嶋津隆文オフィシャルブログ

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こんなヒットアイディアを出した田原市女子職員

2013年10月15日 | Weblog

写真:「本物の四つ葉が押花のお守り(@600円)」

田原市の職員は約700人。中には新鮮な発想と行動力を持つメンバーがいるものです。

田原市役所の背後には風力発電の白い風車と360度眺望の展望台を持つ蔵王山がそびえています。その8合目に鎮座するのが愛染明王。この妖しい(?)響きを活用し、ここを「縁結びのパワースポットにしよう」と考えたのが、このアイディア女子職員のスタートです。

そしてそのためのツールとして「幸せの四つ葉プロジェクト」を考案します。中心は本物の四つ葉のクローバーを押し花にしての手作りのお守り袋「幸せ守り」(写真参照)。のみならず四つ葉の形をくりぬいた木札「は~と絵馬」も工夫しました。これがウケタのです。四つ葉のクローバーは本人も栽培するものです。

彼女の発想はさらに留まりません。地元のパン屋さんと連携し、渥美半島名産のマスクメロンを使用した「幸せの四つ葉メロンパン」の販売にこぎつけ、そして圧倒的なPR戦略として地元のスター、ヤクルトの小川康弘投手を活用したのです。

しかもそのPR戦略がしたたかなのです。小川選手に「幸せのお守り」を送ってその喜ぶ写真とメッセージを貰い、さらにその同じお守りを彼の背番号にちなんで29個の限定販売としたのです。各マスコミもそのアイディアに飛びつき、果たして爆発的な問い合わせを受けている昨日今日なのです。

小さなまちの、小さなアイディアによる、大きな出来事といってよいでしょう。

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