癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

『ほっかいどう山楽紀行』連載終了、そして出版へ

2017年02月18日 | 登山・旅行

最終回を迎えた「ウエンシリ岳」~今回も残念ながらモノクロ紙面だった。

 2012年6月の「空沼岳」から始まった北海道新聞(札幌圏版)の『ほっかいどう山楽紀行』(隔週金曜日)が、115回を迎えた昨日で終了した。分かってはいたが、昨朝、それを目にした札幌や胆振の山仲間からメールが入って、「そうだ、今日で終わりなんだ」と実感した次第。

 自分で書くのもなんだが、実に4年8ヶ月にわたるロングランだった。始まったときには、こんなに続くとは思わなかった。まさに光栄の至りである。まずは、こんなに長い間書かせていただいたことに心から感謝申し上げたい。そして、それを長い間読んでくださった読者のみなさんにも・・・。

 今回で最終回となったのは、この3月から大幅に紙面構成が変わることがきっかけだった。当初はそれが昨年の9月ごろの予定だったので、100回を越えた辺りで終われるはずだったが、半年延長となった。

 次の新企画連載は、3/3からで、こちらの連載記事のエサオマントッタベツ岳にも登場している写真家・伊藤健次氏の「伊藤健次の 大地の息吹 海のささやき」がスタートする。今度は全道版なので、こちらでも読めるので非常に楽しみだ。

 これまでの執筆にあたっては、過去の山行記録をHP「一人歩きの北海道山紀行」にずっとアップしてきたので、、書くことには困らなかった。一番の苦労は決められた字数に収めるのことだった。何を削って、何を残すか・・・大いに頭を悩まし、時間を要した。しかし、辛いと思ったことは一度もなく、自分が味わった感動や出合いなどを伝えたい一念で、楽しく書かせていただいた。

 115回だたが、1回で2山紹介したこともあるので、135山を紹介することができた。基本的には一般登山者が対象とする道内の主だった山を選んだ。それでも、ちょっと変化を持たせる意味で沢からしか登れない野塚岳や残雪期に人気のある群別岳も載せた。また、マイナーな低山の軍人山・化物山なども。1年の半分を占める雪山は、夏も登れて冬も登れる山を選んだが、後半の2年は、無雪期の山で我慢してもらった。

 その間、担当編集委員が3代にもわたった。2代目の編集委員が今年の7月の人事で函館支社報道部長に栄転してきたことが縁で、11月から「道南版・みなみ風」への『どうなん・とうほく山楽紀行』の新連載(隔週火曜日)が始まった。これは2年間の予定である。


◎出版本『ほっかいどう山楽紀行』の準備は最終校正へ

 

 昨年の5月ごろから、それをもとにした出版の準備を始めた。北海道新聞の連載記事だから、北海道新聞社からの企画出版で対応してもらえるだろうと考えていた。しかし、そうは甘くはなかった。企画出版は3000部~5000部以上売れなくては採算が取れないらしい。「ガイド本は売れるが、紀行物は売れない」とのことで、自費出版とならざるを得なかった。数社当たってみたが結果は同じだった。同じ自費出版であれば、販売のお世話もしてくれる札幌の共同文化社にお願いすることにして、準備を進めてきた。1000部も2000部もそれほど経費は変わらないので、2000部でお願いした。

 共同文化社のご厚意と創意工夫により、ページデザインや装丁など、こちらで考えていたものより、はるかに楽しく素晴らしいものになっている。

 連載記事をもとに加筆修正し、写真530点を掲載し、手にとって眺めるだけでも楽しい体裁になっている。A5版、横書き、オールカラー、288ページ、定価1800円(+消費税)、4月20日発刊の予定で準備が進んでいる。道内主要書店にも並び、amazonでも購入できるが、現在、できるだけ多くこちらから直接買ってもらう工夫を考慮中である。

 本日、今月上旬に終えた2校をもとにした最終校正のゲラが届いた。これを念入りにチェックし、3月上旬までに返送すると、3/20ごろには色校が届き、3月中に色校了、4月中旬に完成の運びとなる。 

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
祝完載 (法起坊見習い)
2017-02-18 20:54:24
2012年6月から、、大変長期間ご苦労様でした、出版を心待ちしていました。
私の第二の故郷 ほっかいどう 山楽紀行 ぜひ全ページ読みたいですそして残りの山行って見たい 2冊予約(^^♪します(直接買うところ決まれば?)お知らせ下さい。
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法起坊見習いさんへ (sakag)
2017-02-18 20:58:35
ご予約ありがとうごさいます。
直接、振り込み用紙同封でお送りします。
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いよいよですね。 (yama(バタフライ))
2017-02-19 11:58:36
カラフルで装丁が工夫され、素晴らしい本になっていますね。カムイエクなど楽しみな山があります。

先日、蓴菜沼の氷上ウオークの時、Itoさん、Taさん、Kuさんにも紹介しておきました。近くの山岳会の方にも紹介します。
人数がまとまったら振り込み用紙をお願いすることになるかも知れません。
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yamaさんへ (sakag)
2017-02-19 17:59:39
ページデザインというか装丁は、変化を持たせて素晴らしいできになっています。
今週の金曜日にライフスポーツの菜沼の氷上ウオークが予定されています。明日その下見に行きます。
本の宣伝ありがとうございます。振り込み用紙は本と一緒にお届けします。
本が完成したら、もう少し本の中身も、宣伝を兼ねて、このブログで、画像でお知らせします。
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楽しませていただきました! (nao@埼玉)
2017-02-20 08:21:17
長い間、楽しませていただきました。
そして、いよいよ出版ですね。私も楽しみにしております。
本の予約をお願いします。
話は変わって2月18日(土)に、ようやく今シーズンの初滑りをしてきました。
娘夫婦と共に、前日夜から車中泊でのスキーでした。
やっぱりスキーは楽しいですね!
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naoさんへ (sakag)
2017-02-20 08:32:23
ありがとうごさいます。
自分もやりますが、お嬢さんご夫妻ともに、冬の車中泊とは凄いですね。
キッコもこのブログを読んでいるようです。
先日コメントが入っていましたが、気づきましたか?
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気づきませんでした (nao@埼玉)
2017-02-20 08:54:33
そうですか、キッコも見てるんですね!
全然、気づきませんでした。

車中泊といえば、昨年定年を迎え、思い切ってエクストレイルを下取りにキャンピングカーを購入してしまいました。
完全に会社を引退後の先行投資です。昨年夏に予約してなんと製作は函館の営業所でした。こちらから車本体を函館へ陸送して、ほぼ完成後こちらへ陸送、車検を受け1月に納車となりました。
したがって、キャンピングカーでの車中泊デビューは今回のスキーでした。
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naoさんへ (sakag)
2017-02-20 13:14:00
キッコのコメント、下記の記事に入っています。
http://blog.goo.ne.jp/sakag8/d/20170128

あだ名はキーコだと思っていたのに、本人がキッコと書いていたので、そうだったか?と思いました。
60歳の誕生日で退職し、趣味三昧の生活に入っているようです。自転車が趣味の中心のようですが、山も旅もやりたいと言っていました。

本人と直接会ったのは、2年前の大沼湖畔のジョギング時でした。
彼は自転車で、城岱スカイラインを越えて来て大沼を反対回りに回ってきました。先に妻が走って行きました。
ブログでいつも見ていた妻の顔なので、「きっと先生も来るな?」と思ったそうです。

それにしても、キャンピングカーとは羨ましい!
しかも、函館で改装だったなんて・・・。
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