網走市在住の岳友・伊藤正博さん(鹿部町出身)の『知床半島の山と沢』(2005年)に継ぐ、2冊目の知床シリーズである。全道の書店で扱ってはいるが、函館市内で6軒目でようやく手にすることができた。
『知床半島の湖沼』(伊藤正博著)<共同文化社> 10月17日発行。
~チームしこたんが探検した秘境の世界~
A5判 184頁 定価2,100円(税込) オールカラー
本の紹介パンフレット
前著の『知床半島の山と沢』もそうだったが、それ以上に秘境探検の色彩の強い楽しい本だ。冒険少年がそのまま大人になったような伊藤さんならではの発想と実行力に感心してしまう。
「チームしこたん」とは、地図で見つけた秘境の65個全ての「知床湖沼探検」を略して「知湖探」とし、「チームしこたん」と名付けたのも伊藤さんらしい。探検中に地図にない無名の沼を偶然みつけて、それに「しこたん沼」と名付けることができたのは、彼等に対する天からの贈り物だろう。7名のメンバーの内3名は、自分といくつかの山でご一緒しているのもうれしい。
帯にも書かれているが、川を遡り、岩を登り、滝を越え、笹やハイマツを漕ぎ、熊に怯え、辿り着くエメラルドグリーンの沼・・・。そのプロセスの苦労が報いられる瞬間の感動にこちらも感動してしまう。オールカラーなので、写真を見るだけでも、その秘境ぶりが伝わってくる。
自分が目にしたことがあるのは、知床一湖と二湖、知床岳へ登ったときに目にした青沼とテントを張った知床沼、羅臼湖湿原の羅臼湖と一~五の沼、英嶺山の四ツ倉沼くらいのものであろう。前回の『山と沢』は参考にして登った山はいくつかあるが、この遠く離れた『湖沼』を訪ねることはないだろう。しかし、知床半島の対極にある渡島半島の湖沼を改めて地図で探し、目にしたことのあるものとそうでないものを整理して、まだ目にしたことのないいくつかでも探検もどきで訪ねてみたいという気持ちは起きてきた・・・。
『知床半島の湖沼』(伊藤正博著)<共同文化社> 10月17日発行。
~チームしこたんが探検した秘境の世界~
A5判 184頁 定価2,100円(税込) オールカラー
本の紹介パンフレット
前著の『知床半島の山と沢』もそうだったが、それ以上に秘境探検の色彩の強い楽しい本だ。冒険少年がそのまま大人になったような伊藤さんならではの発想と実行力に感心してしまう。
「チームしこたん」とは、地図で見つけた秘境の65個全ての「知床湖沼探検」を略して「知湖探」とし、「チームしこたん」と名付けたのも伊藤さんらしい。探検中に地図にない無名の沼を偶然みつけて、それに「しこたん沼」と名付けることができたのは、彼等に対する天からの贈り物だろう。7名のメンバーの内3名は、自分といくつかの山でご一緒しているのもうれしい。
帯にも書かれているが、川を遡り、岩を登り、滝を越え、笹やハイマツを漕ぎ、熊に怯え、辿り着くエメラルドグリーンの沼・・・。そのプロセスの苦労が報いられる瞬間の感動にこちらも感動してしまう。オールカラーなので、写真を見るだけでも、その秘境ぶりが伝わってくる。
自分が目にしたことがあるのは、知床一湖と二湖、知床岳へ登ったときに目にした青沼とテントを張った知床沼、羅臼湖湿原の羅臼湖と一~五の沼、英嶺山の四ツ倉沼くらいのものであろう。前回の『山と沢』は参考にして登った山はいくつかあるが、この遠く離れた『湖沼』を訪ねることはないだろう。しかし、知床半島の対極にある渡島半島の湖沼を改めて地図で探し、目にしたことのあるものとそうでないものを整理して、まだ目にしたことのないいくつかでも探検もどきで訪ねてみたいという気持ちは起きてきた・・・。