業界的には少ないようですけど、栄電気で多い工事がエアコンの配管が壁の中に埋設しているエアコンの入替工事です。
一般的に隠蔽配管と呼ばれています。
隠蔽という言葉は悪い事を隠すように良く使われてますが、隠蔽配管は悪い事を隠す配管って事ではありませんからね。
埋設配管と呼んだ方が良いかも知れませんね。
最近のマンション特にリフォームした中古マンションで多く採用されている手法です。 新築の戸建ての家も多いようです。
このブログでも何回も警告してますが、10年後に入れ替えるときにいろいろと苦労するのです。 現在では大手家電量販店では断るそうです。
某通販大手の会社では出来ないと部屋に置いて帰ってしまったという話も聞きます。
そんな隠蔽配管で困った人々が検察して栄電気にたどり着くのです。
こうして投稿するので、余計依頼が来るのでしょうね。
ナゼ多くの会社は断るのでしょうか?
施工する側からするとリスクが多いのです。
壁に配管が埋まっているので、既存の配管を流用することになります。
その配管の確認は室内機と室外機を外した時に少し露出する部分しか目視できません。
仮設で接続し圧力をかけて確認する方法がありますが、その日に終わるルームエアコン工事では費用的にそこまでするのは現実的ではありません。
水漏れ、ガス漏れのリスクが高い工事となるのです。
面倒なことは街の電気屋にまかせて・・・・ そんな風潮があるようです。
・・・・そうは言っても栄電気ではなんでもかんでも受けてはいませんよ。
まずは商圏内であること、これからもお付き合いできる方なのか?
そんなところを考えてお受けしています。
そんな隠蔽配管の工事。 業者によって出来ない作業に溶接があります。
ガス溶接には資格が必要です。 私は35年ほど前に取りました。
今回、壁に埋め込まれている配管と新しく取り付ける配管のサイズが違うので、途中で溶接をして配管を合わせました。
こういう事も想定して材料を準備して取り掛かります。
よく材料が少ないから工賃が安くなると思う人がいますが、時間もかかるし、技術的なところも上なのです。
医者で薬の処方より、手術などの処置の点数が高いでしょ。あれと同じです。
今回の作業では、配管を溶接するときに熱で配管を覆う保温材が溶けるのを防ぐために断熱ジェルを使ってみました。 今までは濡れたフキンだけでした。
このジェルを塗った左側は熱が伝わらなくて保温材も無事でした。
このように、常に新しい手法や道具、材料も取り入れて日々精進しているのです。
商品も進化しているます。工事においても進化しています。
古い体質の職人は自分の技術におぼれ、新しい事を取り入れる事を拒む職人もいます。
激的に進化している世の中、停滞することは後退と同じです。
常に新しい事を取り入れ進化していく電気屋であり、私『沼』ちゃんであります。