道北の中頓別町にある山で、隣の松音知岳(まちねしりだけ)」と夫婦山。(画像の右の山は689峰で、松音知岳ではない)。この敏音知岳は、北海道本土の登山道のある最北の山で、日本海とオホーツク海が見える珍しい山でもある。。
2004年に妻と一緒に登って以来、12年振りの再訪となった。
国道沿いの道の駅「ピンネシリ」の裏に登山口がある。国道からすぐ登れる山も珍しい。今年のこの時期は、相次ぐ台風で、林道の崩壊、橋の崩落、倒木などで、多くの山は、登山口まで行けないことが多い中、昨日も今日もありがたい山だ。
初めは、トドマツ林の中のまっすぐな「松並木の道」を進む。
「白樺の水場」のある4合目からは、傾斜がきつくなり、大きくジグザグを切る道となる。
8合目の手前から、尾根道となるが、その末端に「軍艦岩」がある。セルフタイマーの10秒で鉄梯子を登って上に立つのはたいへんだった。この上も展望台だったが、12年前よりは木が繁茂して展望は限られていた。
ペンケ山(右)と後ろ左側の鋭く尖った鬼刺山や畑地をバックに登る。
この名前も山容もインパクトのある鬼刺山は、3年前に藪山仲間と沢を遡り、藪を漕いで、9時間を要して登っている。
9合目付近から頂上までの急な尾根道を見上げる。右は東峰。
1時間35分で、頂上到着。12年前は、東峰まで刈り払い道があったので、向こうまで往復したが、今回は消えていた。
まず最初に日本海に浮かぶ利尻山を探した。肉眼では見えたが、写真でも微かに見えている
頓別川沿いの中頓別市街地の平地の先には、オホーツク海がみえる
西側のペンケ山(左)とパンケ山(右)。ちなみに、ペンケは上流側、パンケは下流側を表す
すぐ隣のピークに祀られている祠の前にフリージアが咲いていた。山に咲く花でないのに、途中にも咲いていた。誰かが持ち込んで植えたのだろう。
滅多に見れない、もう3度目はないだろう、はるか道北の展望をゆっくり味わいたかったが、ハネアリが煩くて休むことさえできない。必要な写真だけさっさと撮って、下山せざるを得なかったのが残念。
自撮りは、下山時にやったので、下りも、登りと同じ1時間35分だった。
下山後、中頓別鍾乳洞へ。この町一帯は、海中堆積が隆起した石灰岩の地形で、中頓別町ジオサイトとして売り出しているようだ。
石灰岩の海中堆積が良くわかる「軍艦岩」
中の見学ができる第1洞。第3、第4もあるが、崩落の危険性があるので、中には入れなかった。
石灰岩地形にはよくある「ドリーネ」。雨水で石灰岩が溶けてできる深い窪地。鍾乳洞を流れる地下水に沿ってできている。
このあと、道の駅まで戻って、向かい側にある敏音知温泉(380円)に入った。
明日は、天塩岳の予定なので、南下し、旧朝日町(現士別市)の市街地まで走り、バスターミナルの駐車場に泊まることにした。
中頓別町ジオサイトのパンフを読むと、まだ、いろいろ面白いことがありそうですね。
明日のニセコは、日中はまあまあのようですが、いずれにしても不安定なようです。
旭岳はお天気は斜めですか~ 残念ですね。
私も東川の道の駅で車中泊をします。
今車の買い替えを考えていますが、絶対条件に車中泊仕様がありますので・・・・・^^
車庫の都合上車高の高いのは無理なので、今のカルディナ以上のものは見つけることができません。
明日はニセコに行きたいと思いますがお天気はどうなのでしょう。
「水を吸う石」、検索してもヒットしませんね。
ただ考えられるのは、珪藻土(珪藻の化石)かも知りません。あの辺りは海中堆積の地形が隆起しているようですので、可能性大です。珪藻土は水を吸うそうです。
父は水盆に水を入れて、その中に石を入れていました。
苔は自然に生えたのか、父がのせたのか記憶がはっきりしませんが
苔は育っていましたから水を吸い上げていたと思います。
不思議な石ですね。
鍾乳洞は、道の駅のパンフで知った次第です。
「水を吸う石」って何でしょう?興味があります。
ペンケ、パンケ、あの山から眺めると、気になる山ですね。鬼刺山の尖り具合とネーミングも凄いです。こちらは夏に藪山仲間と登りました。
私が昨年2時間で登りましたが、坂口さんとのタイム差が25分で少し嬉しくなりました。
私は景色を眺め振り向き振り向きの山行ですからね^^;前にはなかなか進みません。
鍾乳洞まで行かれたとは、さすが山だけでなくポイントを押さえていらっしゃいますね。
昔、父がペンケかパンケの山から水を吸う石を背負って、かなりの時間をかけて歩いて来たことがあります。
どういう縁だったのか自衛隊の人を何度も案内していました。
確か雪のある時じゃないと行けなっかたんだと思います。
まさかここでペンケをパンケの話が出るなんて・・・・・
懐かしく思い出しました。 ありがとうございます。