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トルコ諸都市でロシアの侵略に抗議がつづく

2022年03月03日 | 国内
3月 4日 ロシアのウクライナへの侵略に対する抗議が全国でつづき、トルコに住むウクライナ人も、地元民も、クリミア・タタール人も参加しています。

  Hurriyet

アンタリヤ県カシュに住むウクライナ市民は流血の侵略に対するデモを行い、ロシア政府と市民への攻撃を批判しました。カシュに住むウクライナ人と、休暇でカシュに来て帰れなくなったウクライナ人約150人が、共和国広場の抗議デモに参加しました。

デモ隊は、ウクライナの国旗を掲げ、ロシアを非難する横断幕を持って、モスクワ政府に侵略を止めるよう呼びかけました。多くのトルコ市民もデモに声援を送りました。

西部のチャナッカレ県では、ウクライナ領事館とクリミア・タタール協会が共同で抗議活動を行い、ロシアの攻撃を非難しました。デモ隊はウクライナとクリミアとトルコの旗を掲げ、ロシアに反対するスローガンを叫び、ウクライナの国歌を歌いました。

メフメト・ウシュク領事は、人々はロシアのウクライナへの迫害に抗議するために集まったと言いました。「クリミア・ドブルジャ・タタール文化・統一協会」のエロル・ギュナイドゥン会長は、ロシアはウクライナの土地に卑劣な攻撃をしかけ、市民たちをターゲットにしていると語りました。「ロシアのしていることは、平和と人道に対する犯罪です」


「ロシアに制裁を科す計画はない」カルン報道官

「トルコはロシアに制裁を科す計画はない。トルコはその利益を損ないたくない」と、3月1日、イブラヒム・カルン大統領府報道官が言いました。

 Hurriyet

EUはトルコに制裁に加わるよう要請はしていないと、カルン報道官はCNNトルコに語りました。「わが国はロシアに対し制裁を科す意向はない。わが国はロシアと、天然ガス、観光、農業のような商業的関係を持っている。われわれはわが国を傷つけるような行動はとりたくない」

トルコがロシアに制裁を科さないもうひとつの理由は、トルコとロシアのコミュニケーションを保つためだと、カルン報道官は言いました。「われわれはわが国を最優先に考えて行動しなければならない。ロシアと話し合える役者がいなければならない。みなが橋を焼いてしまったら、だれがロシアと話ができるだろう? わが国はチャンネルをオープンにしておくために、制裁はしない」と、カルン報道官は強調しました。

「ウクライナとの休戦交渉でロシアが要求しているクリミアの再承認やウクライナの非武装化は非現実的だ。これら要求は受け入れられないと考える」と、報道官は言いました。「私は悲観的にはなりたくないが、私が見るところ、前途は明るくない」

ロシアのプーチン大統領の主要な目的はウクライナではない。彼は西洋と有利に取引したいのだ」と報道官は言いました。


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