嶋津隆文オフィシャルブログ

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静坐法の岡田虎二郎の墓地解説版の設置を喜ぶ

2014年05月20日 | Weblog

写真:「田原市蔵王霊園」

岡田虎二郎(1872~1920)。田原藩の士族として生まれ、静坐法で日本人の改革を目指しました。明治末から大正の時代に、文字通り全国を席巻する静坐ブームを巻き起こした人物です。

「30歳でアメリカに渡り、3年後に帰国、人間本来の自然体形と呼吸法を基にした静坐法を創始しました。35歳で上京、「静坐」は、政治家・大学の関係者から庶民まで、さまざまな人に受け入れられました。虎二郎が目指したものは、壮大な日本人改革です。虎二郎は、大正9年に亡くなりましたが、現在も全国各地で静坐会は続けられています」(解説版)。

最近も明治大学の斉藤孝が「代表的日本人」(平成20年 ちくま新書)の一人としても取り上げ、「(岡田虎二郎は)輸入思想に行き詰った人々に浸透した」と表すなど、改めて脚光を浴びようとしています。

こじんまりながらこの除幕式を持ったのが先週末の日曜日です。静坐会のメンバーから、お墓に解説版のないのは岡田虎二郎を訪ねてきた人に不便ではないかと指摘を受け、すぐさま設置したものです。

「早速の建立、ありがとうございました」というメンバーの皆さん。その声に喜びながらも、役所(ヒト)のカネで建てながらこんなお礼を受けるのは、まことに居心地が悪いというものです。「静坐は修養を目的とするものである」とする岡田虎二郎先生がご覧になれば、大いに哄笑するに違いありません。

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