが多く、ネット上でも、二股温泉コースの記録はほとんど見当たらない。その登山道の様子も知りたいことも狙いの一つであった。

 登山道はきちんと整備され、非常に快適だが、稜線に出てから、3つのピークを越えなくてはならず、往復ともにその登り返しが結構きつく、タフなコースだった。1週間前の恵庭岳は妻のペースで歩いたので、体力低下を体感することはなかった。しかし、今日は、いつもの単独行ペースで歩いてみたが、6ヶ月のブランクに伴う体力というより脚力の衰えを十分思い知らされた。
 登り2時間10分。下り1時間55分。これでもガイドブックの時間より速かったようなので、良しとしよう。

    
 温泉の建物の横を抜けて、天然記念物の石灰華ドームの端を川まで下る。丸太橋を渡って、対岸の尾根へと登っていく・・・対岸の下から見上げる石灰華ドームとリニュアルされた二股らじゅうむ温泉。

       
 稜線までは急な尾根をジグを切って登っていくが、ブナの新緑が鮮やかだ。登山道は、毎年整備されているようで快適な道だった。

    
 尾根の途中から、春紅葉の中に落ち着いた佇まいを見せる二股温泉を俯瞰する。

    
       高度を上げていくと、まだ残雪に覆われた長万部岳が見えてくる。

        
 尾根や稜線上には多くの花々が咲いていたが、特にシラネオアイの群生とエゾイチゲの群生が多く目に付いた。熊の新しい落とし物もしっかりと5箇所ほど・・・。

    
    頂上から、西側には、まだタップリと残雪に覆われたカニカン岳が見えた。

         
 稜線に出るまでのコースが、地図に記載されている登山道とかなり違うようだと感じながら登り下りした・・・・案の定、帰宅後GPSのトラックログを地図上に落としてみたら、大幅に違っていた。

    
 途中の林道で採取した今年初のタランボの芽・・・当然、天ぷらとなって、夕食の食卓に上った。 

 二股温泉はリニュアルされてから日帰り入浴が1000円になったのでパスし、銭湯料金で入れる長万部温泉の長万部温泉ホテルで汗を流して帰路に就いた。


 詳しい山行記録は、下記からどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com/pirimaru2.htm 

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