癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

景鶴山(けいつるざん)

2010年04月30日 | 登山・旅行
〈尾瀬ヶ原からケイズル沢と頂上を望む~左の尾根を登り、右の沢を下った〉

景鶴山(2004m)は、尾瀬ヶ原の北西に位置する山で、以前は登山道があったが、自然保護のために入山禁止となり、廃道となってしまったらしい。したがって、鳩待峠までの道が開通する4月下旬を待って積雪期に登られている。

4:00、HYML創設当時(当時札幌勤務)からの岳友である東京の牧さんと道の駅「白沢」で6年ぶり?の再会。
途中に牧さんの車を置いて、鳩待峠を目指す。ここの駐車料金は暴利と評判の悪い2500円。

素晴らしい天候の下、5:20スタート。まずは、尾瀬ヶ原に出る山の鼻を目指す。-2℃で良く締まった堅い雪面なのがうれしい。さらに、至仏山を背に、燧ヶ岳に向かって、まったく埋まることがない雪面を快調に飛ばす。雪どけがかなり遅れているようで、牛首分岐からヨッピ川橋までも真っ直ぐ進む。ただでさえ怖い吊り橋のヨッピ橋は踏み板が外されていて、ワイヤーしがみつきながら鉄骨の上を怖々渡る。川面までの高度感がなかったのと短かったのが幸いした。

その先から真っ直ぐ続くトレースもあり、それを辿ることにした。なんと、それはケイズル沢右岸の尾根に続いていた。ネットでは目にしなかったルートで、ノーマルルートよりかなり近い。頂上を右手上に見ながらアイゼンも着けないで登る。高度を上げるに連れて、尾瀬ヶ原がどんどん広がってくる。頂上の岩峰は裏側から巻いて狭い頂上に到着。

頂上からの展望は、尾瀬ヶ原を取り巻くこれまでに登った至仏山、燧ヶ岳はもちろん上州や会津や越後の山々などがぐるっと・・・。
下りは、先行グループのトレースを辿り、ケイズル沢へ直接駆け降りる。頂上からヨッピ橋まで45分で到着。しかし、その後の尾瀬ヶ原は雪が溶けて非常に歩きづらく、往きの1.5倍ほども掛かった。

登り3時間20分、下り3時間10分、12:30ゴール。結局ヨッピ橋から先は、予定していたノーマルルートを歩くことはなく、マニアックエコルートで、予定より3時間ほども早くゴールできた。
〈逆光でシルエットになった燧ヶ岳に向かって〉

〈平ヶ岳をバックに、頂上の牧さん〉

〈裏側から巻いて登った頂上岩峰〉

下山後、白根温泉に入り、日光を経由し、明日の男鹿岳に近い道の駅たじまへ向かう。途中で夕食を摂り、車の中で宴会の予定。

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヨッピ橋 (隊長O )
2010-04-30 18:44:39
無事通過おめでとう御座います。
こちらは明日の夜に鳩待峠に入ります。
男鹿がんばってください。
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牧さん (赤ワイン)
2010-04-30 21:47:37
やーー、牧さん、ホント変わんないなーっ!(=^_^=)

それと、雪の尾瀬、好いですねー。
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隊長Oさんへ (管理人)
2010-05-01 17:41:23
鉄骨が太くて揺れないのも助かりました。靴はスパイク長靴はやめて、プラプーツにしました。
どこで滑るのでしょう?至仏山はまだ雪もタップリで美味しそうな斜面がたくさんありますね。楽しんでください。
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赤ワインさんへ (管理人)
2010-05-01 17:45:43
はい、私は彼が東京へ戻ってからも函館出張の際2回会っていますが、本当に変わっていません。
お陰で楽しい2日間でした。
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道の駅たじま (牧@百山紀行)
2010-05-02 11:31:19
赤ワインさん,ご無沙汰しています。

sakagさんとは久々でしたが、車中宴会in道の駅でも大いに盛り上がりました!
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