癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

匠の森のシラネアオイ

2020年05月08日 | 花・紅葉だより

 ここ数年、北斗市のカタクリの群生地として有名な匠の森に、カタクリが終わったあとはシラネオアイが群生しているという情報を多く目にするようになった。これまで行ったことがなかったので、様子見方々出掛けてみた。

 確かに、カタクリのように斜面一面というわけではないが、同じ斜面のあちこちに予想を超えるシラネアオイの群生が見られた。

 シラネアオイ(白根葵)は、キンポウゲ科(シラネアオイ科として分けることも多い)シラネアオイ属の多年草で、日本固有種の1属1種である和名の由来は、日光白根山に多く見られたことによる。しかし、最近は鹿の食害で急激に減少しているらしい。

 花がタチアオイに似ることからシラネアオイ(白根葵)と名づけられた。別名で「山芙蓉(やまふよう)」、「春芙蓉(はるふよう)」ともいう。

 北海道では、裏山のようなところでも普通に目にできる花であるが、本州ではなかなか目にできないようで、本州から来る登山者はこの花を目にすると非常に感激することが多い。大千軒岳のシラネアオイの群生地は規模的に日本一と言われている。

白っぽい花は目にしたが、純白の白花と1株から2つの花を咲かせるものは目にすることができなかった。

白花はまだ2~3回しか目にしたことはないが、伊達紋別岳では株となっているものが多く目にできるという。

伊達紋別岳の白花のシラネオアイ(他サイトから借用)

 

昨年、桧沢の滝下の沢で見かけた1株から2つの花を咲かせるシラネアオイ

 恵山の428峰(御殿山)では、1株から2つの花が咲くものばかりが群生している。