私も創設に関わった北海道の山メーリングリスト(HYML)の活動の一環として5年前に発刊した『北海道雪山ガイド』(北海道新聞社)の増補新版が、18日店頭に並んだ。
今回の増補新版は、内容も充実、大幅ボリュームアップしリニューアル。積丹半島、道南、夕張山系の山々を中心に、22コースが新たに加わり合計84ルートを紹介。技術編では進化した機器を使いこなすための技術編「GPSの使い方」は全編書き直し、最新情報を盛り込みました。76ページ増えて計396ページに。B6判2310円(税込み)。
私が担当した今回の増補分は、道南の「砂蘭部岳」「カスベ岳~メップ岳」、夕張山系の「布部岳」「松らい山~御茶々岳~槙柏岳」の4ルート。初版の道南の「横津岳」「七飯岳」「二股岳」、狩勝の「オダッシュ山」と合わせて、8ルート32ページとなった。特に、今回の原稿は、2度目の大腸癌手術入院前に駆け込み取材や執筆をし、病院のベッドで校正作業をしただけに、思い入れ一入である。
北海道メーリングリストの有志が取材・執筆して発刊できたものだが、会員の一人である『北海道夏山ガイド』(全6巻)の著者・菅原靖彦氏が編集長として、いろいろお世話してくれたお陰である。なお、同じようにして発刊した姉妹編の『北海道スノーハイキング』もある。
初版の印税は、道内の自然保護団体に寄付したが、今回は、東日本大震災の義捐金として寄付することになっている。ぜひ、店頭で手に取っていただき、気に入ったらぜひお買い求めになっていただきたい・・・・。ちなみに、我々執筆者には、一冊進呈されるだけである。
私が新たに執筆した「カスベ岳~メップ岳」のページ