室外機から電源を取るエアコン

一般的な家庭用ルームエアコンは室内機の横にコンセントがあって、そこから電源を取っていると思います。

マルチエアコンと呼ばれる、室外機が一つで複数の室内機をつなげる事が出来るエアコンは室外機の方に電源を配線して、そこから電源を取っています。　

家を設計する時、電気配線の計画でマルチエアコンを使う事が前提の場合、室外機の方に配線をしないといけないのです。

業界用語で、そと電源、なか電源なんて呼んでいます。　

今回、普通の一対一（室内機１台、室外機１台）のエアコンの入れ替え工事を行いました。　

いつものように、冷媒回収作業をして、コンセントを抜こうとしたら。。。

あれれ？？？　



コンセントが挿してないぞ！！　　何で動いてんだ！！　

・・・・というような事は思いませんよ。プロですからね。

お客様、今まで気が付かなかったようで『あら、何でこのエアコン動いてんの？』と不思議がっていました。　

『〇〇さん、２０年近くエアコンの電気代、得しちゃったね。』　

『これ、コンセント挿さなくても動くエアコンなんですよ』

などと、お客様に冗談のつもりで言いましたが、信じてしまいそうなので、タネあかしをしてあげました。




このエアコンは室外機と室内機と両方から電源が取れる機種で、今までは室外機へ電源が供給されていました。



今では、このような機種は無くなったので（もしかしたらあるかも？）　今回入れ替えるにあたって、コンセントを室内機側に設けました。


お客様は不要な電気製品はコンセントからプラグを抜く方なので、コンセントが手に届くところにあり安心しておりました。　

本来なら、新しくコンセントを増設したので、追加料金が発生するのですが、地元地域活動に貢献している方なので、私も少なからず応援という意味で、オマケしておきました。　　

Ｎ様、ご依頼ありがとうございました。　

お手伝い出来る事はなんなりとお申し付けくださいね。

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