コンセント火災というと脅かすような表現だけど、このようにコンセントが焦げる所をよく見ます。
冬に多いのですが、先日はある会社の休憩室のコンセントがこのように焦げたのでその原因を説明します。
休憩室なので仕事中はあまりこの休憩室は利用されていません。
お昼休みになり一斉に休憩室は賑わう。
電気ポットや電気ケトルでお湯を沸かす人。
コーヒーメーカーを使いだす人。
買ってきたお弁当を電子レンジで温める人。
そのような調理家電が一斉に使われます。
どの電気機器も消費電力が大きいのです。
ここで疑問が出ると思います。電気を使いすぎるとブレーカーが落ちるのではないかと。
ブレーカーが落ちる時というのは例えば20Aのブレーカーで20A以上使っても直ぐには落ちないのです。何分か?猶予があります。
上記の機器の使用環境を想像してください。
電子レンジでお弁当を温めるのに1分程度でしょうか。
電気ポットも数分、電気ケトルも1分ないと思います。
どれも使う時間が短いので電気を多く使ってもブレーカーは落ちないのです。
でも、使うコンセントはその都度ダメージを受けてます。
恐らく加熱していると思います。短時間ですがそれが繰り返されてます。
その結果、このように焦げてしまう事があるのです。
また、このような環境は机の下などのコンセントから使われてます。
一度プラグを挿してから下手をすると数年間。
その間にコンセントとプラグの間にホコリがたまり、それが梅雨時は湿気をもって漏電し、使う電力の加熱も加わり焦げてしまうのです。
今回の対処はコンセントは交換し、使う機器を別のコンセントから使い分散させるようアドバイスしました。
職場で同じような環境のところ、多いのでは?
一度確認して下さいね。