嶋津隆文オフィシャルブログ

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正月三が日に菩提寺の常光寺で「大般若」に参列

2014年01月04日 | Weblog

(曹洞宗HPより)

正月三が日は実家のある堀切町の菩提寺、常光寺での大般若にでかけました。大般若は、曹洞宗が三が日に行う「転読大般若(てんどくだいはんにゃ)」と呼ばれる法会で、『摩訶般若波羅蜜多経(大般若経)』の経文を読むことにより、参列者の平安などを祈祷するものです。

ちなみに常光寺は、江戸期には末寺を32ももち、渥美半島だけでなく三重の神島、三河湾の日間賀島までその配下に置く権勢をふるっていた当地の大寺です。

この常光寺に20人近い僧侶が集まり、太鼓を叩きながら、皆が大声で経文を唱えるのです。その光景は、葬式宗教といわれる仏教のイメージを払拭させる、なかなかの迫力のある賑やかさでした。

僧侶たちは600巻を分担し、右に3回、左に3回、それに前に1回の計7回、
巻をパラパラとめくり、最後に「降伏一切大魔最勝成就」(一切の大魔を降伏すること最も勝れて成就せり)と大声を出し、勢いよく経本を置くのです。

それにしても、と信心の薄い自分は、「このイベントは普段は書庫にしまわれている経文の、年に一度の虫干し作業ではないか」と想像してしまうのです。これではせっかくの功徳も身に付かないというべきでしょうか。


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