ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




山手111番館。神奈川県横浜市中区山手町(やまてちょう)111。2013(平成21)年4月18日

港の見える丘公園の南の端にあるスパニッシュスタイルの洋館。1926(大正15)年にアメリカ人両替商ラフィン(J. E. Laffin)の住宅として建てられた。設計したのはJ. H.モーガン。施工者は不明。地下室がRC造でその上に木造2階建てを乗せている。白い壁と赤い屋根、三連アーチのパーゴラと、南仏やイタリアをイメージしてしまう明るさに満ちている。
『ウィキィペディア』にはラフィンについて、「乗船していた船に修理の必要が生じ、予定に無かった横浜に立ち寄ることとなった。修理を待つ間箱根に出かけたラフィンは、そこで出会ったミヨと大恋愛の末結婚し、横浜で暮らす。ラフィン夫妻は8人の子供に恵まれ、この家は結婚する長男のために1926年に建てられたものである。」と記されている。
1996(平成8)年に横浜市が取得し、1999年に一般公開された。




建物の裏手、バラ園の方からだと3階建てに見えるが地下室が地上にあらわれているため。

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