嶋津隆文オフィシャルブログ

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週末は田原市で「伊良湖岬村長物語」の講演を

2010年11月08日 | Weblog

写真:「講演会の案内パンフレット」

週末はふるさとの帰省し、11月6日(土)は渥美文化会館で先に出版した私の「伊良湖岬村長物語」についての講演会を行いました。主催は地元の郷土史クラブ。140人ほどの参加があり100人収容の会場は満杯の盛況でした。ありがたいことです。

中身は明治初めからの、渥美半島の政治と生活の風景です。清水次郎長が来て賭博を開き村の有力者たちが財産を簒奪されたこと、板垣退助が来て地元民に歓迎されたこと、政友会と民政党との相克で村々のあちこちで対立のあったことなどを話しました。自分たちの先祖の話しと言うこともあり、興味深く聞いてもらえたようです。

最後のまとめとして、過去でなく未来を考えるならば、「集落点検」といった作業をしてはどうかと提案しました。少子高齢化や都市化で大きく変わる10年後、20年後の集落の家々の風景を、近所の人たちでチェックし地図に落としてみようと言うものです。Aさんの家は誰も跡取りがなく廃屋となる(×)。Bさんの田畑は全部放置される(×)。Cさんの家族は2人の孫が中学生と高校生くらいだから、元気がある(○)等など。

そうすると、今から地域として、あるいは家族として、10年後までに何を準備しておくか、行政に何をやってもらうかが浮き彫りになると思ったのです。この話には、事態が逼迫しているからでしょうか、さらに耳を大きくして聞いてもらえたようでした。
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