癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

<大周回>恵山(新ルートご案内)~マキノスミレ狙いの海向山

2016年05月14日 | 登山・旅行

2年越しの初対面が叶ったマキノスミレ。ピンと尖った葉に赤紫色の花と茎が特徴。
北海道の図鑑には載っていないスミレで、道内ではここ海向山でしか見られない、
名前の由来は、植物学者・牧野富太郎に因む。


本日の大周回のGPSトラックログに基づいたコース図

 15年ほどのお付き合いになる「北海道の山岳ニュース」の管理人・吉克さんが、この4月に札幌から函館に転勤になって来た。彼から、「5/14、どこでも良いから一緒に登りたい」とのメールが入った。

 当初の今日の予定は、昨年、時期が遅くて見損なった海向山のマキノスミレを探しに行くつもりだった。それを伝えたら、「恵山の坂口さんが開拓した新ルートから海向山へは行けませんか?」という注文が入った。ロングコースにはなるが、前回参加できなかったTaoさんマンタンさんを誘った。お二人は、新ルートのスカイ沢峡谷歩き~南西尾根登り~西尾根下りだけで良いという。

 つつじ公園駐車場から4人でスタート~スカイ沢右岸尾根~スカイ沢270二股~スカイ沢峡谷往復~南西尾根(登り)~恵山頂上~西尾根(下り)~恵山展望台と回り、Taoさんとマンタンさんは、展望台から右岸尾根を下り、つつじ公園駐車場へ戻った。

 二人と別れた自分と吉克さんは、そこからマキノスミレ狙いで、火口原駐車場経由~海向山周回~恵山高原コースを下って、スタート地点へ戻った。

 まだ雪で覆われた大千軒岳や羊蹄山、くっきりとした下北半島も見える素晴らしい天候に恵まれ、新たな3名の新ルートご案内と、2年越しのマキノスミレにも初対面できて、大満足の「吉克さん歓迎大周回登山」となった。

 8:00スタート、恵山までの登り(スカイ沢峡谷往復を含めて)2時間25分、西尾根の下り(展望台まで)40分、展望台から火口原駐車場まで20分、海向山までの登り1時間25分、海向山から恵山高原コース分岐までの下り45分、恵山高原コース分岐からつつじ公園駐車場までの下り45分、ゴール14:35 <トータル6時間35分の大周回> 


つつじ公園からの階段遊歩道を登り、つつじ山から恵山を眺める。ここから眺めるのは今年だけで4回目。
登った南西尾根は中央の幅広の岩尾根、下った西尾根はその左の白っぽい尾根。


スカイ沢右岸尾根を登り、スカイ沢270二股へ下り、スカイ沢峡谷を滝の落ち口まで往復。
ここも、これで今年3回目。

 
峡谷の中に咲いていたエゾイソツツジと白花?のコイワカガミ


滝の落ち口から眼下の峡谷と津軽海峡を眺める。


スカイ沢から南西尾根へ登る。
前回の2回は、手前の白っぽい大きな岩の右を巻いて、右側から尾根を巻くようにして登った。
しかし、今回は、左から巻いて、最短距離となる南西尾根の真ん中を直登した。


南西尾根の途中で一休み


前回も印象に残った観音様と地蔵さんを思わせる奇妙な岩の間に収まる70代トリオ


南西尾根の最後の岩場を詰める


岩場に咲いていたコメバツガザクラ


先月末から4回目の頂上


西尾根を下る


西尾根の最後の岩場を下る。この後、恵山展望台でTaoさんとマンタンさんの二人と別れる。

○マキノスミレ狙いで海向山へ


火口原駐車場から海向山を眺める。
恵山高原コース分岐で、そのコースを登って来た函館山楽クラブ会長の丸岡さんの二人連れに出会う。
お二人も海向山へ登るとのこと。
左回りのコースを取り、456ピークへの登りで、マキノスミレを撮って来たという単独の女性に会う。
456ピークの稜線に出る手前の道端にたくさんあるとのいううれしい情報。
拙ブログを良く見られていると言う方で、喜んでいただき、写真まで撮られた。

彼女の言葉通り、足元に次々と出現。自分が教えてもらった場所はここではないので、非常に儲けものだった。

 


自分が教えてもらっていた456ピークを越えて登り返すルートでもたくさん見ることができた。


海向山から火口原越しに恵山を望む

 
フイリミヤマスミレ       ミヤマスミレ 


マルバスミレ?(残念ながらピンボケ)


葉の形と花びらの大きさ、色、形からするとサクラスミレ?(高原コース下の林道跡にて)
   

恵山高原コース登山口付近の旧テニスコートから恵山を眺める