万年橋。江東区常盤1。2006(平成18)年5年1日
万年橋は万年橋通り(江東区道第3124号線)の、小名木川(おなぎがわ)に架かる橋。江東区では珍しいアーチ橋である。小名木川は東が上流なので、最下流、ほぼ隅田川の河口付近にあり、北の常盤1丁目と南の清住1・2丁目の間を結んでいる。
『ウィキペディア>萬年橋』によると、「構造形式:1径間下路ブレースドリブタイドアーチ橋、鉄筋コンクリート床鈑。橋長:56.25m。幅員:17.2m。開通:1930年(昭和5年)11月19日。施工主体:東京市復興局、江東区。設計:鹿島組。橋桁製作:川崎造船所。施工:鹿島組」。
この辺りは近年、松尾芭蕉との関連で名所として整備されてきたが、江戸時代も名所だったらしく、葛飾北斎の富嶽三十六景「深川萬年橋下」、歌川広重の名所江戸百景「深川萬年橋」の浮世絵は有名だ。富士山を眺めるために来たとは思えない。隅田川と小名木川の眺め、橋そのもの、往来する船を見るのが主眼だろう。
写真で万年橋の奥に見えるのは「新小名木川水門」。1961(昭和36)年の竣工。写真では扉が3基あるが、2017年の耐震改修工事で北の1基は撤去され、上部の窓のある箱型のものも改装された。
万年橋。江東区清住2。2006(平成18)年5年1日
| Trackback ( 0 )
|
|