癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

恵山東面山麓の林道や作業道路の探索

2020年05月30日 | 登山・旅行

<⓪広大な網干場から望む恵山東面斜面・水無沢源頭部(左)~十三曲がりコース(中央谷の右)~岬展望台(右ピーク)~乱塔川の谷>

※権現台コースや岬展望台の登山道から東側に迷い込むとしたら可能性の強い範囲

 6月7日に予定している、登山仲間による自主捜索は、これまでの警察・消防・自衛隊の捜索の手がほとんど入っていない椴法華側の東面の樹林帯を予定している。

 西側の火口側や火口原はすでに空陸両面からの十分過ぎるほどの捜索が行われているのにも関わらず、これまで見つからなかった。このことから、ヘリからも見えない、椴法華側の東斜面の樹林帯へ迷い込んで、上部の急斜面か岩場で滑落か転倒して動けなくなっている可能性が高いと考えたからである。

 捜索現地本部はホテル恵風の駐車場に置くが、そこからすべて徒歩でこの山域に入るのは辛いものがある。そこで、本日、この山域の山麓にあって地形図に乗っていない車で走れる林道や砂防ダム工事用道路を探索しに行ってきた。その結果が、下記の地図である。

車で入れた、林道や砂防ダム工事用道路のトラックログ。〇数字は、下載の画像の撮影地点。

 

①途中の砂防ダムから水無川源頭部を見上げる。源頭部の崖の左側の岩稜の間から迷い込んでいれば、岩稜の下辺りやその下の沢地形が怪しい。源頭部の崖はヘリからも見えると思うので、そこには落ちていないものと思われる。

 これは、明日の登山道からの偵察で、果たしてそこへ迷い込む可能性があるかどうか、足を踏み入れてみようと考えている。

 

②十三曲がりコース登山口の砂防ダムの上から上の沢を見上げる。(登山道はこの右に続いている)

 

③廃道化した砂防ダム工事用道路(ここは歩き)

 

④廃道化した工事用道路の終点の沢

 

⑤乱塔川上部の砂防ダム。左側に、崩れてはいるが道路跡が続いている。これを詰めれば、岬展望台西側のコルに出る。

 

⑥乱塔川下部の様子と椴法華漁港を見おろす。

 

捜索現地本部が置かれるホテル恵風駐車場

現地本部の置かれる地点(左手前)から駐車場とホテルを眺める

 

 捜索現地本部の置かれる場所(集合場所)は、バスの停まっているところ。

 

捜索隊専用駐車場。ホテル駐車場の道路を挟んだ南側。ここに車を置いて、本部前に集合。

 

 もうピークを過ぎたエゾヤマツツジ

 

これから見ごろを迎えるサラサドウダン。

帰りに、ホテル恵風の温泉に入って、隣にいた方に「良い天気ですね~」と挨拶したら、「そうですね~。まだ高校生みつからないんですよね~」と返された。みなさん気にされているのだな~と思った。なんとか見つけ出したいものだ・・・。

※明日は3人で、十三曲がりコースから佐藤晶君の登った権現台コースを頂上まで登り、椴法華側へ迷う込む可能性の高いところをチェックしながら偵察をする予定。その後、八幡川コースへの乱塔川上部のコル付近や岬展望台への登山道も歩き、椴法華側への迷い込み場所の可能性を探る予定。

 さらに、十三曲がりコースを下り、その後、今日自分が車で通った林道・工事用道路も案内し、捜索時の利用の可能性も探る予定である。