あを雲の涯

「 二、二六事件て何や 」
親友・長野が問う
「 世直しや 」
私はそう答えた

井上日召 『 血盟団 』

2021年09月23日 05時52分05秒 | 井上日召

井上は西田が大学寮以来改造運動に従事すること十余年、
其の間彼が尽くした貢献は大なるものがある。
自己に生活の資を得る途のない彼が
有資産者、俸給生活者の如く
公然たる収入に拠らずして生活したのは寧ろ当然であり
之を非難するのは酷であると主張して大いに西田の立場を認め、
西田を擁して改造運動を遂行しようとしたのであった。
・・・血盟団・井上日召と西田税 1 『提携』 


井上日召  イノウエ アキラ
『 血盟団 』

目次
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・ 
井上日召 ・ 郷詩会の会合 前後
血盟団・井上日召と西田税 1 『提携』
・ 
血盟団・井上日召と西田税 2 『郷詩会の会合』
・ 血盟団・井上日召と西田税 3 『十月事件に参加』
・ 血盟団・井上日召と西田税 4 『十月事件の後』

・ 井上日召 ・ 郷詩会の会合 前後 
井上日召 ・ 五、一五事件 前後 

日本愛国革新本義 ( 未完 ) 

井上一統及海軍側に依つて行はれた血盟団事件、五・一五事件は
この流れを其儘延長せしめたのであるが、
西田、菅波一統の陸軍側は其後俄に程度を変化し、
従来提携し来つた井上一統及海軍側の勧誘に応ぜず、
満州事変により国際情勢緊迫の際
国内改造を計る時期に非ずと称して蹶起を肯ぜざるに至つた。
その結果、井上一統海軍側同志は
斯く陸軍側の豹変したのは西田の指導に依るものであり、
西田は慢性革命家、革命ブローカーであると非難し、
遂に川崎長光が西田を狙撃する事件さへも生じた。
・・・血盟団・井上日召と西田税 4 『十月事件の後』


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