上砂理佳のうぐいす日記

楓ギャラリーのグループ展、多くの方にお越しいただき誠にありがとうございました。励みになりました★

開く梅の花にマリニンを連想★

2024-02-19 | 23-24コンペとショー
温かくなったせいか大阪市内の梅が開花。
良い香りがただよう。つぼみが開くときって「パアッ」と華やか。
なんだか今のマリニン選手みたいだなあ。

録画してた全米フィギュアスケート選手権男子!やっと見れた!
私、全カテゴリー録画してるので、5月くらいまでかけて消化する予定です(笑)。
男子フリーの最終グループの感想メモを。最終グループ前で印象的だったのは、ヤロスラフ・パニオット、ジミー・マ選手。パニオットはクィーンのメドレーで派手~な衣装、派手~な振付、なんと4Fと4Tを成功させほぼノーミス、大喝采の演技でした。そして全米選手権「常連」のジミー選手、「オペラ座の怪人」をさわやかに滑り切りました。大輔さんのオペラ座とほぼ同じ構成で、最後のストレートラインステップ前でお約束のドワーッと盛り上がり、彼も冒頭、4Tを成功させました。もうベテランなのにジャンプが高いですね。トップではないけれど、憎めないレギュラー選手。

男子SPでマリニンが大差をつけ、ただ一人の100点越え。ジェイソンが珍しく3Aで転倒で90点台後半には及びませんでした。も少し上位が大接戦だといいんですけどね。
フリー最終グループは樋渡知樹君から。余談ですが日本人スケーターとしてもうお一人「遠藤悟空」という選手が前半に出ていました。悟空!ご両親が孫悟空好きなんかな。小柄ですがシャープで小気味良いスケートとジャンプ。これから伸びて欲しいな。
さて樋渡君はいい音楽だな~と思ってたら「フィンランディア」なんですね。これ。もっとこの曲で滑る人が増殖して欲しい。フィギュアにぴったり。雄大で盛り上がって。樋渡君は永らく不調感がありましたが拠点を京都の木下アリーナに変更したのね。濱田コーチでなく佐藤君がキスクラに。復活の兆しありの高い4回転で沸かせました。世界一のバレエジャンプも健在。久々に良い演技でした。
2番滑走はカムデン。大学進学後練習量が大幅に減っているそうですが、その方が怪我も少なく集中して練習出来るから、彼にとっては良い方向になってるのかな。冒頭の4Tは完璧。小さなジャンプミスでとどめて大喝采の「トスカ」でした。いやしかしいつ見てもホレボレする男前ですね。世界選手権、行けるかなー。他選手次第かな。
次はトルガシェフです。地味~に上がってきて最終グループのレギュラー入り。4Tが2Tに。3Aがステップアウト。「まあまあ」という演技でした。少し最終Gの「圧」に押された感あり。

トップ3、まずはジェイソン・ブラウンです。衛星放送の選手紹介欄で「2014年オリンピック銅メダリスト(Team)」とあって、じ~んときてしまいました。2014年だったら18歳?「リバーダンス」ですね。10年間トップで滑り続けているのってすごくないですか。偉いっ。ジェイソン。
J・グローバンのバラードで(すみません曲名忘れたっ)、衒いの無い、「素」のジェイソンって感じでした。特にドラマチックも狙わない。ただただフィギュアスケートへの豊かな愛に溢れていました。まあ今回一番泣いたフリーです。ちょこちょこミスはあれど高得点で大・大・大スタオベ。
次はマクシム・ナウモフ君です。シシコワ&ナウモフの息子さんだったんやね~。立派に育たれましたが4度も手術をしたとは。怪我のブランクで心が折れかけご両親と大喧嘩。一時家出してアシスタントコーチをやったり、スタバでバイトしたりしてまた戻ってきたそうです。そんな情報まで聞けるJスポーツ。ナウモフがスタバのお兄さんだったら卒倒しそう(笑)。親が一流選手だったってのも、善し悪しかなー。
カムデンの「トスカ」が途中で「ラ・ボエーム」化してなんじゃこれ?思ったんですが、ナウモフ君のトスカは正統派で最後までトスカでした。お約束通りとっても盛り上がりまして、ジャンプも4S成功。3A1本転倒しましたがその他がOK。素晴らしかった~。粗削りな感じですが、なんだか応援したくなる選手です。「持ってる」感がある。
大トリはマリニン君ですが、衣装も新調したのかキラキラ度がスゴイです。6分間ウォームアップでは4ループを気にしていましたが、本番では抜けてしまいました。しかししかし、アップで一度も跳ばなかった4回転アクセルを!あっさり跳んでしまいました。加点4点ぐらいあったかな。
4ループが抜け後半4T抜け?4ルッツは前半1本成功、後半の1本は転倒。
後半ちょっと危うい雰囲気になってきたぞ~と思ってたら、ラストに3Lz+3A+3Tというシークエンスを決めました!「3アクセルをサンドイッチする3連続って珍しいですね~」と解説の岡部さんも笑ってました。ははは。誰がやるの、こんなの。
もはやマリニン選手にとって4回転は「遊び」なんかも。4ループ抜けたあとで笑ってたもんね(笑)。彼は転倒しても余りダメージが無いのかな。足が心配になりますが、大喝采で演技を終えました。

ジェイソンみたいなフィギュアスケートの優美な魅力の感涙させる人もいれば、マリニンみたいな「高難度ジャンプが成功するか!?」ドキドキハラハラで楽しませる人もいて、それも個性なんでしょね。やっぱり男子の方がワザの種類が多くなるので、見てて面白いです。
マリニン優勝、ジェイソン2位、カムデン3位、4位錫メダルはナウモフ君でした。男子プレゼンターに1988年カルガリ五輪金メダルのボイタノが登場。この方と世界王位を争ってたのが、羽生君のコーチだったオーサー氏(カナダ)ですね。
オーサーが「お年なり」になったのと比べ、ボイタノ氏は「シュウッとした男前」度を保っていました。他にも1971年の全米王者・ペケビッチという人が出てきて、日本もこんな風にレジェンドが表彰式でメダル渡したらいいのにね。全米選手権のエンタメっぷりは健在で観客盛り上がりも最高潮でした★

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