上砂理佳のうぐいす日記

7月18日(木)~23日(火)まで、茶屋町の「ギャラリー四匹の猫」で「夏への扉」展に参加します★

凍りつくOD

2006-02-21 | トリノ五輪
ここで「やっこらしょ」と目覚ましで起き上がり、アイスダンスのフリーを…と思いきや、ジャンプ団体をまだやってます(日本は今6位だが)。
男子でもう死にそうになったので、ダンスで休憩…と思ったら、とんでもない。一昨日のコンパルソリで、御贔屓のチャイトが転倒した時も「ひえー」でしたが(泣)、昨日のOD(オリジナルダンス)も「ひえー」「きゃー」「ぎゃっ」「とあー」の連続。心臓凍る…。
他の種目と比べたら、滅多に転倒しないアイスダンス。なのになんですか。ありゃ。
マッシモ・スカリ(伊)は相変わらずの(ジョニー似の)オトコマエなのに、悲しいODになってしまった。まさかあそこで転ぶとは。それにしても、女性のフェイエラには全然目が行かず、単体のスカリばっか堪能してしまう私。いいわあ。素敵やわあ。持って帰りたいわあ。
デュブリュイユ&ローソン(加)、最後が…痛かったでしょうね。フリーへの影響はどうなのか。あれは、女性の手が離れてしまったのかなあ?ショック、ショックです…。
ドロビアツコ&バナガス(リトアニア…って漢字でどう現すの?)、前回五輪5位で引退。そこから復帰してきたナイスカップル。マルガリータの粘着力のある美貌は、以前と全く変わらない?NHK杯で毎年のように来日してたので、日本にもファンが多いですよね。★長野の世界選手権での一連の事件は、正直言って後味が悪かったけど…。良く滑ってたのに、意外なところで何故に転倒。氷が悪いのか?
さて、コンパルソリで大喝采を浴びたフザール=ポリ&マルガリオ組。地元、1位発進…、これ以上無い至福の状況です。私は実はソルトレイクのあたり、余りこのカップル注目してなかった。でも改めてこう見ると、女性の表情がイキイキしていて、体のキレも良く、なんとも素晴しいねえ。「これぞダンスだ!」って感じです。…と堪能していたら、最後が(!)しばらく二人で睨みあってたじゃないですか。あれは「アンタが悪いのよ」「いや、お前だろ」っていう、怒りの睨みあいなのでしょうか…かなり見物ではありましたが。この二人は夫婦でなく他人同士ってことで、フリーに向けて精神的な影響ってどうなんでしょう。

御贔屓カップル、チャイト組は素晴しかった!スタート前のサフさんの顔がおかしくてたまらん(笑)。本当に「ダンス」が上手いなあ~。チャイトのあのフワフワのスカート(=ドナルドダックみたいなやつ)も好きなんよね。でも、挽回しても11位という位置はツライ。あとはベルビン&アゴスト組が、プレッシャーにめげず頑張っていたね。素晴しいテンションでした。しかし、ベルビンの美貌ってどうよ、いったい。上位グループでアメリカは、完全アウェイって感じなので、是非とも頑張ってほしいです。
怖かった…転倒怖かった…。フリーも転倒ありそな予感。。。

★02年長野の世界選手権で、ドロビアツコ&バナガスの組は、フリー演技でイスラエルのチャイト&サフノスキー組に逆転を許し、総合4位。メダルが取れませんでした。「この判定はおかしい、ドロビアツコ組の方が優れた演技をしたのに…」ということで、選手(今回も五輪に出ているプルガリアのデンコワ&スタビスキーなど多数)やコーチなどから署名運動が起こりました。「チャイト組が審判を買収してメダルを取った」という、真偽の定かでない噂が流れましたが、チャイト側は激怒。「我々はメダルに相応しい演技をした」と反論。ドロビアツコ組は「我々リトアニアは小国で損をしている。大国のような後ろ盾が無く、採点で不利をこうむっている」という意味の発言もしていたようですが…。結局、判定はくつがえる事なく、ドロビアツコ組は現役の最後の舞台を、笑顔で去ることが出来ませんでした。
私はこの事件は良~く覚えてますが、個人的にチャイト組の方が好きなので、忸怩たるものがありました。この時のフリー、ドロビアツコ組も情熱的な演技で良かったけど、ちょいと荒い+一本調子なPGに思えました。でもどちらが上でも別におかしくはなかった。微妙でした。判定に不服…なのはある程度、どの選手にもある事で、どうしてこの時、署名運動まで起こる程の騒動になったのか。よっぽどハラに据えかねる事が、以前からの蓄積であったのかなあと思いますが。でも、私的にはチャイト組が可哀相に思えました。実際、良い演技だったので。
今回、ドロビアツコ組とチャイト組は、4年ぶりに顔を合わせる事と思いますが、互いにどういう感情が渦巻いているのでしょうね・・・。
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2 コメント

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へえ~ (ろか)
2006-02-21 19:38:52
リトアニア組についてkasumiさんのパスを受け取ってくださったのでしょうか(笑) 

誰しもが嫌な思いをした問題だったのですね。うーん、3位と4位じゃ大違いですし・・・。チャイトの父がイスラエルのスケ連会長だと杉田さんがテレビでおっしゃってましたが、当時から力のある立場だったとしたら不利な憶測が出てしまった可能性も否定できませんね。



カナダは本当に残念。引退しても次の五輪に復帰して完全燃焼してほしい。滑れなかったプログラムで。
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あの事件、結局未解決のまま… (うぐいす)
2006-02-21 21:38:47
バトン?(笑)。あの署名事件の時は、かなり騒然としてて、日本での最後の舞台なのに後味の悪さだけ残りました。

でも、どこかのコーチが言ってたけど「たとえ判定に不服でも、選手やコーチは絶対、審判を攻撃してはならない」ってのがまっとうだと思う。悔しかったら、「誰が見ても1番がふさわしい」くらいの演技をするしかない、と。

ソルトレイク五輪で二つの金メダルが出て、なんとなくみんな「審判に意義アリ」を大っぴらに言い出した。でもそれで通るなら、誰しもみ~んな抗議するんじゃないかな。そしたら、ジャッジの意味がなくなってしまう。この競技自体もなくなりますよね。

元気なドロビアツコ組を再び見ることが出来て嬉しかったけど、あのときの事を思い出したのですわ。

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