Yuhiの読書日記+α

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彩雲国物語/青嵐にゆれる月草

2008年04月18日 01時15分12秒 | 彩雲国物語
本編11巻目。前巻で清雅に出し抜かれてリストラ寸前までいったけど、なんとかラストで御史台に拾われた秀麗とタンタン。この巻では、ついに藍家から楸瑛の異母妹の十三姫が後宮に送りこまれるが、暗殺の噂が流れ、秀麗は御史台長官の命令により、十三姫の身代わりとなる為に後宮へ入ることとなる・・・。

いよいよ十三姫登場です!彼女は、秀麗と同年齢な上、容姿も似ているという設定ですが、名門のお嬢様でありながら男勝りな性格も似ているようです。ここまで似せる必要があるのかな?と正直、思わないでもなかったですが、十三姫のサバサバした性格にはかなり好感が持てました。好きな男がいながら当主命令で後宮に入れられたにもかかわらず、決して悲壮がっていない所とかも・・・。
特に、楸瑛を厳しく断罪していた静蘭に向って、スパっと言いたいことを言いきった所なんてサイコーでした。だって、私も十三姫と同じことを言いたかったんですもん(笑)。十三姫が言ってくれてスッキリしました~。
静蘭って、楸瑛にはかなりキツイですよね。何でなんだろ・・・。楸瑛が王と藍家の間で迷っている事を断罪するなら、絳攸だって同じだと思うのですが、絳攸にはさほど厳しいことを言ってるフシはないし・・・。
ま、静蘭も劉輝の為に言っているというのがわかるし、何か思惑がありそうだとも思うので、決して嫌ってる訳ではないんですが、言い方とかが冷たすぎて怖いんですよねぇ・・・。
楸瑛は全く考えてないとか言ってましたが、静蘭と十三姫って、案外相性が良さそうな気がしました。静蘭は自分に向って恐れずにハッキリと物を言ってくれる人が好みなんじゃないかなーと。これまでそんな人はいなかったでしょうし。もし、そうなっちゃったら、楸瑛はヒサンですけどね(笑)。

話がそれたので元に戻しますが、「隼」という隻眼の人物が、楸瑛や十三姫とかかわりがありそうで、清雅も何やら探っている様子・・・。
そういえば、清雅も色々と謎が多い人物ですね。女性に対して何やら憎しみを持っているようだし、陸家も名門だったけど今は落ちぶれてるみたいだし・・・。
それに、絳攸のことをめちゃくちゃに貶していましたけど、そこまで言うってことは、逆にかなり意識してるってことのような気もします。清雅のような人物は、興味ない人間の事はバッサリ意識の外に捨て去ってしまうように思いますし・・・。
この辺りのことが、今後の話につながってきそうですね。
そして、清雅と秀麗も実は相性いいと思うんですよねー。ここまではっきりと言いたいことを言える相手って、あまりいませんもんね。今はライバルですが、いつか一番分かり合える相手になるんじゃないかなーと予想してみる・・・。

そしてラストでは、ついに楸瑛が藍州に戻ってしまいます。絳攸も相変わらず、上司兼養い親に仕事を押し付けられて身動きが取れない状態のようだし、双花菖蒲は一体どうなっちゃうの~!


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