父が魚の骨を飲み込み喉に詰まらせた。
魚の骨と言うと、トゲのやような骨と思うけど、出てきた骨は親指サイズの背骨。
なんでそんな骨を飲み込む話は置いておいて、その骨を取るまでが大変でした。
休日の昼下がり。
食事で喉を詰まらせたので掛かりつけの病院へ。ところが、休日の為、耳鼻咽喉科の先生は不在という事で他の病院へ行って欲しいと断られる。
そうなると、救急ERの墨東病院しかない。
そう思いタクシーで直行。
ところが、墨東病院でも耳鼻咽喉科の先生が居ないという事で他の病院へ行って欲しいと。でも、他と言っても、、、、。
墨東病院でも調べてくれて、錦糸町オリナスの中のクリニックに休日診療してる耳鼻咽喉科があると教えてもらいタクシーで移動。
体力や足腰の悪いところに、病院のたらい回し。
オリナスに到着した時はグッたりとして座り込んでしまった父。
介護の経験ある人は分かりますが、自力で立てない人を立てるのは大変な事です。
母1人では出来ません。
そんな状況を見ていた、ある若いご家族。
その旦那さんがオリナス内のクリニックへ行って車椅子を持って来てくれたのです。
そして皆して車椅子に乗せて無事に治療を受ける事が出来ました。
この事を嬉しく、泣きながら感謝をしたいと言う母は名前も聞かなかった事を悔やんでいました。
そこで私はFacebookの墨田区の地域グループに問い合わせてみました。
若い家族なのでもしかしてFacebookの墨田区のグループの地域グループを見てるのではないかと思ったからです。もしくはその状況を見てた人が居るのではないか、それを元に探せないか。
残念ながらその人の情報は得られませんでした。
でも嬉しいコメントを頂きました。
その方は自然になさってますので、次は貴方がしてあげたら良いと思います。
アメリカには、Random Act of Kindness(ランダムアクトオブカインドネス)
という親切の連鎖という世界があります。
親切、恩の先送り。それは別に知り合いでもなんでも無い。恩を押し付けて見返りを期待する事でも無い。
自分が受けたその恩は次に自分が遭遇した困った人に与える。
今回はこの恩を与えてくれたのだと思いました。
そして次は私が誰かに恩を与える番。
人によっては、自分の利にならない事は絶対やらない、損をする事を極力嫌う。車で道を譲る事も許さない。労力を無償とするなんて考えられない。人が落としたゴミを拾う事はまずやらない。
人それぞれだから上記の人を改心させる気持ちは無いけど、恩を自分の利益に関係無く提供できる人が増えてくれたらと思う。
そんな人が増えたらきっと良い世の中になるよね。
そんな事を考えさせられた出来でした。