癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

形見の山スキー用具一式と伴に

2013年02月18日 | 登山・旅行
 今冬の山スキー登山は、昨年亡くなったFuさんの形見としていただいた山スキー道具一式(画像)が相棒である。

 たまたま、靴の大きさもピッタリで、短い山スキーも欲しいと思っていただけに、158cmという長さは、小回りが利いて、林の中や狭い尾根の上り下りには非常に強味を発揮してくれる。兼用靴も10年以上経過している自分のそれより非常に軽い上に歩きやすい。ポールも軽くて使いやすい。専用のシールもスキーの滑走面にピッタリ合って非常に強力だ。

 ここ数日間の山行でもずっと使わせていただいたが、ときおりFuさんと一緒に登っているような感覚になったり、一緒に登ったときのことを思い出したりした。元気でいたら一緒に登っていたかも知れない山ばかりで、Fuさんも喜んでくれているような気がした。

 これまでの自分のスキーは174cmなので、深い雪のラッセルと滑降のときに使用しようと思っている。あとはFuさんのものを愛用し、一緒に登り続けることにした。


 何度かこのブログでも取り上げてきたFuさんとの出会いは、2004年秋の袴腰岳だった。お互いに単独行だったこともあり、一緒に下山しながらの山談義が弾んだ。平日登山も可能で、雪山もやられるとのことだったので、それ以来、単独では億劫な雪山を中心の頼もしい相棒となっていただいた。2歳年上なのだが、「気は優しく力持ち」タイプの穏やかで謙虚なFuさんは、いつもこちらを立てるようにお付き合いしてくださった。

 数えたら、わずか数年間のお付き合いだったが、15回ほど一緒に登り、『北海道雪山ガイド』のモデルにもなっていただいた。そんな想いを新たにさせてくれた先週の5回の山行だった。

○拙筆による「ほっかいどう山楽紀行」の19回目「喜茂別岳」アップ完了
 http://sakag.web.fc2.com/19-kimobetu.htm