Yuhiの読書日記+α

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オーストラリア

2009年03月14日 23時52分18秒 | 映画(あ行)
第二次世界大戦前夜のオーストラリアを舞台にした愛と冒険のドラマ。監督はバズ・ラーマン、キャストは ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン、デヴィッド・ウェンハム、ブライアン・ブラウン、ジャック・トンプソン他。

<あらすじ>
第二次世界大戦前夜のオーストラリア。イギリス人貴族のレディ、サラ・アシュレイは、夫を捜しに北部の町・ダーウィンにやって来た。彼女を迎えたのは無骨なカウボーイ、ドローヴァー。夫の領地に着いたサラは、夫が何者かに殺されたことを知る。彼女に残されたのは、広大な牧場と1500頭の牛だった。牧場を立て直すため牛を売ることを決心したサラは、ドローヴァーの力を借り、牛を引き連れ出発する…。(goo映画より)


何度が予告編を目にしたことがあり、「風と共に去りぬ」のようなドラマらしいとの噂も耳にしていたので、ちょっと興味を持っていました。
ただ、見てみた後の感想では、スケールが大きくて壮大だけれども、そこまで波乱万丈なドラマというわけでもなかったですね。
でも、すごくシリアスなドラマだと思っていたら、案外コメディ調な部分もあったりして、私としてはなかなか楽しめました。約3時間もあるような映画って、だんだん「いつ終わるのかなー」とか、妙に時間が気になったりするんですが、今回は全くそういうこともなかったですし、あっという間に終わった感じです。

オーストラリアの壮大な風景、自然の脅威、ミステリアスな風習。どれをとっても魅せてくれる要素大ですし、ハラハラ・ドキドキな場面(牛を追うシーンとか)もあるし、憎らしい敵もいるし、そういう意味では分かりやすいストーリー展開でした。そこが良かったのかもしれませんね。

主演のニコール・キッドマンは、最初はお高くとまった貴族の女性という雰囲気で、あまり感情移入できそうにない感じでしたが、徐々に男勝りなお転婆な性格とか、情に厚い性格なんかが見えてきて、可愛くなってきました。
また、アボリジニと白人との混血であるナラという少年が、健気で可愛くて、物語の中ではかなり光っていたと思います。

物語の後半、日本軍がオーストラリアを攻めてくるシーンがあるのですが、あれは見ていて辛かったです。日本ってオーストラリア領にも攻め入っていた事があったんですね。全然知らなくて、ちょっと恥ずかしかったです・・・。

それにしても、この映画を見ていると「名もなきアフリカの地で」を思い出してしょうがなかったです。あちらも長いストーリーですし、同じく第二次世界大戦の時代辺りを描いていて、似通った部分が多いんですよね。とは言え、主人公の女性はサラと違ってなかなか新天地になじめず苦労していたし、かなりリアルに描かれていましたけど。でも、自然の美しさや活力なんかは同系統に思えて、そこが興味深いです。