癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

7回目の大腸内視鏡検査

2019年04月02日 | 大腸癌日記

 4月を迎えたのに、今日も朝起きたら冬景色になっていた。日中も時折激しく降っていた。今年の春の訪れは本当に異常だ

 そんな中、五稜郭病院へ大腸内視鏡検査に出掛けた。ウオーキングがてら歩いて行こうと思っていたのに、天気が悪いのと寒いので車で出掛けた。

 大腸内視鏡検査は、2008年の最初の癌が見つかった時以来、7回目となる。2回目はその手術前、3回目は2度目の癌が見つかった2011年。それ以降は、2年ごとに、いつも3月前後に受けている。

 昨夜の下剤が効いて、朝方に4回もトイレへ行った。便秘気味だった分も含めて、すべて出切って、最後は水下痢状になり、カスも少なかった。この調子なら、病院で飲む下剤の量が少なくてすむかもしれないと期待して病院へ。水500mのペットボトルを持参する。

 総合受付の機械で番号札をもらい、内視鏡検査の受付に診察券を出して呼ばれるのを待つ。9時に8人が呼び込まれる。

経口腸管洗浄剤モビプリップ(下剤)
 
 腸管をきれいにするための説明を受ける。モビプリップを10分間ごとに200mlを2回飲み、次の10分間で水を200ml飲む。それを繰り返す。
 
 9:20に飲み始め、9:50に第1便。普段は経験することのない水鉄砲噴射状態。それを4回繰り返して、10:30、黄色い色は付いているがカスも濁りもなくなり、透明になって、飲む作業は終了。
 その後も5回ほどトイレへ行って、飲んだものをすべて排出して、検査を待つ。

  12:50、Ko医師担当の3人のうち1番先に呼ばれる。着替えをして、後ろに穴の開いた紙製のパンツを履き、検査着を着て、検査室へ。ベッドに横になって、2回の手術で腸が短いので、ガスの量の調節をお願いした。


 腸の働きを抑える筋肉注射を打たれて、いよいよ検査開始。体を左下にして横になったり、上を向いたりを何度か繰り返す。長く感じたけど、検査は10分は掛っていないと思う。いつも痛みも辛いこともない。検査の仕方の感じととこれまでの経験から、多分大丈夫だろうと確信しながら、ベッドから降りて、医師の横に座って結果を聞く。

「特に気になるところはありませんし、ポリープもありません。来週は胃の検査ですね。」と言われ、ホッとする。大腸と胃はこの検査で分かるが、ほかの癌のためにCTの検査を勧められた。しかし、特に気になることがないので丁重にお断りした。「何かあったら、教えてください」とのこと。

 着替えて、消化器内科の前で会計を待つ。検査料は1割負担で1860円だった。自動の会計払い機で支払いを済ませる。何か腹に入れようと思ったが、ガスで腹が苦しい。この検査で一番苦しさはこれである。途中のコンビニでスイーツを買って、家で食べた。何度かガス抜きをして、徐々に楽になった。夕食は、いつも消化の良い煮込みうどんをお願いする。


本日の北海道新聞「みなみ風」に掲載された拙筆による「どうなん・とうほく山楽紀行」
58回目「カニカン岳」は、下記でどうぞ!

http://sakag.web.fc2.com/58-kanikan.htm