奥泉光著「シューマンの指」を読了しました!新聞の書評を読んでから、ずっと気になっていた作品です。図書館で予約してから、結構待たされましたが、ようやく読むことができて嬉しいです。
さてこの作品。新聞の書評で読んである程度覚悟はしていたものの、とにかくクラシック音楽の蘊蓄がすごくて、最初はかなりとまどいました。なんたって私はショパンとシューマンの区別もつかない程のクラシックオンチなもので・・・。
でも不思議と読むのが辛いとか、やめようとかは思わなかったです。指を大けがしてピアノを弾くことができなくなった筈の人がピアノを弾いている・・・という冒頭に提示された謎が気になったこともありますが、クラシックの蘊蓄部分もなかなかに面白かったんですよね。小説の中で出てきた曲を聴いてみたくなりましたもん。
中盤、ついに殺人事件が起き、一気にミステリ小説らしくなって、ページをめくる手も早まっていったのですが、途中から何だか妙な違和感があったんですよねー。もしや私の嫌いなあのパターンでは???と思っていたら、案の定・・・。
クラシック音楽をテーマにした点は面白かったし、青春ものとしてや幻想小説としても、読み応えあっただけに、あのオチだけは惜しいな~と残念に思います。
それにしても結局、本当の真相は闇の中ってことなんでしょうか?妹が推理したものが本当に正しいかどうかは誰にも分からないわけですもんね。結末を断定しないところも、幻想小説っぽくて良いのかもしれませんが、この辺は評価が分かれるところかもしれませんね。
さてこの作品。新聞の書評で読んである程度覚悟はしていたものの、とにかくクラシック音楽の蘊蓄がすごくて、最初はかなりとまどいました。なんたって私はショパンとシューマンの区別もつかない程のクラシックオンチなもので・・・。
でも不思議と読むのが辛いとか、やめようとかは思わなかったです。指を大けがしてピアノを弾くことができなくなった筈の人がピアノを弾いている・・・という冒頭に提示された謎が気になったこともありますが、クラシックの蘊蓄部分もなかなかに面白かったんですよね。小説の中で出てきた曲を聴いてみたくなりましたもん。
中盤、ついに殺人事件が起き、一気にミステリ小説らしくなって、ページをめくる手も早まっていったのですが、途中から何だか妙な違和感があったんですよねー。もしや私の嫌いなあのパターンでは???と思っていたら、案の定・・・。
クラシック音楽をテーマにした点は面白かったし、青春ものとしてや幻想小説としても、読み応えあっただけに、あのオチだけは惜しいな~と残念に思います。
それにしても結局、本当の真相は闇の中ってことなんでしょうか?妹が推理したものが本当に正しいかどうかは誰にも分からないわけですもんね。結末を断定しないところも、幻想小説っぽくて良いのかもしれませんが、この辺は評価が分かれるところかもしれませんね。
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