癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

喜びの無痛散歩、しかし胸が・・・

2008年03月16日 | 大腸癌日記
            

 退院してきたときは蕾で迎えてくれた我が猫額の庭のフクジュソウが、ようやく黄金色の花を開いてくれた。それにタイミングを合わせたように、今日は、歩いても昨日までのような傷の痛みは感じなくなった。まだ多少の疼きはあるので、急ぎ足は無理だが、まあまあ普通の速さで歩けるようになった。
            
 うれしくて、自宅から五稜郭の丸井デパートまで歩いて用事を足し、五稜郭公園経由で帰る途中、五稜郭タワーのアトリュウムで開催されていた函館工業高校吹奏楽局(OB)ミニコンサートを立ったまま鑑賞した。歩いた時間は実質的に2時間ほどだったが、特に疲れることもなく、痛みも増すことはなかった。

             

 また、やはり朝の4時頃に腹が張った感じの軽い腹痛があったので、一度起きて体を動かしたら和らいだ。その後、昨日に引き続き、朝食前と朝食後にやや柔らかめながらも固形の便通があり、腹もスッキリとした。便通もやや規則的になってきたか・・・?

 夕方、私の死亡デマ騒動で訃報を知った函館スキー指導員会顧問Sa氏のお参りに行ってきた。Mu委員長の車に乗せてもらったが、車の振動で傷が痛むこともなかった。

 ただ、亡くなり方を聞いて、非常にショックだった。それは、いろいろ検査しても病名がなかなか判らず、ひと月もしてようやく判明してわずか1週間で逝ったそうだ。白血球の病気で、運動神経が死んで全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病だとか・・・。治療方法も確立してないので何の治療もしてもらえないまま亡くなったそうだ。胸が痛む。

 もっとショックだったのが、数年前、やはり十二指腸に癌が見つかり、難しい手術だったにもかかわらず、私同様転移もなく、抗ガン剤の必要もなく、順調に回復し、すっかり元気になった矢先だったそうだ。この病気とその癌との因果関係は不明だが、私も糠喜びしてはいられない。奥様に「抗ガン剤の必要がなくて本当によかったですね。大事にして、主人の分まで長生きしてください。」と言われ、涙が出そうになった。