上砂理佳のうぐいす日記

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事実と感情を切り離す★

2024-07-09 | うぐいすよもやま日記
今日は外来で相談に行ってみたけど、代打の先生なんで無難な話に終始し、答えは得られず。
患者支援センターというところがあるので、予約して帰りました。この病院にかかっているかどうかに関わらず、誰でも癌相談が受けられるそうで、入院時からずっと行ってみたかった。
ここで一切合財ぶちまけることして、今日はもうあきらめ。

昨夜、鍵山優真くんの新SP「サウンドオブサイレンス」の動画を見ていました。ドリームオンアイスの演技ですね。
心震えるような繊細さと、新鮮なニュアンスで、すごいなー面白いなー、とひたすら感激しておりました。
そしたら、ピョコッと俳優の古村比呂さんのYouTube チャンネルが現れました。なんじゃこりゃ。
古村さんも癌治療中だったのですね。「抗がん剤治療中の精神的不安をどう乗り切るか」アドバイスというか体験談チャンネルになってました。

「ふうむー」と思ったのが「事実と感情を切り離す作戦」でした。
病気という事実は変えることは出来ない。
しかし、自分の感情は変えることが出来る。
病気になったら大抵はみな不安になります。
身体はどうなっちゃう?仕事をやめざるを得なくなる?お金は?家族は?
古村さんも癌にかかり、また再発してリンパ浮腫になり、負の感情に押し潰されそうになったそう。
そんな時に俳優としての経験値がヒントになったそうです。

何かの事件が起こり、役者はそれに対して様々な感情の演技をする。そこには多種多様な感情の種類が、無限に含まれている。
役者は「こんな感情でやろう」と準備していくのではなく、監督の「こういう演技をしてください」に従って表現する。
なので極端に言えば「自分の感情」は不要なわけです。邪魔ですらある。
それは俳優としての基本で、とてもとても大事なことだそうです。

で、このメソッドを病気で不安MAXな自分にあてはめてみる。
いったん「諸々の不安」を、横にどかす。引き出しに入れる。とにかく脳内から追い出す。私なら、本棚の一番上の奥にしまいこむイメージ。

そして「事実のみ」に向き合います。病気ならば「治す」ことだけを考える。
そうしたら、不安で心が疲れきるという弊害から、とりあえず脱却出来ます。
毎日毎日、不安を抱えて生きるということは、思ったより消耗するもの。ずっと悲嘆にくれるということは人間には実は出来ません。

「不安な感情はいったん横にどかす」、そして「事実に集中する」。
すぐに感情に支配されて我を見失いがちな私には、なかなか痛いアドバイスですが、昨日からのモヤモヤ感は「いったん本棚の一番上にしまっておく」ことにしました。

そうしたら、その分だけ心に空きスペースが出来る。そこに「楽しいもの」を入れる。
「身体が痛い」事実は変わらないですが、対処できることはして、それに対する「感情」でいっぱいにならないように。
このメソッド、なかなかオススメ。私も生かそうと思っています★
コメント
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