スカッ晴れの春の陽光に誘われて、グリンピア大沼の奥に宿野辺川右股沢源流部を囲むように連なる三九郎岳~二股岳~弥五兵衛岳を循環縦走してきた。この時期ならではのずっと温めてきた計画だった。
スパイク長靴にアルミかんじきを履いての出で立ちだったが、ほとんど埋まらずサクサク歩くことができた。ほとんど疲れを感じることもなく、予想よりかなり速い6時間でゴール。
一番の核心部は、斜度45度もありそうな二股岳からの下りだった。弥五兵衛岳へ繋がる尾根は、もの凄い斜度で山頂から下りることができない上に途中で雪崩れて口を開けていた。戻るわけにも行かない。しかし、朝から陽光を浴びて、ザクザクになっていたのを幸いに、一本北側の尾根を慎重に下り、途中からトラバースして本来の尾根にへ移った。
今年の初物・・・お目覚めの山親父の足跡。お目に掛かったのはここ1ヶ所のみだった。
三九郎岳の下から二股岳と稜線を望む・・・下らなければならない二股岳の左側の尾根が怖そう。
二股岳ならではの大好きな展望・・・弥五兵衛岳への稜線の向こうにまだ凍ったままの大沼を挟んだ駒ヶ岳と横津岳。大沼の奥は噴火湾。
二股岳山頂から函館山を望む。津軽海峡を挟んで下北半島も見える。
雪が緩まない内にと6:15にスタートしたことも効を奏し、12:15にゴール。2日前の不二山のときは黄砂の影響で遠望には恵まれなかったが、今日は、これ以上はないと思われる展望に恵まれた。大満足のうちにグリンピア大沼の温泉で汗を流す。
詳しい山行記録は、下記親サイトでどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)
○駒ヶ岳神社のそばでのクレソン摘み
妻が大好きだが、スーパーでは売っていないクレソン・・・いつも山行のときに「見つけたら採って来て!」と言われている。湧水の所に生えているので、偶然見つけると採って帰ることが多い。
しかし、今回は、大沼湖畔の駒ヶ岳神社の湧水帯に生えていることを知っている妻からのリクエストの応えて、下山後の予定に入れておいた。
噴火のときに飛んで来た?大岩がご神体の駒ヶ岳神社。毎年山開きはここで安全祈願祭が行われる。
その岩の根元の左側一帯の湧水帯に生えるクレソン・・・他に3名の女性が摘んでいた。
3回ほどの分を頂戴してきた。茎から根毛が出ているので、水に浸けておくとかなり持つようだ。
妻も自分も、生のままこれにシーキチンとレモンをまぶして、マヨネーズで和えて食べるのがお気に入り・・・。