昨日と今日、北海道スキー指導者協会の理事会と代議員会(総会)に参加のため、札幌へやってきた。
昨日、朝早く出て、11:00からの三役会議までの間に、北海道近代美術館で開催されている特別展「徳川美術館展・尾張徳川家の至宝」を観ようしたが、非常に混んでいて、会議に間に合いそうもないので、今日の帰りに寄った。
御三家筆頭大名だった尾張徳川家は、明治以降の八雲町開拓の祖である。それだけに身近な感じである。
この展覧会は名古屋市にある徳川美術館が所蔵する尾張徳川家ゆかりの道具類から、太刀や鉄砲などの武具類、茶の湯・香・能などの道具類、和歌や絵画・楽器など教養に関わる品々など大名家の歴史と格式を示す約230件の名品のほか、国宝「源氏物語絵巻」2場面(期間限定で展示)と国宝「初音の調度」も紹介していた。
尾張徳川家の当主であった徳川義親が、1922年(大正11年)スイスで購入した熊の木彫りを、八雲に入植した農場「徳川農場」に送り、農場で働く農民たちや付近のアイヌに、冬期の収入源として熊の木彫りを生産するよう勧めたのが、北海道の熊の木彫りの発祥とされている。そのスイスから持ち帰った熊の木彫りと、八雲農村美術工芸品評会に北海道で最初に作られた熊の木彫りが多く展示されていた。