つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

アトリエの画家たち 麻生三郎

2018年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム


さて、アトリエの画家達、そろそろ最終章にはいります。


この本を見て、また読んで、1番感心したのは



この麻生三郎のアトリエです。

画室が、もう、そのまま麻生の作品になっている。


そう感じました。


筆を持たず、この部屋に座る麻生もしっくり画面に馴染んでいます。


以下画家の言葉です。

絵っていうのは小さい絵でも大きい部屋で見るといいですよ。

距離があったほうがいい。

広がりって大切ですね。

広がりのない絵はつまらない。


仕事をしていなければバランスが取れない。

というより呼吸して心臓が動いている以上は欠落したら駄目。

絵を描くという仕事は、形にしてものを考えること。

前進するには形にしなければものは考えられない。

1982年9月25日








麻生の作品を、今ひとつ感じられていないなぁ〜と自分でもよく思います。

次回麻生の作品に出会う時は、少し距離を置いて観てみようと楽しみになりました。


お部屋にいつも飾ってある作品を、一つ外して、、


ご自分の心地よい余白、作品とご自分の本当の距離を探してみてくださる

ことはとても大切なことかもしれません。



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